雅編攻略
前半こそシリアスだが、ギャグ要素が変に高く、姉妹のママのところまで里美と一緒に行くシーンとか、まさかの完全ギャグだし、イマイチこのシナリオが書きたいものが不明瞭で非常につまらなかった
三角関係モノかと思いきや、妹はほぼスルーで進んでいくしね
雅もキャラがコロコロ変わるけど余りにもアニメアニメしたキャラクターの為、ビジネス関係のストーリーに絡めるには余りにも稚拙
何故か唐突に実写風になる雅
というか全体的に余りにもアニメタッチのストーリーで今回はとてもつまらない。
初夢がうにょっ!とか逐一奇声を発するのもキモイです
今回も製作中はエロゲーの可能性もあったのか、その名残がかなり強く、長いディープキスをするシーンとか完全にエロゲ。
前作のスタッフが余り関わってないようだけれど、これは正統続編にしなかったのは正解
そもそもしぇいむキャラも、性格がかなり違うよなあ…
正直クオリティの余りの酷さにガッカリ
評価 20点の酷い駄シナリオ
次は凜やります。正直プレー中既にソッチに意識が傾いてた
凜のキャラは、面白い
どうせ幼馴染だったって話だろうけど、次こそはと期待
2017年07月11日
げっと☆おん プレイ日記1 東雲初夢編 萌え系メロドラマ?
▼東雲雅を攻略
好調に見える月と音が実は大赤字で…という定番もの
「私たちの夢」って店員全員のことかとプレー前は思ったが、姉妹を指してたんだね。
途中で選択肢が1つしかないシーンが多くて嫌な予感がしたんだが…
案の定、まさかのバッドエンド。しかもクリア後ヒントで分かることだが、先に妹からクリアしないといけないらしい。いきなり最悪の酷い仕様に興ざめ。
何と今回は条件を満たさないと攻略できないヒロインが最初から2人も紛れている。
そりゃないよ。
これは絶対に悪手でしょ。
こういう条件を満たさないとクリアできないキャラは、フラグが立たないうちは攻略対象にもしないもんなのに…。
メモオフ7とかそうだったよね。今考えてもKIDの仕事は丁寧だったわ(倒産したけど)
▼気を取り直して、東雲初夢編
素直になれない主人公が初夢を妹とみなして義理の兄妹を演じる…
というシナリオだが、本当にただそれだけ。全体的に展開が安っぽく、酷評になってしまうがかなり酷いシナリオだった。
主人公が初夢を妹と設定する展開も妹キャラにお兄ちゃんと呼ばせたいだけで書かれたストーリーで、とても薄っぺらい
雅の存在があるんだから雅を意識して、今は妹と言った…とかにすればまだいいけど、相当脈絡がない
しぇいむ☆おんとはかなりテイストも違うし、メロドラマ風の展開にはゲンナリ
主人公とヒロイン、お互いが惹かれ合う描写とか理由づけが一切ないんで、単なるご都合主義の萌えラノベっぽいです
といっても大半のギャルゲーやアニメ、ラノベがそうなんだけど、げっとに関してはかなり強い好意を見せてアクエリオンくらい「出会うより前から愛してる」とまで言うので、相当な違和感が…
こういうのは、相当ストーリー展開が上手くないと滑っちゃう
黄金パターンの三角関係ものだが、エンディングで、雅が2人がイチャコラしてるところに遭遇してしまってショックを受けるんだけど、雅の出番がそこで終わり。
三角関係で引っ張ってきたにしては、エピローグで置いてけ堀はキリが悪い。
▼驚いたのは僕と君の夏休みと同じ世界観で、何故か夏輝が清理と結婚してるっぽいこと…
あれは一番酷いシナリオだったんだけどなあ。
しかし他のゲームの結末が語られるパターンで、主人公がメインヒロイン以外とくっついてるゲームも珍しい。げっと☆おん自体が、隆也が誰ともくっつかないオマケエンドの後日談っぽいから余計にね
評価、20点。かなり残念なシナリオ
次は、もう1度東雲雅攻略をやります
序盤で既に、攻略中、選択肢が増えている。これでやっと攻略可能になるんですね
好調に見える月と音が実は大赤字で…という定番もの
「私たちの夢」って店員全員のことかとプレー前は思ったが、姉妹を指してたんだね。
途中で選択肢が1つしかないシーンが多くて嫌な予感がしたんだが…
案の定、まさかのバッドエンド。しかもクリア後ヒントで分かることだが、先に妹からクリアしないといけないらしい。いきなり最悪の酷い仕様に興ざめ。
何と今回は条件を満たさないと攻略できないヒロインが最初から2人も紛れている。
そりゃないよ。
これは絶対に悪手でしょ。
こういう条件を満たさないとクリアできないキャラは、フラグが立たないうちは攻略対象にもしないもんなのに…。
メモオフ7とかそうだったよね。今考えてもKIDの仕事は丁寧だったわ(倒産したけど)
▼気を取り直して、東雲初夢編
素直になれない主人公が初夢を妹とみなして義理の兄妹を演じる…
というシナリオだが、本当にただそれだけ。全体的に展開が安っぽく、酷評になってしまうがかなり酷いシナリオだった。
主人公が初夢を妹と設定する展開も妹キャラにお兄ちゃんと呼ばせたいだけで書かれたストーリーで、とても薄っぺらい
雅の存在があるんだから雅を意識して、今は妹と言った…とかにすればまだいいけど、相当脈絡がない
しぇいむ☆おんとはかなりテイストも違うし、メロドラマ風の展開にはゲンナリ
主人公とヒロイン、お互いが惹かれ合う描写とか理由づけが一切ないんで、単なるご都合主義の萌えラノベっぽいです
といっても大半のギャルゲーやアニメ、ラノベがそうなんだけど、げっとに関してはかなり強い好意を見せてアクエリオンくらい「出会うより前から愛してる」とまで言うので、相当な違和感が…
こういうのは、相当ストーリー展開が上手くないと滑っちゃう
黄金パターンの三角関係ものだが、エンディングで、雅が2人がイチャコラしてるところに遭遇してしまってショックを受けるんだけど、雅の出番がそこで終わり。
三角関係で引っ張ってきたにしては、エピローグで置いてけ堀はキリが悪い。
▼驚いたのは僕と君の夏休みと同じ世界観で、何故か夏輝が清理と結婚してるっぽいこと…
あれは一番酷いシナリオだったんだけどなあ。
しかし他のゲームの結末が語られるパターンで、主人公がメインヒロイン以外とくっついてるゲームも珍しい。げっと☆おん自体が、隆也が誰ともくっつかないオマケエンドの後日談っぽいから余計にね
評価、20点。かなり残念なシナリオ
次は、もう1度東雲雅攻略をやります
序盤で既に、攻略中、選択肢が増えている。これでやっと攻略可能になるんですね
2017年07月10日
げっと☆おん レビュー感想 全体的に個性が無い
げっと☆おんをプレーしてます
VIPの同人ゲームのプレーはこれで5本目だけど、制作がVIPじゃなくて2ちゃんねるになってるから、VIPゲーではないのかな?
それにしぇいむ☆おんのヒロインや主人公が総登場するのに、続編ではないらしい
ゼノギアスとゼノサーガ、ゼノブレイドみたいなもんかしら?
軽くレビューしていきます
▼キャラデザ、グラフィック
綺麗だけど、キャラデザが微妙です。前作同様シンプルなのはいいが、簡素すぎて味気ない。
どのキャラも同じようなひらぺったいのっぺりした顔で、私服なども普通すぎてキャラ立ちが出来てない。
たとえばい〜びるなら奏はロックファッション、和は男性的なツナギっぽいファッションだったりと衣装だけでもキャラが立っていたが、今回は皆同じようなシンプルファッションだし、ただでさえ描き分けが微妙なのにおかしなことになってる。全員モブキャラ臭い
担当も、チビキャラがいるのに巨乳キャラがいなかったり(または絵的に巨乳に見えなかったり)、似たり寄ったり感が酷い
しかも一枚絵がかなり不安定で、顔や頭身が全く違う。
知らない人が見ても同じゲームの同じキャラだと分からないくらいに違う
しぇいむも不安定だったが、今回は酷過ぎる。画風は統一して欲しかった。イベントシーンでいつも誰?になって興ざめ
▼音楽
和風からジャズ風までなんでもあり。曲数も膨大だし、クオリティが高いです。しかも作者のコメントがついてます。コメントがない曲は、適当に作ったってことなのかしら?
