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2017年04月19日

かたわ少女 プレー日記2 池沢華子シナリオ〜一見テーマが壮大に見えて、ただの少女漫画的お話〜

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▼かたわ少女、華子編攻略。難易度も低いし、フラグ立ても分かり易くて遊びやすかった。システムも当時のゲームとしてはなかなかに親切。ただしバグやエラーが多くて大変だった。強制シャットダウンも何度か発生したので、セーブは小まめに取るようになった







▼かたわ少女をかなり変わったゲームだと位置づけていたが、正直、良くも悪くも一般的なギャルゲーのフォーマットに、フワっと障害をテーマとして当て嵌めただけ





面白かったが、今のところ、良作ではあるが名作ではない。華子シナリオに関しても同じ評価で、80点くらい




▼ただ、テンションや作風はギャルゲー、エロゲーでは有り得ないくらいローで、おかしな語尾で喋るキャラや、乱発されるギャグなども一切ない(せいぜいミーシャくらい)。主人公は不整脈なので叫んだり暴れたりするシーンがなく、雪の様にクールな男。これも他との違い。






唯一それっぽいのは悪友キャラの健二だが、こいつが本当に曲者で存在意義が全くなかった。全裸で登場したりギャルゲー的なヨタ話をするのだが、これが内容とまるで関係ない上にとてもつまらない。共通ルートでは、ほぼキーボードを連打した。








はっきりいって健二のキャラはこのかたわ少女では浮いてしまっている。弱視以外の障害があるのは確実だが、それもなぜかクローズアップされない。ミーシャは可愛いし役割もあるのでまだ許せるが健二は本当に存在意義がない。健二がいなくてもこのかたわ少女は成立するであろう、というくらいには




▼また、本作は日本を舞台にしているが日本版が最後のリリースだったようで、和訳におかしい部分がある。かつ、日本としてはありえない描写が多い。未成年が平然と飲酒するのもおかしいが、飲酒運転はもっと最悪だろう。そもそも犯罪だ。しかも作中でエリートビジネスウーマンがそれをやっている。向こうではこんなのがCOOLなんだろうか?






そんな翻訳テキストは、センスがある部分も多いが、読みづらくて通常より時間がかかった(それにしても、初回6:30のプレータイムはフリーゲームとしてはありえない超ボリュームではあるが)







▼だがクオリティの高さはフリーゲームとは思えない。グラフィックや音楽の完成度は高いし、なんとムービーまである。ヴォイスがないこと以外は、完全にフルプライスのゲームといっても遜色がないデキ。しかもムービーは結構質も高く、数も多い。(ムービーを見るとタイトル画面に、ムービーシーンのヒロインの絵が追加される。こういう演出はよくあるが、クリアではなく進行だけでなるのは珍しい)





▼最終的に多くのキャラが出るが、キャラデザ担当が複数いて絵のタッチも違うので頻繁にキャラの顔が変わって違和感があるのは、統一して欲しかった(他のゲームにもいえることだが)。美貴なんてアイマスのキャラみたいだ





▼開発者チームは一応ノンプロのようだが、本職はなんだろうか。何をやらかしたか知らないが、ツイッターも凍結されているし、ペンネーム(?)ばかりなので、余り調べる気にもならない(検索しても出ない可能性があるし)。




もし無報酬でこれをやったなら凄い意識の高いクリエイター集団だ。普通なら開発途中で資金難や意識の違いで間違いなく分裂するだろうが、見事完成させてみせた。そういう意味では物凄い傑作だが、まあそういうサービスを抜きにして感想を書いてみる。




▼まず華子からプレーしたのは、外見に障害を持っている恋愛モノのヒロインは、どのメディアでも他に知らないから、ゲームで新しいタイプのシナリオが読めると思ったから。(聾唖や盲目のヒロインはむしろありがち)

「自分の恐れに向き合える?」という象徴フレーズに惹かれたから(これをクリックすると各ヒロインのキャラ紹介に飛ぶ公式サイトの作りはセンスがいい)


