2017年10月09日
旭川市で自転車の青色矢羽(ブルーレーン)を試験的整備
およそ今から2年前に参加した「旭川市自転車ネットワーク計画」に関する懇談会。これに関連する自転車の走行環境がようやく試験的に整備された。試験的にというのは大々的に整備したのではなく、長さが1キロ程度でかつここ一箇所でさらに反対車線のみのため。道新によれば2019年度より本格整備を開始するとのこと。というわけで短い距離のブルーレーンだが実際に現場を見てきた。場所は市内中心部の4条1丁目付近のトヨタもしくは生協がある交差点から忠別橋あたりまで。
写真のように道路左端の路肩に当たる部分に矢羽もしくはブルーレーンというタイプのペイントが施された。ちなみにこのタイプのやつは道交法には関係のないタイプで、自転車は絶対にそこを走らないといけないという縛りは無い。ただ、自動車のドライバーに対してそこを自転車が走るという効果が望めるもので専用の自転車レーンが構造的に整備できない場合や予算的にも厳しい場合ではよく用いられる。
旭川市の場合というか北海道では冬期に溶け切らずに滞留する積雪があり、仮に自転車専用レーンとしてしまうと積雪がある場合、自転車レーンの区別がつかなくなりかつそこは絶対に自転車しか走ることができずスペースが無駄になってしまう。特に一年の半分ぐらいは積雪で自転車にまともに乗れなくなってしまうので、構造的に隔離するのは厳しい。そこで札幌市と同じく法的拘束力のない矢羽(ブルーレーン)を整備することにしたようだ。これであれば雪のない時期はブルーレーンとして。雪のある時期は従来通り降り積もった雪の一時的な体積場所として有効利用できる。なお、旭川市のスタンスとしてはすべての自転車を車道に走らせるのではなく、車道を走りたいユーザー(スポーツタイプの自転車)は車道を。子供やお年寄り、車道が怖いユーザーは従来通り歩道を走ってもいいというスタンスで、ガチガチの自転車レーンでない点に注意。もちろん歩道を走る場合は徐行や歩行者優先、車道寄りなどルールの徹底や周知などもネットワーク計画に盛り込まれている。
さて、ちょっと前置きが長くなったが今回見てきたレーンを見てみよう。1枚目のはスタート位置のもので、ママチャリに乗った人の絵がペイントされ、その奥に矢羽があった。2枚めは同じ位置だが、大型車が脇を通ったときのもの。実はここは国道12号から富良野市に続く国道237の入り口付近で普通車はもちろん大型車も結構多い道。路肩自体もめちゃめちゃ広くはないので通る人は限られるかもしれない。3枚目はペイントされていない交差点反対側。向かって右手奥に旭川トヨタの建物がみえる。
長さ的には信号3つ分。長さにしてGoogleMapで図ってみると1kmにも及ばなかった。
上の写真は信号手前につくられた青い停止位置。ここで自転車は止まるのだろうか?
振り返って後方の写真。
忠別橋の手前付近で矢羽(ブルーレーン)は終了する。こんな感じでかなり試験的なものだったが市内で初(記憶している限りでは北海道としては札幌市に次いで2例目※層雲峡を除く)となるブルーレーンで来年度以降の本格整備に期待したいところ。ちょっとこの道路は主要国道のためあまり走りたくないが、ここよりも路肩の広い市道や道道が市内にはあるためそこであれば車道を走ってもいいかなと思う部分があった。
場所はこのあたり。
写真のように道路左端の路肩に当たる部分に矢羽もしくはブルーレーンというタイプのペイントが施された。ちなみにこのタイプのやつは道交法には関係のないタイプで、自転車は絶対にそこを走らないといけないという縛りは無い。ただ、自動車のドライバーに対してそこを自転車が走るという効果が望めるもので専用の自転車レーンが構造的に整備できない場合や予算的にも厳しい場合ではよく用いられる。
旭川市の場合というか北海道では冬期に溶け切らずに滞留する積雪があり、仮に自転車専用レーンとしてしまうと積雪がある場合、自転車レーンの区別がつかなくなりかつそこは絶対に自転車しか走ることができずスペースが無駄になってしまう。特に一年の半分ぐらいは積雪で自転車にまともに乗れなくなってしまうので、構造的に隔離するのは厳しい。そこで札幌市と同じく法的拘束力のない矢羽(ブルーレーン)を整備することにしたようだ。これであれば雪のない時期はブルーレーンとして。雪のある時期は従来通り降り積もった雪の一時的な体積場所として有効利用できる。なお、旭川市のスタンスとしてはすべての自転車を車道に走らせるのではなく、車道を走りたいユーザー(スポーツタイプの自転車)は車道を。子供やお年寄り、車道が怖いユーザーは従来通り歩道を走ってもいいというスタンスで、ガチガチの自転車レーンでない点に注意。もちろん歩道を走る場合は徐行や歩行者優先、車道寄りなどルールの徹底や周知などもネットワーク計画に盛り込まれている。
さて、ちょっと前置きが長くなったが今回見てきたレーンを見てみよう。1枚目のはスタート位置のもので、ママチャリに乗った人の絵がペイントされ、その奥に矢羽があった。2枚めは同じ位置だが、大型車が脇を通ったときのもの。実はここは国道12号から富良野市に続く国道237の入り口付近で普通車はもちろん大型車も結構多い道。路肩自体もめちゃめちゃ広くはないので通る人は限られるかもしれない。3枚目はペイントされていない交差点反対側。向かって右手奥に旭川トヨタの建物がみえる。
長さ的には信号3つ分。長さにしてGoogleMapで図ってみると1kmにも及ばなかった。
上の写真は信号手前につくられた青い停止位置。ここで自転車は止まるのだろうか?
振り返って後方の写真。
忠別橋の手前付近で矢羽(ブルーレーン)は終了する。こんな感じでかなり試験的なものだったが市内で初(記憶している限りでは北海道としては札幌市に次いで2例目※層雲峡を除く)となるブルーレーンで来年度以降の本格整備に期待したいところ。ちょっとこの道路は主要国道のためあまり走りたくないが、ここよりも路肩の広い市道や道道が市内にはあるためそこであれば車道を走ってもいいかなと思う部分があった。
場所はこのあたり。
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