初音ミクは結構だがしぇいむ同様人間に歌って欲しかった
▼OPムービー
高画質でクオリティが高い。でもしぇいむとげっとのヒロインズが衣装チェンジするシーン、しぇいむだけはエフェクトがかかりながらも同じ衣装なのはおかしい
全員が、志津江状態。衣装は私服もほしかった
▼システム
これが一番酷い。ボイスがあるのは吃驚したんだけど、テキストと同調できないし、再生中にBGMボリュームが落ちる。もちろん変更不可
おかげでプレー中、何百回と音声調整がされて鬱陶しい。
そして例によってエフェクトがかかると画面が何重にもなるバグがある(スペックは満たしてるが、何故?)
▼シナリオ
全体的に長めというか冗長で、ダレてしまった
コンセプトもイマイチ不明瞭で、ヒロイン全員がツンデレとかヤンデレとか中二病というような独自のものもないし、全体的に微妙です
VIPの同人ゲームのプレーはこれで5本目だけど、制作がVIPじゃなくて2ちゃんねるになってるから、VIPゲーではないのかな?
それにしぇいむ☆おんのヒロインや主人公が総登場するのに、続編ではないらしい
ゼノギアスとゼノサーガ、ゼノブレイドみたいなもんかしら?
軽くレビューしていきます
▼キャラデザ、グラフィック
綺麗だけど、キャラデザが微妙です。前作同様シンプルなのはいいが、簡素すぎて味気ない。
どのキャラも同じようなひらぺったいのっぺりした顔で、私服なども普通すぎてキャラ立ちが出来てない。
たとえばい〜びるなら奏はロックファッション、和は男性的なツナギっぽいファッションだったりと衣装だけでもキャラが立っていたが、今回は皆同じようなシンプルファッションだし、ただでさえ描き分けが微妙なのにおかしなことになってる。全員モブキャラ臭い
担当も、チビキャラがいるのに巨乳キャラがいなかったり(または絵的に巨乳に見えなかったり)、似たり寄ったり感が酷い
しかも一枚絵がかなり不安定で、顔や頭身が全く違う。
知らない人が見ても同じゲームの同じキャラだと分からないくらいに違う
しぇいむも不安定だったが、今回は酷過ぎる。画風は統一して欲しかった。イベントシーンでいつも誰?になって興ざめ
▼音楽
和風からジャズ風までなんでもあり。曲数も膨大だし、クオリティが高いです。しかも作者のコメントがついてます。コメントがない曲は、適当に作ったってことなのかしら?
初音ミクは結構だがしぇいむ同様人間に歌って欲しかった
▼OPムービー
高画質でクオリティが高い。でもしぇいむとげっとのヒロインズが衣装チェンジするシーン、しぇいむだけはエフェクトがかかりながらも同じ衣装なのはおかしい
全員が、志津江状態。衣装は私服もほしかった
▼システム
これが一番酷い。ボイスがあるのは吃驚したんだけど、テキストと同調できないし、再生中にBGMボリュームが落ちる。もちろん変更不可
おかげでプレー中、何百回と音声調整がされて鬱陶しい。
そして例によってエフェクトがかかると画面が何重にもなるバグがある(スペックは満たしてるが、何故?)
▼シナリオ
全体的に長めというか冗長で、ダレてしまった
コンセプトもイマイチ不明瞭で、ヒロイン全員がツンデレとかヤンデレとか中二病というような独自のものもないし、全体的に微妙です
2017年07月09日
おじさんとあそぼ! レビュー感想 駄作ではないが良作ともいえない
フリーゲームのおじさんとあそぼ!を攻略しました
ネタバレあります
*内容*
女子高生がおじさん(36)を頑張って
落とそうとするお話
おじさんといっても近親相姦になる叔父ではなく、いとこ。いとこ同士の恋愛なんてありがちだし、そこにちょっとがっかり
まず作画がかなり不安定なためか、主人公の女子高生とおじさんのキャラデザと設定にかなりギャップというか、ミスマッチがありました。
女子高生は小学生にしか見えないし、おじさんは大学生にしか見えない。なのに中身が36とは思えないほどおじさん臭い。
今時30半ばですぐ息切れとか流行についていけないとか、ないでしょ
オフショルを見て何この穴?といったり、ダメージジーンズを縫っちゃうような昭和のジジイかって話
にも拘わらず、一応は主人公との対比で大人の男として描かれてるはずのおじさんが、社会人的に常識がないシーンが目立つ。
学校に勝手に入ってきて生徒に主人公のことを聞きまわってたりね
この違和感が最後まで続いた
ストーリーがイマイチで、それなりに盛り上げる素材は用意したが料理できてない感がある。
たとえばデートした帰りにおじさんの後輩と出会うんだけど、てっきりおじさんに片思いしてる女性と思えば普通に彼氏持ち
え!?って思ったね
定石でいえば、ここは女性がおじさんへの好意をチラつかせて、主人公に焦りとコンプレックスを感じさせるシーンなのに、普通に彼氏がいるって…
まあ一応おじさんもあいつはモテるんだよなあと好意的な台詞をいうんだけど、この女性キャラの存在意義は殆どなかったね。唯一立ち絵のあるサブキャラなのにね。極論、このポジションは男でも成立しちゃう
EDは2種類あるがおじさんから告白されるか、こっちから告白するかの違い。こっちから告白するEDのほうが昔の少女漫画的な可愛さがあってよかった
しかしこの主人公、年齢ではおじさんより20歳も年下なのに、余りにも肉食系でグイグイ行くのでサッパリ可愛くない
おじさんが高校卒業後に付き合おうと提案しても、3年もあるとゴネたりね。凄い温度差だ
もうちょっと控えめなキャラのほうがよかった
まあおじさんが全く動かないキャラなので、必然的にこういう性格になってしまうのだろうけど
年の差恋愛ものにしても、主人公がただグイグイ行くだけで、大人になるために背伸びしたり…ってなシーンも殆どないので、本当にただの肉食(クリア後おまけでもおじさんを襲ってたりするし)
評価 50点の凡作
可もなく不可もなくでした
しかしなんていうかアレですね。
このタイトルはもうちょっとなんとかならんかったんでしょうか
まんまエロ系のタイトルで、検索するとやはりそういうのが出てくるし。
っていうか、そういうのしか出てこないし
そもそも何に対してあそぼといってるのかも意味不明だし。
主人公がしたいのは、デートであって遊びじゃないはずなんだが、なぜあそぼなのか
それとも意図的に卑猥系なタイトルなのかな、主人公肉食だし
モブキャラが喋ったり、ウィンドウを消しても顔グラが消えないのも変にシュール
ネタバレあります
*内容*
女子高生がおじさん(36)を頑張って
落とそうとするお話
おじさんといっても近親相姦になる叔父ではなく、いとこ。いとこ同士の恋愛なんてありがちだし、そこにちょっとがっかり
まず作画がかなり不安定なためか、主人公の女子高生とおじさんのキャラデザと設定にかなりギャップというか、ミスマッチがありました。
女子高生は小学生にしか見えないし、おじさんは大学生にしか見えない。なのに中身が36とは思えないほどおじさん臭い。
今時30半ばですぐ息切れとか流行についていけないとか、ないでしょ
オフショルを見て何この穴?といったり、ダメージジーンズを縫っちゃうような昭和のジジイかって話
にも拘わらず、一応は主人公との対比で大人の男として描かれてるはずのおじさんが、社会人的に常識がないシーンが目立つ。
学校に勝手に入ってきて生徒に主人公のことを聞きまわってたりね
この違和感が最後まで続いた
ストーリーがイマイチで、それなりに盛り上げる素材は用意したが料理できてない感がある。
たとえばデートした帰りにおじさんの後輩と出会うんだけど、てっきりおじさんに片思いしてる女性と思えば普通に彼氏持ち
え!?って思ったね
定石でいえば、ここは女性がおじさんへの好意をチラつかせて、主人公に焦りとコンプレックスを感じさせるシーンなのに、普通に彼氏がいるって…
まあ一応おじさんもあいつはモテるんだよなあと好意的な台詞をいうんだけど、この女性キャラの存在意義は殆どなかったね。唯一立ち絵のあるサブキャラなのにね。極論、このポジションは男でも成立しちゃう
EDは2種類あるがおじさんから告白されるか、こっちから告白するかの違い。こっちから告白するEDのほうが昔の少女漫画的な可愛さがあってよかった
しかしこの主人公、年齢ではおじさんより20歳も年下なのに、余りにも肉食系でグイグイ行くのでサッパリ可愛くない
おじさんが高校卒業後に付き合おうと提案しても、3年もあるとゴネたりね。凄い温度差だ
もうちょっと控えめなキャラのほうがよかった