だからこのかたわ少女という作品そのものを象徴するヒロインなのかな?とね





▼華子の外見上のケロイドの障害だが、まずこれが主人公から見た恋愛の障害にはなっていない。


主人公の乗り越えるテーマかと思ったけど、主人公、全くこれを気にしない。17歳のメンタリティとしては凄すぎる。ありえないほどに



よって、大きく障害者がヒロインのゲームだ!とクローズアップするほど、外見上の障害に意味が無かった。むしろそれにより性格が変わってしまった華子と、それによって影響する主人公との恋愛観…これのほうが余程重要だった。




障害によって出来ることと出来ないこと、という議題に発展するかと思われたが、華子はそれも周りのフォローで案外難無くこなしてしまうしね





▼つまり極端なことをいえば、華子の障害が何であれ、特に影響されないストーリーであり、ケロイドに必然性が無かった



しかも誕生日に執拗に怯えるのは、かつて誕生日に火事が起こって…というケロイドに必然性を持たせたものだと予想したら、一切関係がなかった。これには非常に拍子抜けした







▼また、作中のキーワードを今一使いこなしてないことも気になった。やはり気になるのは岩魚子の存在。まさか結局、最後まで登場しないとは思わなかった。




唯一の出演である手紙も、結構真意がある感じなのに、主人公は余りにも勝手な自己完結をしてしまうし、華子も嫉妬の対象にしていたのに、こんな雑な扱いでいいのか?と甚だ疑問。




障碍者の主人公を受け入れようとする健常者のサブヒロイン、そこに障碍者のヒロインは絶大なコンプレックスを感じてしまい…という三角関係のほうが面白かったのではないか。






▼一番重要そうだった誕生日。これもあっさり過ぎ去ってしまう。リリーはスコットランドに行ったきり全く登場しないし、晃は出る必要もない。そして、一番重要である華子の素顔、これを見ることが結局最後まで出来なかったことが、一番ダメなお話。



セックス中に汗で髪が顔に張り付いているという描写に非常に萎えた。そこで初めて華子の本心と素顔に触れる(どちらの意味でも)話かと思ったのに。1シーンのみ華子の素顔が見えるシーンもあるが、作画の都合で傷が薄くて違和感あるし







体を見せてセックスするより、素顔を見て会話することのほうがテーマ的に重要じゃないだろうか?結局ここに、これは単なるエロゲーなんだなと興醒めした





そもそも恋愛としての描写が弱い。これでは恋愛というより、ただの共依存では?







▼華子にも結局好きと言って貰えなかったしね(主人公はわざわざ華子に好きと言ってない事を気にしていたし、それが話の流れだったのに)



そう思わせる原因としては、作中の時間経過が非常に短くて、華子がたった一週間で主人公に好意的になる大きなトラウマと障害を抱えて壁を作ってる割には、案外チョロインであることが言える。(その割には付かず離れずを繰り返すgdgdなシナリオ)




ファストネームで久夫くんと呼ぶようになったのは、いきなり距離を詰めて来て驚いた(他にもファストネームで呼ぶヒロインはいるが、華子は他のヒロインルートでは、主人公を苗字で呼ぶシーンがある。この差別化にはかなり吃驚)。1話共通ルートが短いせいもある



▼インパクトだけでいえば、寧ろバッドエンドが中々にキツかった。2番目に見たのはノーマルエンドだったが、てっきりこれをバッドエンドと思ったので、なんだこれバッドエンドなの?内容的にはノーマルエンドだな、って思っていたら、まさか本当に強烈なバッドエンドが待っていたとは…これは鬱ゲーですわ




むしろノーマルエンドは男女の関係とはいえない庇護愛のままだが、これはこれでありだと思う。華子も積極的だし、プレゼントのチェスを使うのも実はここだけ



3つのEDが全部同じテーマで描かれており、ハッピーエンドの後だとバッドエンドの華子がキレた理由がよくわかる構造は良かった






▼色々書いたが、成人向け恋愛ゲームとしては非常に高い水準。ただ、期待していた障害をテーマにした崇高な描写や、感動がなかった。泣きゲーだと思ったのに。



特にフリーゲームなのでセックスシーンの局部にモザイクがない。これは驚いた。雑だがちゃんと描かれている。クリトリスっぽいものまで描かれてるのも初めて見た。


開発者ブログによるとこれでも修正されてるようだが、ではもうDLできないであろう旧バージョンはどんな絵だったのかとかなり気になる。画像も検索したが発見できなかった


日本版のみ修正というのが、日本のゲーム業界の規制のキツさ、狭苦しさが如実に現われている。一体何のための同人ゲームなんだか

(後々モザイクを確認したら、申し訳程度に局部に縦線が引かれていた。まさかこれ?これだとしたらほぼモザイクになってない)



