2021年12月28日
【新体制で冬の悩み解消?】旭川市が2021年度シーズンの除雪方法を見直し
新市長の公約通り除雪体制が強化&見直し
今年の9月に長年続いた西川市長から今津市長へ交代した旭川市。その市長の公約としても掲げられていた除雪体制がこの冬から変更される。
新聞やニュースなどでは排雪を2回に増加とか、昼間も除雪をする、豊富な予算を確保したなど報道されていたが、NHKニュースではもっと踏み込んだ報道がなされていた。NHKのニュース内容も含めてご紹介する。
2021年度・旭川新除雪体制の主なポイント
まず、これまでの除雪では市内9つの地域に分類されていたものを4つに集約し業者に委託。これにより同じ地域内で除雪が速く終われば、ほかのところへ応援に行きやすくなるなど除雪の質と効率化をアップさせた。
さらに昨年は異常気象の影響なのか、2月に大雪の後雨が降るという急な暖気となった日が発生。
画像参照元:NHK NEWS WEB
これにより市内あちこちでザクザク道が発生。車のタイヤがスタックし、立ち往生する車が続出した。
画像参照元:NHK NEWS WEB
このザクザク道によるスタック続出も含め昨年市内に寄せられた除雪に関する苦情は例年の6倍となる1万件以上もの苦情が寄せられた。
画像参照元:NHK NEWS WEB
そのため旭川市では今年から試験的に市内4つの町内会でこれまでの圧雪による除雪方法を改め、圧雪路面を15cmまで削る作業を追加した(※来年1月からモデル地区のみ実施)。
これにより急な暖気や雨によりザクザク道となるものの、通行ができる程度のザクザク道に抑えることができ、昨年のようなスタックの心配がほぼ無くなるとしている。
このほか生活道路の排雪回数を昨年の1回から2回に増加。道路脇に堆積する雪を少なくするような体制を取る。
また、現在では夜間のみ行っていた除雪を昼間も行うようにし、雪が積もってから除雪するまでの時間短縮をはかる。
除雪体制強化に関するお金はどこから?
今回の新体制による排雪回数の増加分に伴う予算は、前年度の繰越金と市職員のボーナス減給により確保したとしている。
ただし、今後もこのような新体制を継続的に行うには、増加分の予算確保のため新たに国の交付金など確保する必要があり、かつ人員確保なども含めて今後の課題となる。まずは今年新体制で試してみて来年どうなるかを見極めるといったところか。
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