まあおじさんが全く動かないキャラなので、必然的にこういう性格になってしまうのだろうけど
年の差恋愛ものにしても、主人公がただグイグイ行くだけで、大人になるために背伸びしたり…ってなシーンも殆どないので、本当にただの肉食(クリア後おまけでもおじさんを襲ってたりするし)
評価 50点の凡作
可もなく不可もなくでした
しかしなんていうかアレですね。
このタイトルはもうちょっとなんとかならんかったんでしょうか
まんまエロ系のタイトルで、検索するとやはりそういうのが出てくるし。
っていうか、そういうのしか出てこないし
そもそも何に対してあそぼといってるのかも意味不明だし。
主人公がしたいのは、デートであって遊びじゃないはずなんだが、なぜあそぼなのか
それとも意図的に卑猥系なタイトルなのかな、主人公肉食だし
モブキャラが喋ったり、ウィンドウを消しても顔グラが消えないのも変にシュール
電脳怪奇草子 箱弐伍遺体 レビュー感想 伏線とタイトル回収が見事
あらすじ
季節は秋。
ネット上の掲示板を介して、とある場所へと集まった自殺志願者達。
「他人を詮索しない」ことをルールに集まった彼女らだったが、実行場所として選んだマンションのエレベーターが突如停電で停止してしまう。
システムの復旧を待ちつつ全員が暇を持て余す中、痺れを切らしたメンバーの一人が沈黙を破る。
「ねえ、みんなさ、今まで誰にも言えなかった秘密、とかって…ないの?」
「私はあるよ。どうせみんな死ぬんだし、墓まで持っていくくらいなら今ここで語っちゃわない?」
一人を皮切りに、重い雰囲気の中、それぞれがそれぞれの秘密を騙り始める。
▼VIPゲープレー日記も5本目(最近ほとんどVIPゲーしかやってない…)
箱弐伍遺体クリアしました。ネタバレでいきます
▼OPはVIPゲーではすっかり御馴染みになったけあふりぃ氏。流石のクオリティ。
意識的に使ってるのかは謎だが、ヒロインズのカットインは今作でも健在
最後に大量の目玉が映ってこちらを見るシーンとか、怖いね。この人ホラーもやれるとかセンスあるわ
宮田紫織が老婆のように笑ってるシーン、何かと思ったけどただ俯いてるだけなんだね(笑)。
眉毛が笑った目に見えてゾクっとした
妹尾真尋をいじめるクラスメイトのシルエットが、い〜びる☆あいっ!の奏と和(笑)。
まさかの復活だが、役どころがひどすぎる。手抜きというか、素材を集めるのが面倒だったのかな
▼グラフィックはかなり綺麗で、女の子たちは皆可愛い。VIPゲーお約束の実写背景もマッチしてます。
▼まずそれぞれのキャラが話す怪談はどれも2ちゃんねる発祥のコピペが元ネタらしいのだが、内容を知ってる話でも結構怖かった。演出が上手いからやはりただのテキストとは違うね
でも、彼女たちが自殺を考えるほどかというと、微妙だった
たとえば永倉栄子のエピソードなどは、結局美談っぽく演出された部分があるし、てっきり父親が娘に死んだ妻を重ねてる、そして栄子は実父にレイプされていた…
なんてストーリーを想像していたら、父が栄子の義理の母と弟を殺したというオチだったりで、拍子抜け
闇の深さが足りない
▼5人目の千春が全て語り終えてから、ここで序盤から伏線を張っていた大きなバッグを取り出すと、話の中に出てきた親友の死体が入っている
ここで全員がちょっと我に返るのが面白かったな。自殺の動機がヌルイ、とは思ったけど、本当にヌルくて、ちょっとバッグからはみ出た本物の死体を目にして怖気づいちゃう
唐突に最後の1人として槍玉にあげられる主人公。
なるほど。電脳怪奇草子 箱弐伍遺体はこのキャラ目線だったんだね
▼主人公は怖気づいて警察に通報しようとしてしまう。それを見かねてエレベーター内で争い、どさくさにまぎれて千春に一人ひとりと刺し殺されてしまう
千春が参加した目的は、自殺志願者を集めて無くなってしまった親友の目を探す事だった
最後は主人公も殺されてしまう
▼いやあ、見事な伏線とタイトル回収だね。
はこにごいたいってのは、エレベーターのことを箱と表現しているんだろう。まさにそのままだったわけだ。
バッグも箱と定義しているかもしれない(実際には袋といったほうが近いが)
OPの目もい〜びる☆あいっ!同様見事な伏線になってて、驚きだ。でも目の数は死体の分だけ、10個あれば完璧だったんじゃないかと思う
▼エピローグでは犬の散歩をしていた女が千春と親友の写真などを見つけて戦慄。このシーンはいらなかったんじゃないか?
▼無難に良くできた百合ホラーゲームでした。名作の僕夏のスタッフもクレジットされてるだけあって、短編ながらにクオリティが高い。75点の良作。
スペシャルサンクスのこゆき茜とかは何やってたんだろう。なんとなく真尋がそれっぽい絵な気がするが
一つだけツッコむと、栄子はどう見ても少女じゃないだろ。
成人してそうだし、序盤では女性とあるのに、終盤で少女少女と出てきて笑っちゃった
ちなみにエピローグで右クリックすると100%の確率でスクリプトエラーして、強制終了するしかない状態になってしまう。
吉里吉里ってwin10と相性最悪なのかしらん?
季節は秋。
ネット上の掲示板を介して、とある場所へと集まった自殺志願者達。
「他人を詮索しない」ことをルールに集まった彼女らだったが、実行場所として選んだマンションのエレベーターが突如停電で停止してしまう。
システムの復旧を待ちつつ全員が暇を持て余す中、痺れを切らしたメンバーの一人が沈黙を破る。
「ねえ、みんなさ、今まで誰にも言えなかった秘密、とかって…ないの?」
「私はあるよ。どうせみんな死ぬんだし、墓まで持っていくくらいなら今ここで語っちゃわない?」
一人を皮切りに、重い雰囲気の中、それぞれがそれぞれの秘密を騙り始める。
▼VIPゲープレー日記も5本目(最近ほとんどVIPゲーしかやってない…)
箱弐伍遺体クリアしました。ネタバレでいきます
▼OPはVIPゲーではすっかり御馴染みになったけあふりぃ氏。流石のクオリティ。
意識的に使ってるのかは謎だが、ヒロインズのカットインは今作でも健在
最後に大量の目玉が映ってこちらを見るシーンとか、怖いね。この人ホラーもやれるとかセンスあるわ
宮田紫織が老婆のように笑ってるシーン、何かと思ったけどただ俯いてるだけなんだね(笑)。
眉毛が笑った目に見えてゾクっとした
妹尾真尋をいじめるクラスメイトのシルエットが、い〜びる☆あいっ!の奏と和(笑)。
まさかの復活だが、役どころがひどすぎる。手抜きというか、素材を集めるのが面倒だったのかな
▼グラフィックはかなり綺麗で、女の子たちは皆可愛い。VIPゲーお約束の実写背景もマッチしてます。
▼まずそれぞれのキャラが話す怪談はどれも2ちゃんねる発祥のコピペが元ネタらしいのだが、内容を知ってる話でも結構怖かった。演出が上手いからやはりただのテキストとは違うね
でも、彼女たちが自殺を考えるほどかというと、微妙だった
たとえば永倉栄子のエピソードなどは、結局美談っぽく演出された部分があるし、てっきり父親が娘に死んだ妻を重ねてる、そして栄子は実父にレイプされていた…
なんてストーリーを想像していたら、父が栄子の義理の母と弟を殺したというオチだったりで、拍子抜け
闇の深さが足りない
▼5人目の千春が全て語り終えてから、ここで序盤から伏線を張っていた大きなバッグを取り出すと、話の中に出てきた親友の死体が入っている
ここで全員がちょっと我に返るのが面白かったな。自殺の動機がヌルイ、とは思ったけど、本当にヌルくて、ちょっとバッグからはみ出た本物の死体を目にして怖気づいちゃう
唐突に最後の1人として槍玉にあげられる主人公。
なるほど。電脳怪奇草子 箱弐伍遺体はこのキャラ目線だったんだね
▼主人公は怖気づいて警察に通報しようとしてしまう。それを見かねてエレベーター内で争い、どさくさにまぎれて千春に一人ひとりと刺し殺されてしまう
千春が参加した目的は、自殺志願者を集めて無くなってしまった親友の目を探す事だった
最後は主人公も殺されてしまう
▼いやあ、見事な伏線とタイトル回収だね。
はこにごいたいってのは、エレベーターのことを箱と表現しているんだろう。まさにそのままだったわけだ。
バッグも箱と定義しているかもしれない(実際には袋といったほうが近いが)
OPの目もい〜びる☆あいっ!同様見事な伏線になってて、驚きだ。でも目の数は死体の分だけ、10個あれば完璧だったんじゃないかと思う
▼エピローグでは犬の散歩をしていた女が千春と親友の写真などを見つけて戦慄。このシーンはいらなかったんじゃないか?