スタッフロールが、開発中の絵というのがいかにもワケあり紆余曲折同人ゲームっぽい







▼華子が恋に積極的になるラストシーンは非常に綺麗だった。主人公をリードするのもこのシーンだけ。

ああ、ここから本当の意味で2人の恋愛が始るんだなあ…というラストで、道行く人が照れていたり、背景がピンボケする演出を使ったり、これはまるで映画のようだ







ケロイドが見えないアングルなのは、スタッフの良心か…





2017年04月12日

かたわ少女 レビュー感想 プレー日記1〜異彩を放ちまくりの一作〜

優しい世界_No-0008.jpg







今更ながら、かたわ少女をプレーしています。





火の玉ストレートなこのタイトルのゲーム、内容はヒロイン全員が障害者の恋愛アドベンチャーで、発表当時ネットで話題になったので、鮮烈に覚えている





リリースまでかなりの年月を要しており、また、開発には紆余曲折もあった。






まず2008年の2月に海外サイトで発表があり、それを日本のサイトが取り上げたことで知られるようになったと記憶している。






「海外のおたくが製作中の同人ギャルゲー「かたわ少女」がすごい」などのスレタイだった







当時の痛いニュースなどは既に削除されており、ネットアーカイブでも見れないが、斬新だと概ね好評だった
http://www.new-akiba.com/news/post_14092
http://dekubar.blogspot.jp/2008/02/blog-post_08.html









これが同人とは「すごい」という総評だった










そのときの絵がこれ。既にインパクト絶大。





一部キャラクターの立ち絵というか、キャラデザが変更前だ
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NOCCHIというか、大槍葦人っぽい
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だが、11月に公式サイトを発表した時は、その余りのグロさにか好評が一変、叩かれるようになってて、密かに支持していた私はお気に入りのゲームが叩かれててガッカリした
http://www.new-akiba.com/news/post_17516
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1227007412/
http://a-park.hatenablog.com/entry/20081114/p1










どうやら、不謹慎なゲームであるとの扱いを受けるようになってしまっていたようだ。





だが数年後体験版や日本語版がリリースされるやいなや(まだ発売してなかったの?とか言われてたな)、その完成度の高さに評価がまた好評に戻り、リリース後は更にブレークした、というのは私の認識による作品説明と発売までの経緯








そして、それだけペラペラ説明できるのに、やろうやろうと思いながらも多忙でプレーできなかったかたわ少女を、とうとうプレー。












まず起動直後、綺麗な音楽に引き込まれる。






そして主人公は、呼び出された女の子に告白されている最中、発病してしまい、倒れる。そして障害者の集う学校へ行くまでがプロローグ、ここまで、僅か3分






既にこれだけでハマっていた






冒頭の引き込み方は相当に上手い。ここまで引き込む冒頭もなかなかないでしょ














そして転校初日。

新しい学校生活、頑張るぞ!

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あっ…(察し






かたわとは身体障害者のことではないのか?知能の場合タイトルの少女からは例外になるんだろうか(リリーシナリオによるとこの学校に知的障害者はいないらしい…では彼は一体…?)






トゥハート2の小牧愛佳もおるやん。






まあ、パッケージソフトでは発売不可能であろう余りのパンチの嵐に、冒頭から既に完クリ満々になってます。


オラワクワクしてきたぞ!

