アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2021年08月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
豆まめケアマネさんの画像
豆まめケアマネ
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2021年08月04日

家族の歴史

家族関係を考える (講談社現代新書) [ 河合 隼雄 ]

価格:902円
(2021/8/4 22:32時点)
感想(1件)




介護の仕事をしていると家族について考えることが多い

要介護状態になるということは、原因が加齢であれ病気であれ
今までとは違う関係性が生まれるということである

今までは一人で全部できていたのに
誰かの助け無しでは生活できなくなるということ

そしてそこに生まれるのは、新たな関係性と
そこに至るまでの家族の歴史が明らかにされていく

たまに、義理の関係であっても、実の親子かと思うような
嫁と姑がいて、驚くことがある

この場合は、姑が要介護状態になる前から嫁を可愛がっていたため
嫁が厭わずに義母の介護をする場合などである

最近よく見るのは、
実の親子であっても、それまでの関係性が不良で
いざという時に頼れない
あるいは
子どもが嫌々ながら親の介護をするというケースである

こんな場合、親が認知症になっていたりすると
介護関係者は本当に苦労する

いざ、何か調整をするにも家族の理解が得られなかったり
家族判断を拒否されることもある

病院へ行くとか、治療をするとか
命に関わる状態の時ですら
関わりたくないというほど破綻している親子も実際に存在する

それを無理に、「親子なんだから、してください」とは言えない

親子であろうと、血のつながりがあろうと
拒否しないとならないほどの歴史が
積み重ねてきた歴史が存在するのである

アセスメント面接を進めていくと
子ども側の、幼い頃の心の傷が見えたり
反対に利用者さんの子供への失望が見えることがある

そんな時にはどうするか

今の関係や現状をありのままに受け止め
これから何をしていくべきなのかを考える

何を確認し、どの部分を強化して
不測の事態に備えていくのか

関わらない家族には、今後のリスクを伝えた上で
どこまでのサービスを事業所側に望むのかを確認する

家族の歴史は根深く
時間をかけて出来上がった関係性を揺らすことは
すぐにはできない

個々の幸せのための福祉ならば
不幸にならない方法を選ぶことが大切

お互い距離を保つことが幸せなのであれば
関係を断つ勇気も必要なのではないだろうか

一緒にいて不幸になるくらいなら
幸せになるためにお別れすることも有りかもしれない

どんなに近くにいる家族であっても


9A785CB9-D65F-4D6A-A972-4D787948BB50.jpeg
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。