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2016年12月17日

誰かに肩を触られた感触

その時隣にいたのは妻

肩を触られた・・・。

結構しっかりと手のひらの感触を感じた。

心なしか手のひらの温もりも感じられた気さえした。

感触があったのは左肩。

私は椅子に座って本を読んでいた。

左隣に居たのが妻で、妻は録画していたドラマに集中していた。

突然の事だったので、その時の心境とか周りの情景が想い出せない。

ただ、左肩に手を置かれたような感触だけが残っている。

すぐに振り向いた私に、妻は無反応だった。

妻と出逢って20年以上経つが、

少なくとも今までの二人の歴史で、

妻はそういったつまらない行動はしたことが無い。

例えそれをしたところで、妻は真顔をキープできない。

笑いをこらえて何かを仕掛けるということに

めっぽう弱いことを誰よりも知っているつもりだ。

その時も、妻は急に振り向いた私に気付いていない位に

そのドラマに集中していた。

だとしたら・・・。

恐さも寒気も鳥肌も立つことはなかった。

ただただ不思議な気持ちだけが残っている。

妻が振り向いた私に「え!?何?」などという

言葉を返してくれていれば、「あのね・・・」

といって会話が続いたのかもしれないが、

それさえもなく、そのまま終了している。

気のせい・・・ということにして心にしまっている。

霊的な現象として語ろうと思えば

そのようにすることも可能だ。

なぜなら、今日は母の一周忌の法要の日だったからだ。

全ての事を済ませて、自宅でくつろごうかとしている矢先だった。

しかし、だからと言って話題にする気もなく・・・

誰にも話す必要もないと思いながらも

今こうして記事として書いている。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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