癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

今朝、お墓に立ち寄ると
誰かが訪れた形跡があった。

たぶん・・・姉だろう・・・そう思った。
お線香を焚いた後・・・そして
お供え物にはペットボトルのコーラがあった。

コーラ・・・ああ・・・そう言えば・・・
母はコーラが好きだった・・・。

母の事を忘れたことはない。
毎日毎日母の事を想い、考えている。
なのに・・・母が好きだったものに対する記憶が
薄れているような気がする時がある。

時間のせいなのか、自分の心の問題なのか、
はたまた、単純に記憶力の問題なのか。

今朝、お墓にお供えしてあるコーラを見るまでは
母が好きだった飲み物の一つとしてカウントできていなかった。
ショックのような・・・残念なような・・・
何とも言えない気持ちになった。

母が好きだったもの・・・思い起こせば沢山ある。
姉はよく気がつく人だ。
同じ母の子供でありながら、私は残念な息子だ。
気の利いたお供え物も出来やしない・・・。

毎日母の事を思い出す・・・そう言っておきながら
母の好きだったものに無頓着になってはいないか？？

なんとなく・・・少しずつ・・・
雑になってはいないだろうか・・・？

母にとって・・・自分にとって・・・
供養とは・・・今一度思い返してみようと思った。
姉のお供えしたコーラ一つが、私をそんな気持ちにさせてくれた。

AD