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2015年12月30日

末期・・・自らオムツを手にした母の覚悟

トイレに行くにも歩いていくことがとてもとても困難な母。
末期の肺がんで、息苦しさが日に日に悪化する。
と同時に、むくみも進行し続け、リンパマッサージだけでは
気休め程度の効果しか得られないといった状況です。

利尿剤の処方をして頂いた母は、トイレに行く回数が増えるはず。
そうなると当然、歩かなければならない回数も必然的に増える。
私がいる時間であれば、キャスター付きの椅子を車椅子代わり
にしてトイレまで運んであげることが出来るのだが、
誰もいない時間はどうしても自分でトイレに行く他ない。

今の母にとって、トイレに行くということはリスクを伴う。
高濃度酸素吸入装置を使用している母は、
常に吸入用のチューブがまとわりついている。
そのために、自宅内移動はそのチューブが脚に絡んで
転倒してしまうという可能性を秘めている。

また、歩いて移動するということ自体、現在の母には
重労働となっている上に、便座に座ったり、便座から
立ち上がったりという動作も全力を振り絞らなければ
ならない状況で、入浴はもってのほかです。

病気は母から大好きなものをどんどん奪って行きます。
とうとう一人でお風呂に入ることさえも奪い始めました。
そして今度は母のプライドを奪いに来ています。



それは・・・オムツの使用です。
母にとってオムツを履くということが・・・
オムツを履かなければならないということが、
母のプライドを激しく傷つけるのです。

少し前から、オムツの使用を何気なく促してはいましたが
母は頑なに拒み続けていました。
もちろん私だってオムツはしたくありません。
母の年齢は68歳になったばかり・・・
オムツをするにはまだまだ若すぎます。

そんな母が、自らオムツを手に取り自ら履いた。
これが何を意味するか・・・そこに母の覚悟が
感じられる。
覚悟ではなく、そこまで追い込まれたのだろうか。

身体が動かない・・・自分の限界に気が付いたのだろうか、
夜のトイレが大変だから夜だけでもした方が・・・
そのように促したのですが、母は一日中履いている。
よほど辛いのか・・・母から目が離せない・・・。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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