2017年04月08日

ib レビュー感想〜前半は一流のゴシックホラー。後半は残念三流サイコホラー〜

面白かった。



とてもフリーゲームとは思えない。これまで遊んだフリーゲームで、一番怖かった。ただし前半だけ(後述)




闇の世界の美術館に閉じ込められたヒロイン(少女が主人公なので、ヒロイン=主人公イヴ。ヒーロー=相棒のギャリーとします)が仲間と一緒に外の世界に脱出するという、まあよくある設定とお話。




メインキャラクターはたったの3人で、しかも主人公のイヴは喋らない主人公なので、会話シーンはほぼ仲間のギャリーとメアリーだけなのだが、キャラが立っていてとても面白い。




特にギャリーはホラーゲームでは珍しいオネエキャラのヒーローで、力があって重い物を動かせる設定もあり、頼りになる。


ビビリな割には子供の主人公を心配するという優しい奴で好感度バツグンキャラだった。こんな嫌味の無い相棒、珍しい




主人公が9歳児で難しい漢字を読めない設定なので、文字が??になったり、ギャリーが仲間にいるときだけ読めるギミックは面白かった





メアリーと一緒のときは、メアリーは一切文字に反応しない。恐らく人形だから読めないのではないか。



これを伏線のつもりで敢えて描写しなかったなら、非常に上手い







ギャリーが仲間になった時点で実はホラーとしてかなり怖さが低下していたのだが(メアリーが入ったときは、更に)ここは解釈が困難なジレンマだと思った





やはり特筆すべきはホラーとしての怖さ。



特に前半はバイオ的なビックリ箱、オバケ屋敷的脅かし方で、歩いているだけでもガンガンビビらせてくる。


数分に1度のペースでホラーギミックがあるので、このペースで飛ばして大丈夫か?とさえ思った




……思った、が、残念ながら悪い予感として当たってしまった



後半はそういったホラー要素を排除し、豹変し本性を表したメアリーから逃げるだけの鬼ごっこゲームになってしまい、バイオ的な「そこを歩く恐怖」は一切無くなってしまった。









クレヨンで描いたフィールドは折角面白いのに、ここでも最後までホラーギミックは無く、本当にただ歩くだけだった。



豹変したメアリーも特に怖くないし、後半のgdgdは本当に残念だ。傑作に成り得ただけに惜しい。



作者はかなりのセンスの持ち主だが、狂気を描くセンスはまるで無かった。メアリーが突然「はははははっはは」的に豹変するのも、ありがちで笑ってしまったほどだ。




これは恐らく、本当に書けないのではないか。前半でホラーのネタを使い果たしてしまった所為で、苦肉の策だったように思った





ゲームバランスも悪かった。前半はすぐゲームオーバーになってしまうし、謎解きの難易度も、かなり高い。公式には初心者でも遊べるとあるが、ムリだろう





評価、前半90点、後半60点。グッドエンドの余韻がいいので、良作認定して、85点くらいはあげたい。






しかし、ギャリー、一体何歳なのか。9歳のパパに見られるくらいだから30代の筈だが、設定では20代らしい…

ライターも使い込んでいる設定だし、20代後半だろうか


20代後半の成人男性と、9歳児のちょっとピュアな、恋愛に発展しそうな関係…


そもそもギャリーはプロフが一切ない謎の人物だった。設定もさほど固めてないのだろう




ここは見所だから、もう少し描いて欲しかったな。やはりネットでも二次創作されて人気のカプだし。

最後に笑顔を見せるイヴが可愛い。グッドエンドタイトルは再会の約束だが、綺麗に終わったので続編は要らないのが美学だろう。その後のストーリーはプレイヤーごとに想像するのがいいんだろうな

2017年04月07日

鬱夫の恋 レビュー感想〜なんちゃってメンヘラ〜

鬱夫の恋を攻略しました。以下ネタバレあります



鬱ゲーとして有名で、検索してはいけないワードとしても名が知れている本作だが、結論から。これはなんちゃってメンヘラゲーで、鬱要素なんて0の駄作だと



だってもう、痛々しすぎる





いかにも今考えましたみたいな「苦しい」とか安直で深みのない言葉の連続とか、歩く度にセリフが出てくる使い古された演出とか、あまりにも作られたゲーム的演出で、実話というにはリアリティを感じなかった



現実に、歩く度何かを想い起こすことなんて、ないからね。いかにも他作品に影響を受けて作った内容







最底辺男の成長ストーリーとか、ヒロインも実はいじめられててエンコー未遂を強制されてたり、最後レイプされて妊娠とか。ベタを通り越して、もう、全てが陳腐





画像も全部ネットで有名な画像を拾って転載してるだけで、独創性も無い。同人でも「製作者」なんだから、自分で描いてほしい









詩織の絶叫シーンは手書きっぽいんだけど、もうこれも、余りにも使い古された手




そもそもただの文字…

レイプも、されたならせめて警察行こうよ





末期の胃がんの母親がピンピンしてるわけない。がんを隠して仕事?



