2021年12月05日
旭川のダイイチも大型チラシ投入...メガセントライアル旭川を意識?&競争激化する旭川市内
旭川市のダイイチでもA1サイズの巨大チラシを投入
前回、ウエスタン(アークス)が巨大なA1サイズのチラシを朝刊の新聞折込チラシに投入したと記事にしたが、なんと翌日の日曜日(2021年12月5日)には食品スーパーのダイイチ(本社:帯広)も似たようなサイズの大型特売チラシを朝刊の新聞折込チラシとして投入してきた。
ダイイチの場合は、5の付く日が「5の市」というダイイチ恒例の特売日なため、これに合わせての大型チラシとなった模様。
ダイイチに関してはたまにこのサイズのチラシを投入することがあったので、それほど珍しくはないのだが、やはりメガセンタートライアル旭川がオープンした最初の週末とだけあって、この時期の大型特売チラシはそれを強く意識していると言わざるをえない感がある。
結果的に旭川市内のウエスタン(アークス)とダイイチの両店はメガセンタートライアル旭川とリニューアルオープンのトライアル永山、トライアル神楽に対抗して特売チラシを出してきたことになる。
前回と同じ用にトライアル(永山&神楽)のチラシと比較すると、約2倍のサイズとなっている。もちろん両面フルカラーのコストがかかったタイプ。なお、メガセンタートライアル旭川では同じA1サイズの巨大チラシが入っているので、かなりこちらも気合がはいっている。
価格もかなり安い トライアル意識のダイイチ特売チラシ
特売の中身もかなり安く、興味をそそられるものがある。
一部を抜粋すると、チリ産のアトランティックサーモン(養殖・解凍)が100gあたり税抜125円。税込みなら135円だが、昨日のトライアルの特売チラシよりもかなり価格が安い。
参考までにトライアルのアトランティックサーモン。こちらは解凍ではなく生でかつ税込みだが199円。ただ、アトランティックサーモンとトラウトサーモンだと、脂のノリがいいアトランの方が高いのでそこまで一概には言えない部分があるが...
ウエスタン(アークス)も連日チラシを投入
ちなみに昨日あれだけ巨大なチラシを投入した旭川市のウエスタンパワーズだが、今日もチラシを入れている。
サイズは小さくなってA2サイズとなるが、それでも両面フルカラーでこちらもチラシにコストをかけている。
なお、昨日の記事には書いてないが、旭川市内ではウエスタンパワーズとそれ以外のふじスーパー&ベストプライスでは別系統でチラシが投入されている。今日も両方でチラシが投入されたため、
ダイイチ(左側)とアークス(右側)とで並べると実質同じサイズになる。昨日はウエスタンパワーズの方がA1サイズで、それ以外のふじ&ベストプライスがA2サイズだった。
競争激化した旭川市内の食品スーパー それ以外のライバルも?
メガセンタートライアル旭川のオープンおよびスーパーセンタートライアル永山&神楽のリニューアルオープンで競争激化が始まった旭川。実は食品スーパー以外にもそのライバルとなりえる存在を忘れてはならない。
まずは市内で店舗が比較的多い「DZマート」
画像参照元:リアルエコノミー
もともとは酒の卸売りとして事業を行っていたが、ある時期から低価格なディスカウントスーパーへ業態転換。最近は旭川以外の食品スーパーが無い北海道の過疎地にも積極出店したり、あえて既存のスーパーの隣に新店舗を建てる(コバンザメ戦略)など、旭川でもそのの存在感が大きくなっている。
取り扱いは加工食品、飲料、酒、一部生鮮などで、毎日ロープライス(低価格)がウリ。規模はかなり小さいが、ちょっとした買い物とか、大きな食品スーパーで買った後になにか足りないものを買い足すとか、あとは飲み物やお菓子、カップラーメン、アイスクリームや冷凍食品が毎日安いので利用している人も多いと思う。
2021年12月現在、旭川市内では9店舗、市外に12店舗の全21店舗を構え、生鮮を取り扱う青果PCも持つなどちょっとした食品スーパーにもなってきている。業績も2018年9月期だと売上高51億5000万円、経常利益も1億円を達成するなど業績は好調だ。
これ以外に旭川市のツルハドラッグも忘れてはならない存在。ツルハは旭川市が創業の地とだけあって、かつ最近は他のドラッグストア(サッポロドラッグストアー)との熾烈な開店競争を繰り広げたせいもあって市内に50店舗以上もお店を構える特殊な地域となっている。
ちなみに人口が旭川の約5倍以上ある197万人の札幌市で店舗数は約2倍の107店舗だから、その多さはかなり特殊である。
画像参照元:リアルエコノミー
そして最近のツルハドラッグ(ツルハに限った話ではないが)ではちょっとした食品も扱うようになってきており、昔のように「食品を買う=食品スーパーだけ」という時代は終わったように思える。
このように旭川市内では食品スーパーそのものが乱立し、かつそれ以外の業種からも食品スーパーへ参入が相次ぎ熾烈な競争となっいる。そこに新たにトライアルが心機一転で攻勢をしかけてきたことにより熾烈な競争がスタートすることとなった。
まぁ利用客にとっては安い店が増えて嬉しいと思うけど、その分そこで働く人の賃金へも影響されるだろうからちょっと複雑な気持ちもあるにはある。どちらにせよ、今後ますますその傾向が強くなることは確かだと思う。
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