2021年12月13日

S君のこと

部活が始まって間もなく、中2のSが連行された。

外部のグランドに学年の先生がやってきて、学校に取れ戻したのだ。
聞けば、午後の授業をさぼり逃げ回っていたらしい。それでいて、部活に来たものだから要指導となったわけだ。

私は、午後休みをもらっていたので、全然知らなかったが、「授業に出ないで部活に参加する」のは許されない。

Sはまだまだ自分のことしか考えられないのだ。

嫌なことからは逃げる。
怒りを溜めて、あるとき爆発させる。
責められると、まず自分を正当化する。

精神状態は、小学校に上がる前の子どものようで、体だけが中学2年生になったような感じだ。
もちろん、発達の偏りはある。
公立校なら、普通学級に置いておけない生徒なのだろう。

それでも私は、他の生徒と同じように扱う。

いずれは、自分の性質を強く自覚して、それを矯正してゆく努力を重ねなければ、社会で困ることになるからだ。

そのためにも、集団生活内での社会性、人と人との関わり方については、徹底的に厳しく言う。

たとえ脳の機能的には厳しくても、心の部分には訴えかけたことが伝わることを信じていつからだ。

Sは困ったときにはヘラヘラ笑い、自分を誤魔化そうとする。
正確に言うならば、自分でどう対処してよいか分からないから笑うのだ。

だが、それが抑えきれなかった場合は、次の瞬間怒りが爆発し、暴れ出す。

結局、自らの心のコントロールがうまくいかないのだ。

基本的には、さぼらず毎日部活にやってくる。
一生懸命プレーもする。
大きな声も出す。

いいところ、成長している部分はあるのだ。

だから私も関わっている…。
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