尚更無理







健康診断だって入社前にやるし、有り得ない(がんは引っかからないかもしれないが)


猫が唐突に病死?普通何か前兆があるでしょう。毎日3人で見てたなら気付く筈





フィクションならツッコみしないけど、これは実話ということなので(詩織の存在以外実話って話?)、全て創作と見ています





製作者不明とか、不明なのに製作者を名乗る人がホームページを持ってたり、そこでも文字化けやら文字反転をして、ユーザーの興味を煽ったり、やり口もよろしくない






とはいえゲームをメジャーにする為の戦略なのでしょう

極普通の人生を歩んできた極普通の人が作ったこと

話題づくりのためだけに実話(をもとにしたフィクション?)と言った



そう見てます(個人の感想です)








終盤の段ボールを動かすパズルも無駄に難しいし、非常につまらなかった。要らない







評価0点 期待ハズレでした。評判もネットのネタが一人歩きしたのでしょう。





当時はまだフリゲの数も少なかったから話題になったが、現在では、有り得ません







2017年03月28日

のび太のバイオハザード2(のびハザ2) レビュー感想〜約10年の時を経て真相発覚。大長編ドラえもん的ゲーム〜

のびハザ2をプレー。





前作から遥にパワーアップしたストーリーや演出には驚いた。

特に恐怖度がケタ違いに上がっている。セーブポイントだと思えばボスに襲われたり、定番のハンターダッシュにもビビらされた。

グラフィックも大幅向上。前作がファミコンレベルだったのに、約10年も経過しているので、GBAクオリティになっているのが凄い。

ただ、ゲームバランスは非常に悪い。イージーなのに47回も死んでしまった。クリアランクはEだった。恐らく最低だろう。なのにクリアタイムは1:47だった…これはつまり死んだ分はカウントされていない。実際には5時間はプレーしたと体感している


そしてザコにやられた回数はたったの数回しかない。大部分が終盤のボスにやられてしまった。特に出来杉のように即死系の攻撃を使ってくるボスが鬱陶しくて、何度もやられた。これは本当に嫌だった

ラスボス戦でドラえもんがのび太を庇って死ぬ演出は素晴らしかった。

前作から約10年経っているが、この間ずっとワルモノにされ続けたドラえもんは、かわいそうだな。






評価 90点。フリゲとして見ると傑作レベル。ただしゲームバランスは改善の余地あり。


ところで、syamuさんはこれクリアできたの?









2017年03月26日

のび太のバイオハザードリマスター版(通称のびハザ) レビュー感想〜フリゲの傑作〜

まぁフリゲレビューブログ、ということで、定番からやっていきますかね。


やっぱり最初にレビューするならヒットタイトル



今回やるのは、そんな人気フリゲの、のびハザ。


前々から気になってはいたがプレーする時間が無かったので、ちょうどいいよね。







既に昔のゲームだし、大ヒットしたフリゲなので紹介は省いて、簡潔なレビューのみをしてみる。








結論から言うと非常に完成度の高いゲームだった。





のび太をプレイヤーにしたドラえもん版バイオハザードという着想がそもそも凄いが(大長編ドラえもんから着想したのかしら)、しっかりバイオしているし、特にマップは原作をそのまま2D再現している


パクリといえばそうだが、この2D化のセンスは凄い。


野比家とか、本当にそれっぽい。






ストーリーも面白い。台詞もキレがある。

これをたった一人で製作したとは素晴らしいセンスだ。




ただホラーゲームとしてみると、正直全く怖くないなというのが残念。



驚いたのも、せいぜい最初のケルベロスが飛び出してくるシーンくらいのものだった。




ドラえもんが黒幕で裏切るストーリーも面白いが、そのことや母親が父親を殺した事についてのび太がまるでショックを受けてなかったり、もう少しドラえもんっぽさが欲しかった



ドラえもんのテンプレートに当て嵌めてない部分が非常に多い事も残念




バイオをモチーフにしているのに、定番のフロの湯を抜いたらゾンビが!が無い事も残念



















だがかなりの良作。評価 80点







しかしこれ、結構難しいんだけど、syamuさんはよくクリア出来たね。




謎解きや次に行く場所は攻略サイトを見たんだろうけど






2017年03月23日

黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない レビュー感想〜セクハラゲーを謳ってるが、推理もそこそこ〜