▼無難に良くできた百合ホラーゲームでした。名作の僕夏のスタッフもクレジットされてるだけあって、短編ながらにクオリティが高い。75点の良作。
スペシャルサンクスのこゆき茜とかは何やってたんだろう。なんとなく真尋がそれっぽい絵な気がするが
一つだけツッコむと、栄子はどう見ても少女じゃないだろ。
成人してそうだし、序盤では女性とあるのに、終盤で少女少女と出てきて笑っちゃった
ちなみにエピローグで右クリックすると100%の確率でスクリプトエラーして、強制終了するしかない状態になってしまう。
吉里吉里ってwin10と相性最悪なのかしらん?
嫉妬深い彼女 レビュー感想 定番の連続だがハッピーエンドは意外にも純愛ほのぼの
レトロフリーゲームの嫉妬深い彼女を攻略しました。ネタバレあります
開発者はい〜びる☆あいっ!のかなた氏らしいのだが(すかるちのふが旧名?)本人も糞ゲというだけあって、デキは良くはないが悪くもなかった
束縛がひどすぎるストーカー彼女に別れを告げる青年の物語
選択肢はたったの2回で、ハッピーエンド、ノーマル、バッド1.2に4分岐するのだが、ノーマルエンドルートでは痴漢冤罪に遭った主人公が最後の頼みの綱としてヒロインに頼ってしまう
だが痴漢冤罪事件は全てヒロインが主人公とヨリを戻す為の芝居で…主人公は徐々に調教されて…
というお約束なお話
バッドエンドは完全に赤子衰退するまで拉致監禁されたり、刺し殺されたりという、よりベタなもの
だがこれらのEDを見た後に出るハッピーエンドルート(別れを告げるシーンで「結婚しよう」という選択肢が出る)がなかなか興味深い
ヤンデレでタイトルの通り嫉妬深い彼女だが、主人公が受け入れてからは割とマトモになる
犯罪心理学によるとストーカーを一番刺激するのは「存在を否定すること」で、温和させるのは受け入れることだという。まさにそれを地でやったストーリーなわけだ(ライターがそれを知ってたかは知らないが)
最後、女の子が生まれたら主人公を取られてしまうかも、と心配するヒロインはむしろもう可愛く見えた
オマケのSSでもちょっと嫉妬深い可愛い新妻レベルで、微笑ましいくらいだ
評価60点 そこそこ面白い無難な凡作です
尚、私のプレー環境だとありえないくらいスクリプトエラーが出た。い〜びる☆あいっ!同様、エフェクトも残ってしまう。win10と相性悪いのかな?
開発者はい〜びる☆あいっ!のかなた氏らしいのだが(すかるちのふが旧名?)本人も糞ゲというだけあって、デキは良くはないが悪くもなかった
束縛がひどすぎるストーカー彼女に別れを告げる青年の物語
選択肢はたったの2回で、ハッピーエンド、ノーマル、バッド1.2に4分岐するのだが、ノーマルエンドルートでは痴漢冤罪に遭った主人公が最後の頼みの綱としてヒロインに頼ってしまう
だが痴漢冤罪事件は全てヒロインが主人公とヨリを戻す為の芝居で…主人公は徐々に調教されて…
というお約束なお話
バッドエンドは完全に赤子衰退するまで拉致監禁されたり、刺し殺されたりという、よりベタなもの
だがこれらのEDを見た後に出るハッピーエンドルート(別れを告げるシーンで「結婚しよう」という選択肢が出る)がなかなか興味深い
ヤンデレでタイトルの通り嫉妬深い彼女だが、主人公が受け入れてからは割とマトモになる
犯罪心理学によるとストーカーを一番刺激するのは「存在を否定すること」で、温和させるのは受け入れることだという。まさにそれを地でやったストーリーなわけだ(ライターがそれを知ってたかは知らないが)
最後、女の子が生まれたら主人公を取られてしまうかも、と心配するヒロインはむしろもう可愛く見えた
オマケのSSでもちょっと嫉妬深い可愛い新妻レベルで、微笑ましいくらいだ
評価60点 そこそこ面白い無難な凡作です
尚、私のプレー環境だとありえないくらいスクリプトエラーが出た。い〜びる☆あいっ!同様、エフェクトも残ってしまう。win10と相性悪いのかな?
2017年07月08日
しぇいむ☆おん レビュー感想 これってツンデレ喫茶って言うほどツンデレしてるか???
ぼくなつのエロゲー版(実際にはギャルゲーになった)として開発された僕夏、
ヒロイン全員がヤンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)ヤマヤミ、
ヒロイン全員が中二病のエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)い〜びる☆あいっ!
とVIPゲーを3連続プレーし、次に選んだのは
ヒロイン全員がツンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)しぇいむ☆おん
(18禁要素はなぜこうもカットされるのか。色んな人に遊んでほしいからかな)
オマケも全部出ているので、多分コンプしました(ただし開発裏話っぽい奴だけは、殆どスルーしてます)
10時間ちょっと掛かったかな。い〜びるとかに比べると、多少少ないが、その分テンポがよかったのでOK。それにかなり昔の作品だしね
タイトル画面でヒロインが笑顔になる法則性ってなんでしょうね。
てっきりクリアしたら笑顔になると思ったら、画面切り替えのたびにまたツンツンしちゃうし
時系列的にはもうかなり昔の作品だが、古いゲームのレビューとして、現在の視点から見た批評をします
▼グラフィック、キャラクターデザイン
結構きれいで、シンプルながらに可愛い。古臭さは意外とない
こういうシンプルで飾らない絵柄ってどの時代でも普遍的な良さがある。
当時なら久米田康治、今の若手なら山本崇一朗が似た絵
そういえば典乃は高木さんに似ている気がする
▼システム
古いゲームなので流石に使い辛いが、セーブロード画面のデザインが妙にお洒落だ。
私のプレー環境だとショートカットキーが使えないせいで、既読スキップをするために逐一画面を開いて、閉じないといけなかった。それが非常に面倒臭い
マップでヒロインのいる場所がマウスを当てないと表示されない。しかもキャラクターの絵が表示されてなくても、実際にはいることがある…など煩わしい部分も多い
▼ムービー
クオリティ高い。里美がブランコに乗るシーンが分割されてたり、ただ映像を垂れ流すだけじゃなくてちゃんと見せ方を知ってる
▼音楽
シリアスシーンで流れる曲がどれも綺麗。楽曲も結構ある
▼オリジナリティ、シナリオ
ヒロイン全員がツンデレというのはかなり難しい。なぜならツンデレというのは一定の固定パターンがあって、大抵のツンデレキャラは同じようなキャラしかいないからだ。
い〜びるはそれこそ何でも中二病に出来るし、ヤマヤミは病み方にアクセントをつけられるが、ツンデレにそれは難しいだろうと思っていた
で、やってみると、これってツンデレか???
というヒロインばかりで拍子抜けした。面白いんだけど、コンセプト通りのツンデレはせいぜい可奈くらい
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、"ツンデレ"とは、「普段はツンツンとすげない態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」という状態・光景、人物を指す言葉」だという。
《しぇいむ☆おん》は、この"ツンデレ"属性の女の子たちがウェイトレスとして働く、喫茶店「しぇいむ☆おん」を舞台にした恋愛アドベンチャーゲームだ。
とあるんだけど、この「デレデレといちゃつく」描写が全体的に余りにも少なかった
てっきりヒロインとは中盤でつきあうと思えば、ヒロインによっては本当に最後の最後に付き合う。だからイチャコラも物凄く少ない
フリーゲームサイトの「ツンツンが終わってデレデレの時期です」という説明画像に使われてるのなんて、クリア後のオマケだ。なので本編のデレデレは非常に少ないという裏付けでもある
ストーリー型ADVとしてはなかなか面白いので楽しめたが、ここに期待してたから同時にがっかりもした。
シナリオレビュー(並びは攻略順)
・飯島・エアール・可奈編
攻略に荒巻の好感度がいるってのは、何となくパターンで読めた。
エアールってミドルネーム、公式HPに載ってるけど付属のマニュアルにはないんだよね。結構ネタバレなのに。
ストーリーは王道の実は幼馴染でしたーというお話。
飯島さんと呼ばれたときに限って不機嫌になってるのは気づいてたが、まさか幼馴染だとはね
可奈の回想では可哀そうな少女として美化されているが、実際には主人公の回想通り乱暴者のガキ大将なのが面白かったな。
大学生なのにキスすらしないピュアすぎる関係のまま終了、これはアリ
でもそんなピュア同士が、未成年なのに酒をガバガバ飲むのが頂けない。志津江は逮捕だろう
あと、やたら幼稚園の昼寝の時間ってのが出てくるけど、幼稚園って昼寝の時間はないよ
それは保育園だけの筈
70点
オマケは仲直りのために早苗をダシにするってのがちょっと汚いやり口。しかも早苗のせいで主人公を信じられなくなったというのは思いこみが激しすぎる…
・栗原 美幸編
フランケンと3度会う必要があるので、多少攻略が難しいヒロイン。1度自宅前で遭遇したが、特に会話に変化がなかったな…遊びに来たのかと思ったのに。
もう最初から気になったんだけど、ミサワ風にいうと、目が離れすぎているだろ、このキャラ
グロイポニョの人形とかやる夫とか思い出したわ。新垣さん並に離れてる
まあ見慣れると可愛いんだけどね。
可奈編でレギュラーだった荒巻が全く登場しないので、雰囲気もかなり違う。だがその変わり可奈がふられヒロインとして登場する。これが丁度可奈を攻略した後だったし、切ない
冒頭で登場したフランケンがまさか美幸の母親だったとは。なんで別の席に座ってるねん。込んでたのかな。
実に上手いのが、フランケンが極大のツンデレだったこと。いやあこれ、完全に盲点だった。完全に、ヒロインだけがツンデレのゲームだと先入観があった。まさかこんなところにツンデレキャラが潜んでいるとはね
美幸はツンデレというより完全におかしなキャラで、打ち解けてからはデレデレじゃないが急激なすり寄りかたがハンパなかった。典型的な愛されない子の依存症っぽくない?父親も話にしか出てこないしさ。帰りも遅いみたいだし
主人公から告白されたと勘違いして、思いこみで彼女気取りからの暴走。主人公に告白じゃない、付き合ってないと訂正されて更に暴走したり、やたら性的に尽くしてきたり、なんか寧ろヤンデレっぽい。
OPでも一人だけやけに暗くて現実離れしたイメージ描写がされてるのは、変り者というより、やはり病んでるっていう設定だからでは?
