2021年12月07日

漬けものじじい

この歳になって初めて「柚子大根」を作ってみた。
一週間弱ほどの仕込みで、今日、二人の先生方に毒味してもらった。

「おいしいかった」とは言ってもらえたが、自分では納得できない。
だから私が何かを作ってお渡しするときは、たいてい、「不味いよ」と言う。

「ちょっと味、変だったよ…」、と言わせないための防衛策だ。

先日、白菜の本漬けも行ったが、数日経って、大分「いい匂い」がしてきた。
「こっちは自信作になるかな?」、と思いつつも、お渡しするときは、きっと「不味いよ」と言うのだろう。

人に物を渡すときに、「不味いよ」というのは失礼なことだろうが、それはそれで、私の卑屈な性格をご理解してのことなので、私は甘えている…。

漬けものを作ることが楽しくなったというのは、「私も歳をとった」、ということだろう。
「地元の野菜で、いろいろ作ってみたい」、という思いもあるが、「いろいろ実験してみたい」という気持ちもある。冬場のささやかな楽しみだ。

夏に漬けたキュウリの塩漬けも食べられるようになった。
塩の中にキュウリを入れただけのものだが、漬物石で押しつぶされ、ペラペラになったキュウリを一昼夜塩抜きして食べる。

田舎ならではの保存食だ。
地元の人に教えてもらった通り、私はマヨネーズをつけて食べる。
合わせて入れたミョウガも美味だ。

いずれも大きな樽で漬けているので、人に差し上げなければ食べきれない。

どうやら「食卓から漬けものを欠かさない」生活が訪れつつあるようだ。

いずれ「頼まれて作る」時代が来るのだろうか。

「おいしさのためには手間を掛けよ。」
そんな声が聞こえてくるようだ。


「稼ぐためには手間を掛けよ」と置き換えてみる。
商売でも同じなのだろう。
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