黒先輩と黒屋敷の闇に迷わないをプレイしました。


結論からいうと、ラノベ業界で西尾維新がちょっと一段上にいるように、本タイトルもフリゲ業界で一段上にいる良作でした。(事実、フリゲなのに、エンターブレインにより漫画化、小説化なども行われている)






ただし、絵とコンセプトだけ









まず最初に目を引くのが、そんな、センスあるキャラデザ




フリゲとは思えない綺麗さで、1枚絵も多く、そのどれもがかなり綺麗な作画(主人公がブサイクなのは仕様)





ストーリーはシンプルな洋館謎解き脱出モノで、若干の恋愛要素と、多大なセクハラ要素があり、それが脱出以上の目的となっている。






黒先輩のキャラクター性、リアクションが面白くて、セクハラは選択肢を全部試したくなる




セクハラのバリエーションは豊富で面白かった。それに思わぬところで意外なセクハラができる。壁際でセクハラしたら、壁ドンっぽくキスを迫る展開になったりね(なぜか出来ないが、後述)






謎解きは程ほどの難易度で、ヒント役の黒先輩が助けてくれるから難易度はかなり低い。ただ、ラストの謎解きはちょっと難しかった。





ストーリーは定番で、全て黒先輩の差し金だったというオチもベタだが、最後の最後、黒先輩の屋敷で結局バイトするって流れはなかなかに愉快で、してやられた感が面白かった






しかし謎なのはむしろこの黒先輩ではなく主人公怜一のほう。シナリオ上では至って真面目でクールな少年で、先輩にはOPからEDまで、終始引き気味








だが、


なぜかシステム上はセクハラ大好きなド畜生である(でもなぜかキスだけはできない)





このキャラクターが別人である説明が何もなかったことは不気味で、ものすごいギャップ






黒先輩も本名が何なのかとか、なぜ主人公が好きなのかとか、パーソナルが一切出てこないので不気味だが、実際にはこの主人公のほうが怪しい






黒先輩は寧ろ主人公が一言会話で「好き」と言っただけで過敏に反応したり、性癖やこと恋愛面に於いてはノーマルな普通の女の子なんで、余計に主人公のマジキチぶりが際立っていた







評価 70点。すぐクリアできるので、暇潰しに丁度いいゲーム。



刺激のない謎解きと、刺激的なセクハラの両立









そして肝心のクリア結果


TRUE END

セクハラ回数:54
おっぱい度 :24
ふともも度 :6
足フェチ度 :17
パンツ度  :17
尻度    :4
S度    :15
M度    :8


人はなぜ乳房を求めるのでしょう?
あなたはその果てしない命題を究明するためおっぱいを揉み続けました。
その偉大な精神は間違いなく人類史に刻まれることでしょう。

女性をいじめることに悦びを感じますか?
喜びなさい。彼女はあなたの忠実なる従僕です。
彼女は感情表現には不得手ですが、血の通った人間です。くれぐれも扱いを誤らぬよう。
従僕に被支配の悦びを与えてこそ立派な主なのですから。