ラストシーンは恋愛、ツンデレというより、「不器用だけど優しい女の子が報われる話」という感じで、かなりの清涼感、いい話
75点
でもオマケシナリオでは凄い笑顔だし、普通に喋れるようになってるし、完全に個性死んでるじゃん
それにこのシナリオだと、むしろ美幸より典乃がヒロインなんだが…。しかも大部分のシーンが美幸と典乃のコンビプレーで埋まってしまっているので、もっと主人公とのイチャイチャが見たかった。ツンデレゲーじゃねーのかよ、これ
・阿部 早苗編
攻略最難関。里美の好感度が非常に高い状態じゃないとクリアできない。それがシナリオのキーにもなってるから、必然性はあるんだけど、初見じゃまず攻略は無理
流石メインヒロイン、ボリュームあるストーリー。妹の里美との三角関係も見どころだった。
一番ツンデレっぽいヒロインだが、これもデレが本当に最後や一部だけなので残念。これはツンギレですわ
このシナリオでは典乃と美幸が終盤まで一切登場しないのだが、主人公が典乃のことを忘れてるのがリアルで面白かった。実際数回しか会ったことがない人間なんて忘れるのが普通だろう
店長への恋心がスルーのまま終わってしまったのはなんだったのだろう。恋愛以前に近親相姦なのだが、なぜか主人公もそこはスルー
てっきり店長がゲイなのは、姪っ子の恋心から目をそらすためのフェイクだと思えば、関係なくゲイだし
80点
オマケは非常に綺麗な締め括りだった。
だが、ここでも美幸は凄い笑顔。別に主人公と付き合わなくても、本来の性格は明るかったんだな、実は…
・阿部 里美編
攻略は簡単だが、なぜか1度だけ姉と会う必要があるのが、ひっかけ
早苗編で里美を選んでやりたかったって気持ちがあったんだけど、意外なことにこのシナリオでは早苗が殆ど絡まない、あくまで端役として登場する。
最後早苗も主人公の事が好きだったと軽く示唆されるだけで終了。妹のために身を引くならそのための描写も欲しかったな。
シナリオは、グータラで忘れっぽい主人公という設定を一番生かしてる。
主人公がひたすら約束を破って里美に怒られるというギャグを、終盤でシリアス仕立てに変えたのが面白かった。些細な約束だけじゃなくて訳あって大事なデートまですっぽかしてしまったのは、緊張感がある。そこから待っててくれた里美への告白がとても綺麗
でも不思議なのは誰も携帯の番号を交換していないことだ。連絡できりゃあっという間に解決だったろ
主人公の台詞回しがやけにお洒落で、自分は映画サークルだって流れから、映画デートに誘うのは珍しく格好いい。
というかこのシナリオの主人公は珍しく格好いい。喧嘩も強くてヒロインを助けたり、清掃業者から花を守ったりね
オマケの、VIPのSS(?)で早苗と里美があんな主人公を好きになるのはありえないと言ってるが、里美に関しては惚れる理由がもっとも明確なので、全然あり得る
早苗編でスルーした母親も登場するし、ストーリーとしてはメインヒロインの姉より妹のほうがすっきりする結末だ
90点
オマケはまさかの相性診断。これ、絶対いらないだろ。後日談ですらないし、里美のオマケにする理由もなし
・木野村 典乃編
攻略が一番簡単で、ただ会うだけでいい。他のキャラの好感度やフラグがいらない唯一のキャラ
意外や意外、全シナリオで一番シリアスな話かも。恋愛だけではなく、唯一スポーツをやっているヒロインの悩みが一番よく描写されてる。
悪友の関係だった男を好きになってしまった少女の気持ちも、とても興味深い。
最後に回したのは余りにも男の子のような少女で、ロリキャラにも興味がなかったからなんだけど、終わってみれば一番純情な女の子してるのが典乃だから恐れ入った。しかもなぜか一人だけオリジナルのEDソングが流れるという優遇ぶり。OPでも早苗より先に、一番最初に登場しているし、スタッフのお気に入りなんだろうか。ロリキャラだしね
90点
だがオマケは酷い、完全なスタッフの内輪ネタ。しかも典乃と余り関係ない
キャラは甲乙つけがたいよさがありました。なので珍しく不等号は無しです。なんかヒロインズにオールB感がある
シナリオは里美>典乃>早苗>美幸>可奈の順で良かった。点数評価とは別の好感度も加味しています
総評すると、2017年夏に遊んでも全くクオリティダウンしていない良作でした。今遊んでもギャップは殆どありません
立ち絵のあるサブキャラにもエンディングがあるし、特に店長はいいキャラしてた。ハードゲイは時代を感じるね
85点の良作
ヒロイン全員がヤンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)ヤマヤミ、
ヒロイン全員が中二病のエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)い〜びる☆あいっ!
とVIPゲーを3連続プレーし、次に選んだのは
ヒロイン全員がツンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)しぇいむ☆おん
(18禁要素はなぜこうもカットされるのか。色んな人に遊んでほしいからかな)
オマケも全部出ているので、多分コンプしました(ただし開発裏話っぽい奴だけは、殆どスルーしてます)
10時間ちょっと掛かったかな。い〜びるとかに比べると、多少少ないが、その分テンポがよかったのでOK。それにかなり昔の作品だしね
タイトル画面でヒロインが笑顔になる法則性ってなんでしょうね。
てっきりクリアしたら笑顔になると思ったら、画面切り替えのたびにまたツンツンしちゃうし
時系列的にはもうかなり昔の作品だが、古いゲームのレビューとして、現在の視点から見た批評をします
▼グラフィック、キャラクターデザイン
結構きれいで、シンプルながらに可愛い。古臭さは意外とない
こういうシンプルで飾らない絵柄ってどの時代でも普遍的な良さがある。
当時なら久米田康治、今の若手なら山本崇一朗が似た絵
そういえば典乃は高木さんに似ている気がする
▼システム
古いゲームなので流石に使い辛いが、セーブロード画面のデザインが妙にお洒落だ。
私のプレー環境だとショートカットキーが使えないせいで、既読スキップをするために逐一画面を開いて、閉じないといけなかった。それが非常に面倒臭い
マップでヒロインのいる場所がマウスを当てないと表示されない。しかもキャラクターの絵が表示されてなくても、実際にはいることがある…など煩わしい部分も多い
▼ムービー
クオリティ高い。里美がブランコに乗るシーンが分割されてたり、ただ映像を垂れ流すだけじゃなくてちゃんと見せ方を知ってる
▼音楽
シリアスシーンで流れる曲がどれも綺麗。楽曲も結構ある
▼オリジナリティ、シナリオ
ヒロイン全員がツンデレというのはかなり難しい。なぜならツンデレというのは一定の固定パターンがあって、大抵のツンデレキャラは同じようなキャラしかいないからだ。
い〜びるはそれこそ何でも中二病に出来るし、ヤマヤミは病み方にアクセントをつけられるが、ツンデレにそれは難しいだろうと思っていた
で、やってみると、これってツンデレか???
