2020年01月30日
がんのシグナル
ある日を境に
父の入れ歯が合わなくなった。
歯科医いわく、
入れ歯とはそういうものらしい。
口内環境は日々変化するらしく
定期的に検査して
必要に応じてリサイズしたり
仕立て直ししたりする。
思い返せば父の使用していた入れ歯は
当時、母親他界前から思い返しても
4年以上そのままであった。
父が入所していた施設に
急いで歯科医を手配してもらった。
しかしながら、仕立て直しの調整が
上手く行かず四苦八苦。
半身麻痺の父親とのコミュニケーションが
上手く取れないことが一番の要因。
この一連の流れ…
これがすべて「がんのシグナル」だった…
父は末期の食道がんで手の施しようがない
手遅れの状態だった。
入れ歯が合わなくなったのは
急激な体重の変化が原因。
実際、父親が痩せてきていることは
気がついていたのだか
病的な痩せかただとは思わず
なんとなくスルーしていた。
それは入所施設の専属看護師も
気づくことが出来なかった。
ただそれが父にとって不運だったのか否か
それはわからない。
父は病気治療や手術が大嫌いで
そもそも大の病院嫌いの人だった。
治療の術がなかったことは
父にとっては不幸中の幸いだった
のかもしれない。
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