あ…先輩やっぱり血の通った人間だったのか。むしろ、主人公のほうが血が通ってないな。





余談だが黒先輩が連呼する自称「従僕」は、男の召使という意味なので、黒先輩は絶対に従僕にはなれないよね。


製作者はこんなゲームを作っているが、この分野の知識がなかったのかな



でも女にすると女中。小間使いとか召使になるから、それもなんか違うよなあ……


ぬ〜べ〜が俺の生徒に手を出すなってのをキメ台詞にしてたが、あれも正確には俺の児童に手を出すなだが、児童じゃカッコつかないからなあ…




ユー・フォビア レビュー感想〜内容がなさすぎる〜

背徳純愛ADVユー・フォビアをプレーしました。




結論からいうと、ストーリーも絵も音楽も全部が微妙です。



多忙だったので、30分でクリアできると書いてあったのでプレーしたが、実際はたったの10分。流石に短すぎる。




そもそもこの短時間でまとまる題材じゃない








宣伝文だけがオーバーで、内容がまるで追いついてない。


選択肢もたった1つだけだし、そもそもゲームというよりは短編ノベル



では短編ながらにシナリオはどうかというと、これが致命的に悪い。酷い。







ヒロインがなぜ闇落ちしたのかとか一切の理由がなく、もう、OPで主人公が元の街に引っ越してくるところから、全ての展開が、「強引」でしたね。



雰囲気だけ…というか雰囲気すらもない







ユー・フォビアってタイトルもユートピアとユーフォリアを文字ってるっぽいが、EDタイトルがユートピアで、やっぱり…という感じで、それもセンスがないし。





期待してたグロ要素がほぼ0なのも拍子抜け




開始直後いきなりバグったのも面喰った





評価 20点 クソゲーだし、フリゲにしたってもうすこし頑張れたハズ



記念すべき(?)最初のゲームレビューがこれとか





悲しいなぁ…





2017年03月02日

【悲報】奥華子さん、自分が主題歌を担当したアニメセイレンを盛大にDISる









奥華子がキミの花/最後のキスの宣伝でRadio Freaksにゲスト出演していた。どんなアニメかと聞かれて、



セイレンのことを「男子高校生の妄想」と一蹴してて笑った。


まあぐう正論なんだけど、主題歌アーティストがこの手のファンタジーラブコメに対してここまで露骨にぶっちゃけるのを、初めて聞いた(笑)


殆どの場合女の子がかわいい!わーい(嬉しい顔)とかストーリーが面白いわーい(嬉しい顔)とか、そんな当たり障りのないコメントをするだろう。それが、男子高校生の妄想って(笑)


他はストーリーにもキャラにもほとんど触れていなかった


現実恋愛至上主義の奥からしたら、こういうオタク向けのファンタジーは許せないのだろう。


嫌々仕事した感が伝わってきた

「男子高校生の妄想アニメ」、じゃなくて「男子高校生の妄想」(そのもの)と一蹴するあたりが、またリアル…。そして実際には、かつて男子高校生だったオッサンオタクの妄想だ



そして一応表題作はキミの花なのに、最後のキスについてばかり語るわ、最後もそっちを掛けるわで(DJがどっちを掛けるかと奥に迫ったのに)、セイレンの存在感はますます薄い…



ここまで出演者や主題歌アーティストにまで嫌われるアニメも、そうはないのではないだろうか。かつてのキミキスピュアルージュを思い出す。


あれも小清水亜美が主人公やストーリー対して色々発言し(苦言を呈し)、最後には「何も言葉がありません」とまで言っていた




やはりセイレンは失敗と言わざるを得ない。円盤が売れるという大逆転はあるのだろうか?


余談だがDJのセイレンのイントネーションが清廉ではなく、性レンと喋ってたのは笑った。反面、奥はちゃんと発音していた。




2017年02月14日

セイレン レビュー感想 中身の無いつまらないストーリーに、中国レベルの酷い作画


















▼このブログで、初めてアニメレビューをしますね。



漫画オタ=アニオタという風潮があるが、私は漫画読みであり(最近は漫画も余り読まないが)、アニメは滅多に見ません。よく見てたのは、せいぜい、高校生くらいまでかな。



原作の無いオリジナルともなると、本当にいつ以来かも分からないレベル




そんな人間だからこそ、フィルター無しで客観的な意見を述べられるのではないかと。アニメファンだと盲目的になるからね。こういうアニメだと、特に











▼では本題に入ります。






セイレンを6話まで見た。



余りの酷さに、ヒロインの声優がアニメやヒロインのことをぶっ叩くというありえない事態だったり、既に悪評の多い本作





今のところ微妙というより、完璧につまらない。












▼キャラデザも既にネタギレなのか旧キャラと被ったキャラが多いし(るいせに到ってはキミキスの摩央の2Pカラー…)、PS2時代から進歩してないというより、劣化してて、時代遅れで野暮ったい。

高山の絵も昔は好きだったが、流石に古臭い。何せPS2時代の画風と殆ど変わってないので。






シリーズキャラのそっくりさんがヒロインにいる(だが干された、後述)ってのも愚作で、ネタが無いから苦肉の策だったのか(被りも被せも合わせて、4人もいる…。高山にもうキャラデザの引き出しは無さそう)