というヒロインばかりで拍子抜けした。面白いんだけど、コンセプト通りのツンデレはせいぜい可奈くらい
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、"ツンデレ"とは、「普段はツンツンとすげない態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」という状態・光景、人物を指す言葉」だという。
《しぇいむ☆おん》は、この"ツンデレ"属性の女の子たちがウェイトレスとして働く、喫茶店「しぇいむ☆おん」を舞台にした恋愛アドベンチャーゲームだ。
とあるんだけど、この「デレデレといちゃつく」描写が全体的に余りにも少なかった
てっきりヒロインとは中盤でつきあうと思えば、ヒロインによっては本当に最後の最後に付き合う。だからイチャコラも物凄く少ない
フリーゲームサイトの「ツンツンが終わってデレデレの時期です」という説明画像に使われてるのなんて、クリア後のオマケだ。なので本編のデレデレは非常に少ないという裏付けでもある
ストーリー型ADVとしてはなかなか面白いので楽しめたが、ここに期待してたから同時にがっかりもした。
シナリオレビュー(並びは攻略順)
・飯島・エアール・可奈編
攻略に荒巻の好感度がいるってのは、何となくパターンで読めた。
エアールってミドルネーム、公式HPに載ってるけど付属のマニュアルにはないんだよね。結構ネタバレなのに。
ストーリーは王道の実は幼馴染でしたーというお話。
飯島さんと呼ばれたときに限って不機嫌になってるのは気づいてたが、まさか幼馴染だとはね
可奈の回想では可哀そうな少女として美化されているが、実際には主人公の回想通り乱暴者のガキ大将なのが面白かったな。
大学生なのにキスすらしないピュアすぎる関係のまま終了、これはアリ
でもそんなピュア同士が、未成年なのに酒をガバガバ飲むのが頂けない。志津江は逮捕だろう
あと、やたら幼稚園の昼寝の時間ってのが出てくるけど、幼稚園って昼寝の時間はないよ
それは保育園だけの筈
70点
オマケは仲直りのために早苗をダシにするってのがちょっと汚いやり口。しかも早苗のせいで主人公を信じられなくなったというのは思いこみが激しすぎる…
・栗原 美幸編
フランケンと3度会う必要があるので、多少攻略が難しいヒロイン。1度自宅前で遭遇したが、特に会話に変化がなかったな…遊びに来たのかと思ったのに。
もう最初から気になったんだけど、ミサワ風にいうと、目が離れすぎているだろ、このキャラ
グロイポニョの人形とかやる夫とか思い出したわ。新垣さん並に離れてる
まあ見慣れると可愛いんだけどね。
可奈編でレギュラーだった荒巻が全く登場しないので、雰囲気もかなり違う。だがその変わり可奈がふられヒロインとして登場する。これが丁度可奈を攻略した後だったし、切ない
冒頭で登場したフランケンがまさか美幸の母親だったとは。なんで別の席に座ってるねん。込んでたのかな。
実に上手いのが、フランケンが極大のツンデレだったこと。いやあこれ、完全に盲点だった。完全に、ヒロインだけがツンデレのゲームだと先入観があった。まさかこんなところにツンデレキャラが潜んでいるとはね
美幸はツンデレというより完全におかしなキャラで、打ち解けてからはデレデレじゃないが急激なすり寄りかたがハンパなかった。典型的な愛されない子の依存症っぽくない?父親も話にしか出てこないしさ。帰りも遅いみたいだし
主人公から告白されたと勘違いして、思いこみで彼女気取りからの暴走。主人公に告白じゃない、付き合ってないと訂正されて更に暴走したり、やたら性的に尽くしてきたり、なんか寧ろヤンデレっぽい。
OPでも一人だけやけに暗くて現実離れしたイメージ描写がされてるのは、変り者というより、やはり病んでるっていう設定だからでは?
ラストシーンは恋愛、ツンデレというより、「不器用だけど優しい女の子が報われる話」という感じで、かなりの清涼感、いい話
75点
でもオマケシナリオでは凄い笑顔だし、普通に喋れるようになってるし、完全に個性死んでるじゃん
それにこのシナリオだと、むしろ美幸より典乃がヒロインなんだが…。しかも大部分のシーンが美幸と典乃のコンビプレーで埋まってしまっているので、もっと主人公とのイチャイチャが見たかった。ツンデレゲーじゃねーのかよ、これ
・阿部 早苗編
攻略最難関。里美の好感度が非常に高い状態じゃないとクリアできない。それがシナリオのキーにもなってるから、必然性はあるんだけど、初見じゃまず攻略は無理
流石メインヒロイン、ボリュームあるストーリー。妹の里美との三角関係も見どころだった。
一番ツンデレっぽいヒロインだが、これもデレが本当に最後や一部だけなので残念。これはツンギレですわ
このシナリオでは典乃と美幸が終盤まで一切登場しないのだが、主人公が典乃のことを忘れてるのがリアルで面白かった。実際数回しか会ったことがない人間なんて忘れるのが普通だろう
店長への恋心がスルーのまま終わってしまったのはなんだったのだろう。恋愛以前に近親相姦なのだが、なぜか主人公もそこはスルー
てっきり店長がゲイなのは、姪っ子の恋心から目をそらすためのフェイクだと思えば、関係なくゲイだし
80点
オマケは非常に綺麗な締め括りだった。
だが、ここでも美幸は凄い笑顔。別に主人公と付き合わなくても、本来の性格は明るかったんだな、実は…
・阿部 里美編
攻略は簡単だが、なぜか1度だけ姉と会う必要があるのが、ひっかけ
早苗編で里美を選んでやりたかったって気持ちがあったんだけど、意外なことにこのシナリオでは早苗が殆ど絡まない、あくまで端役として登場する。
最後早苗も主人公の事が好きだったと軽く示唆されるだけで終了。妹のために身を引くならそのための描写も欲しかったな。
シナリオは、グータラで忘れっぽい主人公という設定を一番生かしてる。
主人公がひたすら約束を破って里美に怒られるというギャグを、終盤でシリアス仕立てに変えたのが面白かった。些細な約束だけじゃなくて訳あって大事なデートまですっぽかしてしまったのは、緊張感がある。そこから待っててくれた里美への告白がとても綺麗
でも不思議なのは誰も携帯の番号を交換していないことだ。連絡できりゃあっという間に解決だったろ
主人公の台詞回しがやけにお洒落で、自分は映画サークルだって流れから、映画デートに誘うのは珍しく格好いい。
というかこのシナリオの主人公は珍しく格好いい。喧嘩も強くてヒロインを助けたり、清掃業者から花を守ったりね
オマケの、VIPのSS(?)で早苗と里美があんな主人公を好きになるのはありえないと言ってるが、里美に関しては惚れる理由がもっとも明確なので、全然あり得る
早苗編でスルーした母親も登場するし、ストーリーとしてはメインヒロインの姉より妹のほうがすっきりする結末だ
90点
オマケはまさかの相性診断。これ、絶対いらないだろ。後日談ですらないし、里美のオマケにする理由もなし
・木野村 典乃編
攻略が一番簡単で、ただ会うだけでいい。他のキャラの好感度やフラグがいらない唯一のキャラ
意外や意外、全シナリオで一番シリアスな話かも。恋愛だけではなく、唯一スポーツをやっているヒロインの悩みが一番よく描写されてる。
悪友の関係だった男を好きになってしまった少女の気持ちも、とても興味深い。
最後に回したのは余りにも男の子のような少女で、ロリキャラにも興味がなかったからなんだけど、終わってみれば一番純情な女の子してるのが典乃だから恐れ入った。しかもなぜか一人だけオリジナルのEDソングが流れるという優遇ぶり。OPでも早苗より先に、一番最初に登場しているし、スタッフのお気に入りなんだろうか。ロリキャラだしね
90点
だがオマケは酷い、完全なスタッフの内輪ネタ。しかも典乃と余り関係ない
キャラは甲乙つけがたいよさがありました。なので珍しく不等号は無しです。なんかヒロインズにオールB感がある
シナリオは里美>典乃>早苗>美幸>可奈の順で良かった。点数評価とは別の好感度も加味しています
総評すると、2017年夏に遊んでも全くクオリティダウンしていない良作でした。今遊んでもギャップは殆どありません
立ち絵のあるサブキャラにもエンディングがあるし、特に店長はいいキャラしてた。ハードゲイは時代を感じるね
85点の良作
2017年07月04日
い〜びる☆あいっ!‐中二病お嬢様ラブコメAVG‐ プレイ日記6と総評 寮長編 君の名は
▼い〜びる、寮長編攻略。ひっかけ選択肢がかなり多く、フワっとした結末のノーマルエンドではない、明確な悲劇のバッドエンドが複数存在することが特徴。それもかなり悲惨な内容で悲しい。だがゲーム攻略的はフラグ立てはなく、間違えたら戻るだけなので難易度は低い
寮長シナリオは非常に完成度が高いゲームシナリオだった。5人のヒロインを攻略すると攻略可能になるというシステムをシナリオにからめ、フルに使いこなしている。
5人のシナリオをプレーしていると明らかに伏線だと感じる部分や、奇妙な引っかかりがあったのだが、それらがほぼすべて解消される、とてもカタルシスのあるシナリオとなっている。
芽衣子がウェディングドレスを着たいと言ってたり、和が性転換手術に関する台詞を言ってたり、ラストシナリオだけあってこれまでのシナリオを攻略したプレイヤーのみがわかる、にやりとできるネタも多い
14歳とはとても思えない大人びた寮長、
そんな寮長をまるで顧問のように使う真緒、
そもそも寮長って名前なんなの?学園内でも寮長呼ばわりだし、学園長まで寮長と呼ぶのはおかしいでしょ、
莉緒シナリオでの寮長と学園長の少し奇妙な会話と関係、
芽衣子シナリオでの病院での幽霊の存在
などがそれ
シナリオインは非常に簡単で、冒頭で早々に寮長向けの選択肢が出る。意外なことに無言を選べばシナリオイン(てっきり、一番気になる生徒や水泳選手の選択を寮長にするとインだと思ってた)
寮長シナリオは他と違って全編オリジナルで、使い回しの共通ルートが一切ない。よって日にちこそ飛ぶが、ボリューム的にも一番多いものとなっている。てっきり最後のオマケ程度に思ってたので、あまりにも物語も物量も重いシナリオには驚かされた
ラストヒロインだけあって、一番長い
▼14歳にはとても見えない大人びた寮長。いつも自分を優しくフォローしてくれる。真緒はそんな寮長に恋心を抱いていく(14歳以下にしか見えない少女にも恋心を抱くけど)。
真緒が寮長に惹かれていく過程、他のシナリオでは見られなかったものだから、非常に新鮮。他のシナリオでも、欲情だけはしてるけど
でも言うほど14歳か?
