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豆まめケアマネ
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2021年08月14日

仕事としての介護



男性介護者は介護を抱え込みがちに見える

今まで出会ってきた男性介護者のうち
半数以上は、介護を自分の仕事のように考え
頑張りすぎる傾向があった

仕事なのできちんとする
仕事の達成感や責任感を体験してきた人ほど
自分がきちんとやれば上手くいくと思いがちである

けれど
現実の介護はそうはいかない

仕事として、介護をしている人は、
8時間頑張れば、あとは自分の時間があり、休息できる

仕事で介護をして疲れて帰っても
家に戻れば、ゲームをしたりお酒を飲んだりできるのである

ところが、在宅介護となるとそうはいかない

仕事の時のようにきちんと仕上げたいと思っても
「介護」の特性上、絶対にそうはならない

人は生きているし、休みなく続いている

予想外の動きも事態も発生するし
完璧に仕上げることは不可能なのである

一番困るのは、休まる時がないということ

サービスを利用していたとしても、
24時間365日の介護は継続するのである


介護と子育ては、よく似ていると比較される


どちらも担う人を拘束するし、年単位で自由が奪われる

けれど大きな違いはある

子育ては終わる時期が予測できるし、未来への投資に近い
子どもの成長は励みにもなるしモチベーション維持につながる

一方、介護はというと
終わる時期は予測できないし、終わりは永遠の別れであることが多い
身近な人が、徐々に老いていく姿を見ることは、
生きる意味を問いかけられるようで、時に苦しい

介護は、
命の終わりに寄り添い、最後の瞬間までその人らしくあるための手助けをするという
人間にしかできない尊い行為なのである

それを仕事にしている私たちでさえ、
毎日、色々な感情が生まれて、消えていく

それを、単なる仕事として割り切り、処理するには
あまりにも色々な思いが交錯するのである

だから

家族として介護をする時に、
仕事のような効率や、やり終えた後の達成感だけを求めるのは
危険だと思う

ある意味、いい加減くらいがちょうどいいと思って欲しい

仕事としての介護をしていても
ストレスは溜まるし、腹も立つ

時間で区切られ守られている介護職でさえそう思うのである

だから、

介護者はちょっといい加減で、自分に甘くして欲しい

事故や事件、精神的なストレスを溜めないためにも

緩やかで「大雑把介護」な介護を目指してほしい

自分を休ませてあげること、
自分に優しくなること

それが

「介護」を円満に終えていくための必要項目である


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