母の親友が遠方からお墓参りに来てくれる・・・感謝。: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年05月12日

母の親友が遠方からお墓参りに来てくれる・・・感謝。

心のけじめ

未だに信じられない、と言った状況なのが、母の幼馴染の親友。
それもそのはずです。
母の遺言で、葬儀は家族のみで、拡散しないでほしいとの約束を
守ったことで、見送りたくても見送れない方々が沢山発生した。

生前お世話になった方たちばかりで、今、冷静になって考えると
かなり失礼なことをしてしまいました。

その中の一人、東北出身の母が物心ついた時から常に一緒だったという
同性の幼馴染・・・同い年だが、母は妹のような存在だったようです。

母には実の姉が一人存在しますが、この方はいわば第二の姉。
母が病気を患い、入院していたことも知らされず、ひたすら隠し
通した母が、何かを隠しているという事にはいづいたものの、
肝心要の部分には気付くことが出来なかったと・・・

「気付いてあげられなかったことが悔やまれてなりません」

との言葉には、返す言葉もありませんでした。

時間が経ち、幾分心も落ち着いた中で、
やはり私の母である、親友がこの世からいなくなったという
事実を受け入れるには、それなりのけじめが必要だと感じた
様です。

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母が他界して、通夜葬儀を済ませ、一段落したところで
親戚から順に連絡を開始しました・・・身内以外の連絡先では
一番最初に連絡をした方もこの方でした。

驚きと、悲しみが、電話口から伝わってきました。
なぜ教えてくれなかったのですか？と攻めることもせず、
なぜ気付いてあげられなかったのだろうかという気持ちと、
なぜ貴方（私の事です）に連絡を取らなかったのだろうか
・・・・と、後悔の言葉しか出てきません。

以前、何かあったら息子の私に連絡をするからね・・・と
母から私の電話番号を聞き出してあったそうなんです。
実際、電話が掛かってきても、本当のことを話したかは
分かりませんが・・・。

そんな母の親友のお名前は子供の頃から知っていましたが
お会いするのはこれが初めて・・・。
母が軸となったこの出会い、ある意味、運命の出会いとなるのでしょう。

そのお方を母のお墓にお連れすることが出来る。
なんて幸せなこと・・・何と素晴らしいことでしょうか。
まだお会いしていませんが、約束は土曜日です。

母もきっと楽しみにしてくれていることでしょう。

母さんへ・・・
貴方の大切な親友は、必ず私がお連れします。
ちゃんと失礼の無いようにおもてなし致します。
ちょっとよそよそしい言い方になったけれど、
楽しみにしていてください。

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posted by satorich at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | お墓

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2016年05月12日

母の親友が遠方からお墓参りに来てくれる・・・感謝。

癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療