▼夜の学校で肝試しをする寮メンバー。真緒は寮長が何やら得体のしれないものと対峙しているのを見てしまう
この時点で私も察してしまった。あ!これマジでガチの奴や!って…
いやあ正直もうこの時点でシビれたね。一気に引き込まれた
中二病を題材にしたゲームに、本物の能力者が紛れてるなんて。OPのペルソナ4のパロディも実はあまりにも大胆不敵すぎる伏線だったんだなと理解して、ちょっと感動した。
伏線、伏線回収の素晴らしいゲームは数あれど、ここまでプレイヤー心理を逆手に取った手法はねーわ。実際、OPを見てこの展開を予想できたプレイヤーは0だろうからね、実に秀逸だ
完璧に見える寮長だが、どうやら何か人にいえない秘密を抱えているとわかる。それがどうやら、もう察しちゃったんだけど、完全にファンタジーで、そのせいで寮長は何か悩みを持っている…
真緒は例によってそれをしつこく聞き出そうとして、寮長に避けられる。そしてつかず離れずの、はい、いつもの展開
ここはパターン化しすぎてて少しダレた
▼仲を修復し、デートをする二人
真緒は思い切って寮長に告白しようとするも、言葉を遮られてしまう
寮長が実は過去にイービル学園を中退、転校していて、18歳なのはかなりの驚きだった
なるほど、だからテストはいつも100点なわけね…そりゃ前に受けたテストだろうからね。委員長の成績の良さも、伏線と見るべきかな
こんな14歳いるわけないんだけど、ゲームだし、そこを逆手に取られたね
かつての寮長は年齢相応の少女で、まさか親から捨てられた子供だったとは…
和は中二病じゃなかったが、寮長は中二病でもお嬢様でもないわけね…。最後にきてサブタイトルと真逆の内容に驚く
そのときの衝撃で能力者として覚醒し、それを裏で糸を引いてたのが学園長だったとはね。
(学園長の正体は最後まで謎だったが、裏社会の権力者か何かかなあ)
学園の生徒たちは中二病を拗らせたヒロインたちを完全に愛すべきマスコットとしてみなしているが、これが例外で寮長の受けたイジメが普通なんだろうな。そんな他のヒロインたちを、寮長は羨ましく見ていたのかな?同じゲームの中のストーリーなのに考えさせられる。
▼帰りの遅い寮長。真緒は学園で魔物と戦っている寮長と遭遇してしまう。
こう来るだろうとは思っていたが、まさか本当にバトル展開だとは(笑)。しかもここにきて唐突に新BGM
これまでと世界観が、違い過ぎる
中二病という表向きのテーマに本当のファンタジーを隠していたのが上手すぎる。まさに、木を隠すには森の中だ
寮長を守ろうと、盾になる真緒。好きな男を傷つけられ、ペルソナ召喚ポーズで(OPと違ってタロットカードに見立てたスマホはないが)魔力を集約する寮長
カットイン、効果音までペルソナ再現(笑)
シリアスシーンなのに唐突なパロディと見事なOP伏線回収にビビル。
いやあすごいねえ、OPを見た時、この展開を予想できたプレイヤーは1人もいないだろう。寮長も実は隠れ中二病なんだな、程度に思ってたもの。それがまさか丸々寮長の秘密を見せてたとはね、余りにも大胆不敵な伏線に笑っちゃうよ、感心してね
魔物を倒すことはできたが、真緒はケガを負ってしまう。思い悩んで末に寮長はみなの記憶を消して寮と学園を去ることを決断してしまう。最初はあれだけ寮と学園を去ることを拒否していたのに、真緒との距離が縮まったせいで去るようになってしまったのは悲しい展開だ
▼置手紙を残して去る寮長を、真緒は追う。必死で懇願するも、迷惑だ、あなたとは住む世界が違うといわれてしまう。いやあ、この住む世界が違うというテーマ、せえら編から共通しているが、あれは真緒の台詞だった。だが今回はヒロインの台詞。寮長もあの時の真緒と同じ気持ちだったんだろうなあ、って思わせるのが実に上手いシナリオ構造だ
「組織」「機関」に戻った寮長は新たな赴任先として別の学園を選ばれる。死人も出している危険地帯で、死んだ人間は謎の発狂を遂げていたという。現場に赴く寮長
そんな時、寮メンバーを残し、一人寮長を探しに河川敷に来ていた真緒と、かなり唐突に再会してしまう。
組織!!近っ!!赴任先も、近っ!!!
徒歩15分くらいじゃないか、これ。永遠の別れとして出て行ったのに、すげえ近い。この程度なら偶然会っちゃうこともありそうだけど…
まあ真緒たちの記憶を消すつもりだったから、距離は関係ないかもしれないけどさあ、
それにしても、ねえ…?
真緒はこれを逃したらもう寮長に会えないと思い必死に追いかけるが、能力で気絶させられてしまう
▼気絶から復帰し、それでも真緒は寮長を追って、学園内部に潜入
夜の学園で唐突に、センセ?と声を掛けられる
振り向いたらなぜかそこにはいないはずの奏。
いやあ、このあたりからの雰囲気がガラリと変わって怖いんですよ。芽衣子シナリオの病院もそうだったけど、このスタッフ、場の空気を換えるのがうまいな
明らかに雰囲気の違う奏に慄いていると、せえらが登場。
なぜか異様に慌てるせえらは、真緒に今すぐ一緒に帰ろう、奏から離れてと必死
まあもうベタな展開だけど、怖いね
何が怖いかって、5人の攻略でヒロインとの恋愛を見てきてるし感情移入してるもんだから、ヒロイン間や主人公との関係が壊れるのが怖い。壊れていく日常、ってな話は怖いね
親友のせえらを刺し殺してしまう奏
正直かなり緊迫感があった。
せえらの安否も確認せず、脱兎のごとく逃げだす真央(ここ言及なかったけど相当かっこ悪い。それゆえホラー度が高いが)
行く先々で真緒とヒロインの、さらにはヒロイン同士の争いが行われ、真緒は屋上で芽衣子を突き落として殺してしまう
もういい…もうやめてくれ…(どうせ生きてんだろと思いながらも、震え声)
幼馴染で一番仲のいい莉緒に血の付いた包丁を見られ、近づかないでと完全拒絶されてしまう…
終わった…
▼だがそこへ寮長の助けが入る。
我を失う真緒を殴る寮長。バシバシバシ!
バシ!
バシ!!
バシバシバシ!!
