4ドアクーペはスタイリッシュで実用的、私にとってはまさに理想の車です。
既存のメルセデス・ベンツデザインからガラッと変わり、プレスラインが少なく丸みの帯びたデザインと長めの吊目のライトは好みが分かれるでしょうね。(私は結構好き)
ショールーム映えする、ヒヤシンスレッドのCLS450 4MATIC。
真正面から見ると、やはりメルセデス・ベンツだな、と感じさせるものがあります。
ここ数年のメルセデス・ベンツのセダン系はどれもほとんど見分けが付きませんが、流石にCLSは全然違います。
2011年当時は先代CLSのカッコよさにはかなりの衝撃を受けましたが、今回はそこまで惹かれるものはなかったというのが正直なところです。人と同じで、車に「惚れる」ということはよほどのことでない限りありません。
ホイールはAMGデザインの19インチを装着。タイヤはSPORT MAXXでした。しかしらスタイリッシュなボディに19インチだと寂しく感じます。20インチにしたいところ。
ただ、内装の質感はやはりいいですね〜(見た目はほとんどEクラスですが)
日本に輸入される、多くの車両には「ナッパレザー」を装備したエクスクルーシブパッケージが装着されているようですがこれは正解!
とても質感が高いです。
メルセデス・ベンツの標準レザーの質感はそれほどではありませんが、オプションの「ナッパレザー」になると一気に質感が上がりますね。
CLSのナッパレザーも海外の家具ブランドメーカー(CassinaやB&B Italia等)で使用しているレザーような上質な香りとマットな質感の表皮仕上げがとてもいい感じでした。
ステアリングも良いです。
デザイン自体は余り好きではないのですが、その質感、触り心地、操作しやすいタッチセンサー式スイッチ。
デコラティブパネルは1種類しかありませんが、大変質感が良いので満足度は高いのではと思います。
それにしてもパネルの面積の広さは凄い・・・とはいえ、どのCLSも全部同じ仕様というのが残念です。ブラック系以外のパネルもほしいところ。
そして、スピーカーグリルといい、サテンメッキ調のスイッチといい、「魅せる」のが上手ですね。
(私的にはゴテゴテしているのでこのパワーシートのスイッチは好みではないですが)
内装の質感は高いものの、アウディA7やBMW6シリーズもそうですが、内装が基本的にセダン系と同じなのはちょっと残念。
CLSのそれもEクラスとほぼ同じなのでもう少し工夫があると所有感が湧くのですが。
なお、48V車とはいえ、アクセサリーソケットにはちゃんと12V電源が来ており、既存のカーアクセサリーは使用可能でした(前後席とも)
希少色と思われる、「ルビーブラック」のCLS450。
クリアランスランプのつぶつぶ感がなくなったのはとてもいいですね!
テールランプの点灯状態は、先代が衝撃的なデザインだっただけに驚きはありませんが、Eクラスとは大きな違いがありますね。
CLS450の「ISGシステム」にはすごく興味があるので、ぜひ試乗はしてみたいのですが、FRではなく、4輪駆動(4MATIC)ですし、現時点では一目惚れのときに感じる「ビビッ!」とくるものはありませんでした。先代CLS、アウディA7にはそれがあったのですが・・・
しかし、あらためて次に買うならやはり4ドアクーペは好みと思いました。
現行のレクサス車には4ドアクーペ車は存在しませんが、BMW6/8シリーズも含め、4ドアクーペはスタイリッシュでとても華があり、実用性も兼ね備えたジャンルの車で、以前のようなニッチ市場の存在ではなく、一つのジャンルとして確立してきたのではないでしょうか。
近々発売される「Audi A7」にも期待です。