▼作画は常に崩れていて絵が汚いし(萌えアニメなのにこれは致命的欠点)、ストーリーは構成力が無いのに4話もあるのでグダグダで、更には4話に分けているのに起承転結が無いわ、展開は唐突だわで、見渡しても長所がない。




パロディのセンスも下手で、唐突にストライダー飛竜が出てきたり、お寒い











▼セイレンは前作がアマガミSSという、テレビゲーム作品アマガミのアニメ版にも関わらず、なぜか今回はアニメだけ。





この時点で、「ん?」





通常アニメ版はゲームの宣伝も兼ねて製作されるが、セイレンはアニメのみで、ゲーム版は予定されていない



まずそれに酷い違和感






そんな感じで資金難だったのか、シリーズ初のアニメオリジナル作品となっており(数年前に高山氏がスタッフの求人を出していたが、あれはあくまでゲーム開発者だったような)、シリーズを作った、センスのあるスタッフが恐らく参加していない。そもそもゲームを作るノウハウとアニメを作るノウハウは、全く別では











▼好評だった脚本も何故かキャラデザである高山箕犀氏が書いてるけど、これが一番ヤバイ。





ハッキリ言って、完全にズブの素人





高山氏に脚本家としての経験があるかは不明だが、才能は確実に無い。



4話は中でも一番酷くて、ここまで支離滅裂でグチャグチャのストーリーってのは、そう滅多にあるものじゃない。よく放送まで漕ぎ着けたなあと逆に感心する










▼しかも当初発表していたヒロインは6人だったのに、放送するのはたった3人だけとか、企画倒れ臭がヤバイ。


二期があるならいいけど、いきなり半分になりました〜じゃ視聴者は白ける









大人の事情でサブキャラに降格してしまった可哀想な(元)ヒロイン3人。

しかもこっちの3人のほうが明らかに可愛くて、キャラ立ちもアマガミっぽい


メインに昇格する日、恋をする日は来るのか?2期は無さそうだが…










▼ストーリーも酷くつまらないが、特にダメなのが、主人公がつまらないってのに尽きる




フォトカノの前田もアマガミの橘も、これまでのシリーズ主人公は変態紳士と呼ばれる突拍子もない人物で、そのエキセントリックさ故に皆を笑わせてきた。



明らかに年上のファンからも前田さん、橘さんと、さんづけで呼ばれていた








女の子を脅迫して写真を撮ったり、適当な理由をでっち上げて胸のサイズを測ったり、普通のラブコメ主人公ではヒロインに嫌われる事を恐れてまずやらない行動ばかりで、存在そのものがシリーズの象徴だった




ところが今回の主人公はジミなだけで自己主張もなく、奇天烈な言動行動も出来ない。終始流されるだけ。


このあたりに脚本のセンスの無さが露呈しており、シリーズとしての長所が消されていたのがガッカリ。


携帯ゲームの交配で喜んだり、センスも小学生レベルにまで落ちてる。変態紳士のへの字もない










▼評価 20点。他のシリーズのほうが面白い。今回は駄作


キミキス、アマガミ、フォトカノ、シリーズを全て視聴した上での評価は、残念ながらセイレンは歴代最悪のデキ





サックスが火を噴いたキミキスpure rougeよりも更に酷いんじゃないかな











▼これを見るなら前作(厳密にいえばセイレンの前作はアマガミだが)フォトカノを見たほうがいい。これは近年のアニメにしては名作だった



室戸亜岐、柚ノ木梨奈のラストは泣けた


フォトカノは出版されている漫画も、全て読んだな。漫画も良作が多かった。

出てる漫画全部読んだなんてゲームは、フォトカノだけだ。でもなぜか肝心のゲームは、やってない(笑)





セイレンはそういうメディアミックスや円盤売上もダメだったら、完全に失敗といえますね。












▼そういえば既に懐かしの黒歴史だが、True Love Story Summer Days, and yet...のOVAも有料アニメとは思えない酷さだったな…

中華並みの酷い作画、ダメストーリー…

主題歌、音楽だけは良かったが…


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  4. 4. ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)
  5. 5. 鼓草 レビュー感想 極限の花婿たち
  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き