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2017年06月21日

僕と君の夏休み プレイ日記4 常葉あやめ編 トラッドなトラウマ抱えたヒロイン












優しい世界_No-0000_mini.jpg


▼僕と君の夏休み常葉あやめ編クリア。

過去や心にトラウマを抱えたヒロインというのはこのゲームに共通しているが、それが一番顕著なヒロインだった。



▼あやめの職業が猟師というのが非常に斬新。

単に設定倒れじゃなくて銃の雑学が豊富で凄い。ライターがガンマニアなのかな?

これはなかなか為になった。

というか銃の説明に関するセリフ、長過ぎ。序盤のあやめシナリオで一番長い会話シーンだったよ







▼あやめは立ち絵はまだしも、一枚絵がめちゃくちゃへたくそ。もうね、作画崩壊ってレベルじゃない

しかもタッチが立ち絵とかなり違うが、描いたのは同じ人だろうか?

絵を全く描いたことがない人なんだろう。いわゆるネット絵師ですらない人がノリで描いた感じ


ギャルゲー以前にゲームとしても、ギリギリ成立するかしないかのレベルだろう。

あんまりにも酷いから、新しい絵が出そうなシーンになるたび、もっと酷いのが出てこないかってビクビクしちゃったよ。折角シナリオがいいだけにブチ壊しにならないか、ってね




むしろこれだけ汚い立ち絵でも、クリアしてみると一番マシで、一番可愛く見えてきたのだから、本当に不思議なゲームだよ









▼まあそんな具合に、絵が下手すぎなので、このシナリオのほかのヒロインの絵は、完全に別人。髪型まで違う





楓だけいない中、話が勝手に進んでいく…








▼ストーリーはよくある「素直になれない女の子」という路線かと思いきや、序盤の伏線通りあやめが「自分は望んではいけない」と主人公の交際を拒絶するのが、ベタながらに面白かった

あやめが酔っ払うと本音が出るのは、わざとタガを外してるのかな?これについて真相が描かれなかったのが残念だけどね



お互い交流をしながらも惹かれあい、夏輝はあやめに告白するんだけど、一瞬嬉しそうな表情を浮かべながらも、なぜか断られてしまう。

夏輝は意気消沈するが、まあプレイヤーとしては、大抵ここで謎が読めてしまうね。でも主人公が真相を突き止めるまでのミステリになってて面白かったね。









▼シナリオ突入。

シナリオに入った時のデモシーン、なぜかあやめのみ表情カットが変化しないことが残念。

OP冒頭のキャラ紹介でも、ももだけ表情が変化する演出がないが、手抜き?








ラブシーンで突然阿部さん乱入


パパが病院に担ぎ込まれたと言われ、我を失って狼狽するあやめ…


幸運にもケガはなかったのに、なぜか夏輝の言葉も届かないくらいに憔悴する


既にあやめのオチは読めてたんだけど、それでも、これまでのプレーでお姉さんキャラのあやめが突然幼児化したように臆病になって、それはもう、驚いた


これがベタでも面白いシナリオの見本だよね








▼素直になれないあやめだが、ももも姉が夏輝を好きだと知ってるからこそ、普段の仲良し姉妹を脱ぎ捨てて本音でぶつかり合う。っていうか、ほぼ殴り合う


ボクと紗耶ちゃんが可哀想だよ!…って、このシーン、楓と清理が置いてけ堀だな(楓はまたしても…)


そして火サスもびっくりな崖でもみ合う2人。止めようとする夏輝は崖からまっさかさま


ピューーー!!



…おお!凄い!ここで縦スクロールのムービーだ!このゲームは何気にこういう演出が上手い

落ちる最中、必死に枝を掴んで減速する夏輝


枝から光る物を入手。それが指輪。


指輪が入るような細い枝で減速ってありえないだろ、ってツッコみはあえてしない

もう既にね、指輪を入手する時点でありえないミラクルだからね


これがベタにもあやめの落とした指輪なんだけど、この際ご都合主義はスルー



夏輝は枝に掴まって減速したおかげでなんとか助かるが、あやめはショックで更に心を閉ざしてしまう。










▼あやめが昔、弟か妹が欲しいと望んだら母が死んだことや、欲しいと思った夏輝が死にかけて、そのままいなくなったことから、「自分が望むものが失われる」と信じ込んでいて、いまも苦しんでいる事に気付き、それは違うんだよと諭そうとするが、完全に心を閉ざしたあやめに銃口を向けられてしまう


いやあ、割とショッキングなシーン。

これまで夏輝を守る側のヒロインだったあやめが、まさか夏輝を殺そうとするなんてね。誰が予想できただろうか





ヒロインが猟師って設定もここで生きた。ナイフなんて向けられるのは、もう、ゲームじゃベッタベタだけど、猟銃はかなりインパクトがあるもの。びびっちゃうよ俺


ここで夏輝は指輪を手に、あやめの思い込みを粉砕しようと試みるが、一歩早くあやめにトリガーを引かれてしまう。


って、おい、撃つのかよ


まさか本当に撃つとは。


普通震えて撃てないって流れだろうに、おいこいつ、本当に撃ったよ



寸でのところで指輪に気付いたあやめが銃撃を外すんだけど、お前それ、ミラクルで指輪が入手できてなかったら、絶対撃ち殺してたろ



お前は何も悪くない(免許剥奪レベルでは済まない、殺人未遂なのに!?)、俺たちは恋人になってもいいんだ。と抱き合う2人。



しかし夏輝、凄いムッキムキの背筋やな








▼ここでいきなり年月が飛び2人はラブラブ。そのままFIN。エピローグはなし。


え?失恋したほかのヒロインたちとか、殴られたままのももとかはフォローなしっすか???




姉妹の仲直りまではやるべきだろうに…


中々感動的なエンディングだが、ちょっと唐突感があるかなあ。


過去の話が多い割に、主人公は結局記憶が戻らなかったしなー






▼紗耶と楓の人気、評価が高いのって、つまりはヒロイン全員出演のグランドフィナーレだからでしょ。ほぼすべての事件が解決し、ヒロインとの関係を他のヒロインも祝福してくれる…という流れだから後腐れがないんだよ。


でもあやめ編はそこがおざなりなのでちょっと違和感あったな



年上ヒロインお約束の呼び捨てにするシーンも欲しかった。あんなに酷い清理シナリオでさえ、ちゃんとやったのに






▼EDは清理編と同じく初音ミクの曲。



あらら不思議、前回プレーでは酷い曲と思ったのに、今回はちょっと泣けますよ?(涙目)


シナリオのデキでこうも変わるものなんだね


作詞のVIPPERって具体的には誰だろうね。








▼これは描くべきだろ、という消化不良感あれどいいシナリオでした。85点。



前回プレーしていたかたわ少女もそうだけど、このゲームも、音声がなくてもしっかり楽しめるね。それだけ文章が上手いんだろう。臨場感もある。初代久遠の絆も、そういうコンセプトだった


開発者サイトでフルボイス化計画があったが、流石に誰も乗らなかったようだ。

僕と君の夏休み:developers
http://developer.bokunatu.com/
http://developer.bokunatu.com/voice.html

たまにあるよね、フルボイス化したフリーゲームって。

上手くてピッタリな人がいるなら、興味あるなあ、フルボイス。


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