って、殴りすぎじゃないか?なんぼ何でも
まあそれだけ真緒が正気を失ってたってことだろうけど
寮長の連続ビンタで正気を取り戻す真央
他のメンバーはみな無事だと言われ明るい
だが寮長は住む世界が違うといっただろう、なぜ来たのだと激怒する
が、それを抱擁で受け取める真緒。おお、能力者じゃなくても、男だ!かっこいい!!さっきまで死にそうだったのに
ここで初めて、今まで避けられていたから出来なかった告白をする真緒は、寮長とキスをする
うーん、とてもいいシーンだ。やはり恋愛ものはキスシーンが肝心だ
寮長も何かを言いかける
お互いの気持ちを確かめ合った二人だったが、学園に救った魔物や悪霊が集結し、危険な状態に。
寮長は全ての力を開放し、魔物や悪霊を成仏させる
寮長が組織を辞められる理由を作る、ちょっと作為的なシーンだがこれはアツイ
▼舞台はそして唐突に1年後。なんの障害もなくなり、自由恋愛の末、結婚をして結ばれる2人。
芽衣子のときは卒業した3年後だったが、1年とは早い。当然まだ在学中で、19歳の中学三年生だ。19歳って事もあって、年齢を気にせず結婚したんだろう
幸せそうな二人の写真を神妙に見つめるヒロインたち。認めるのは悔しいが寮長ならと自らを慰める
2人で歩く真緒と寮長。言い忘れてたと、キリの悪い告白をした寮長に大好きといわれる。
これ、凄くいい演出だ。
恋愛ものではキスシーンと、お互いを好きという台詞は最重要だと思ってるので、
寮長のキリの悪い台詞をここで回収したことにかなり驚いた、上手いシナリオだなって。
だからこのシーンがなかったらここまで評価しなかった。まあ1年も経ってるのに恋人、夫を好きとも言わなかったのかよとはツッコみたいが
昔の笑顔だった自分の写真を見て、先生にならあの時よりももっと素直に笑えると、スローなテキストで、寮長のモノローグ。粋な演出、ヒロインの成長が垣間見える感動的ラストシーンだ
▼疑問は、真緒の能力は、結局なんだったんだろう、ということ。魔物が見えるし、寮長の障壁も突破した、バッドエンドでもすぐには寮長を忘れなかった
真緒も能力者っぽいが、学園長は普通の子といってるし、謎だ
例えば奏ノーマルエンドなど、これまで寮長が余りにも万能に人の心を動かしてたのは能力だったのか、と思うと途端にいいシナリオがブラックだな
寮長の名前も、結局プレイヤーには謎だったが、これは秘密にしたほうが美学があるのでいい。
でも一応考察とも言えない駄洒落からの推察をしてみる。登場人物は全て元ネタがある。
寺井 莉緒 ⇔テラリオン
北上 奏⇔ギター上、ギター上手ぇ、奏?
八十記 せえら⇔ヤンキー
岸岡 芽衣子⇔冥界の騎士
阿部高 和⇔くそみそテクニック
だから寮長はこの2文字に関連する名前…うーん、多分本名は「領 蝶子」だ、うん、これに違いない(適当)
▼非常に素晴らしいシナリオだった。文句なしで面白い。95点、はっきりいって感動した。
今作はVIP感が殆どないのがよかったね。オプションメニューの2ちゃんねるキャラクターが浮いてるくらいだよ。
もうVIPゲーをナメてるなんて事は全くない。むしろ、次もVIPゲーをやると思ってる。なんか、VIPゲーは大半がギャルゲーかギャルゲーっぽいほかのジャンルだから、プレー日記がギャルゲーだらけになってるけどね
え、大絶賛なのになんで100点じゃないの?って?
それはね、オマケシナリオが寒すぎるから
まさか本当に最後の最後になって、真緒が中二病に罹るとか、余りにもエキセントリックなオチでしょ
VIPで寮長のことをネタにしたスレ立てをしてコテは魔王。
だがクソスレで、中二病、カスとまで叩かれる。パンツうpとか最高に寒い展開だから。
それに組織のことはトップシークレットだろ。寮長が危険なら尚更
ギャグにしても超えちゃいけないライン、考えろよ
本編EDで本当の笑顔を手に入れた寮長が、最後怒り笑いとかスベってるわ。
▼さて総評すると、本作い〜びる☆あいっ!は
ヒロイン
寮長>せえら>莉緒>芽衣子>奏>和
シナリオ
寮長>せえら>和>莉緒>>芽衣子>>奏
の順で良かった。
そしてこのゲームの総合評価は、90点
いやあ面白かったね。
蛇足でスベってるが、かなりの良作でしょう。ボリュームも十分で、トータルプレーは20時間近かった。最初の所感の通り、マイナーなのが惜しいね。ほんと。
なんか微妙だな、と思うシナリオや拙い部分は当然ありますが、このゲームが大好きです。
今からでも、遊んでよかった
い〜びる☆あいっ!‐中二病お嬢様ラブコメAVG‐ プレイ日記5 阿部高 和編 まさかの感動ホームドラマ
▼和編は他のシナリオとかなり毛色が違うので驚きの連続。まるで期待していなかったが、非常に面白かった
まず舞台が違う、まさかの海外。一時的かと思いきや、エピローグまで日本に帰れない
ヒロインたちは日本に置いてけぼりで、二人を探しに海外までやってくる
野獣と化した
シナリオは定番のヒロインのトラウマに関わる話だが、かなり驚いたことに、他のヒロインと違って、和のみ中二病を演じている。実際には可愛い女の子だが、理由があって男を演じてる。なので中二病お嬢様ラブコメAVGというサブタイトルは今回のみ例外なわけだ。だから真緒もこの中二病を治していいものか、迷うことになる
なぜ?ってのが、シナリオのキーなんだけど、てっきり和個人の問題だと思ってたので、そこに両親の問題が関わってくるとは思わなかった。
7年前に失踪してしまった父親。和は母親を励ますために父親の真似をする。あの喋り方やキャラは父親の真似だったんだね…
一時的に女の子に戻るも、母親が夫に失踪されたことを思い出しておびえてしまうので、仕方なく再度男のフリを続ける…
そして和は男の子になった。
他のヒロインは、本当にただ中二病を拗らせてたり、ただのヤンキーやロックへの憧れだったが、和はとても家族愛あふれる展開だ(莉緒だけは理由があるが)
▼真緒が根本的解決として、父親を探し、ひと悶着ありながらも夫婦は和解。この流れも綺麗だね。
でも和パパ、いくらなんでもドクズすぎでしょ。
ドラゴンボールの孫悟空と同じ人種かしら…
でも妻が外してる結婚指輪を、夫はちゃんとしてるのよね。これ、かなり重要なのに何故か言及されなかったが
ラストはすっかり女の子らしい言動になった和だったが、根本にある積極的な性格はそのままで(これがちょっと面白い)真緒に強烈アプローチ、プロポーズや子供をせがむ
当然激怒する他のヒロインたち
真緒は和はこういう性格だったと気づき、自ら手を取って逃避行(これこのゲームのパターンだな)
ラストシーンは成長してすっかり女の子になった和を唐突に想像して終了。想像じゃなくて実際にそこまでやってほしかったな。
オマケもかなり短いし。
3年後に時間が飛ぶ、真緒が男(の和)を好きになるために頑張るルートでは、和が男に目覚めてホルモン注射で髭を生やし、性転換手術で本当に男になろうとしてしまう。当惑する真緒。このゲーム唯一のヒロインルートバッドエンド
コメディだけどちょっと怖いね
▼ハッピーエンドルートはとても綺麗なラブコメ、ホームドラマでした。真緒が教師と生徒の関係に徹して、和の誘惑に耐えるのも男らしかった。舞台が海外なので背景も違うし、和だけなぜか水着が4種類もあるという謎の優遇で、見た目でも楽しめた
あ、そういえばくそみそテクニックネタは殆どなかったね。恒例の( ゚д゚)ハッ!のカットインもなかったしね
評価、85点の良作
▼さて、これでい〜びるも攻略完了。まあ2本面白いシナリオがあれば十分良作でしょ
と、思いきや、タイトルに戻ると露骨な寮長フラグオン
まあOPにそれっぽいシーンもあるし、必ずあるとは思ってたが、やはりきたね。当然やります
2017年07月02日
い〜びる☆あいっ!‐中二病お嬢様ラブコメAVG‐ プレイ日記4 北上奏編 このシナリオがまるでロックじゃないし…
▼北上奏編攻略
個別ルートに入る前からして、既に「軽い」し「薄い」
波乱のありそうな雰囲気や暗い影のある莉緒や、他のシナリオに比べると、おふざけがすぎるというか、まるでラノベ
い〜びるは中二病をテーマにしたライトなラブコメだけど、シリアスなシーンはちゃんとシリアスだし、主人公はドスケベ野郎だけど、超えちゃいけないラインとして、自分は教師でありヒロインは生徒である。
だから手を出しちゃいけない。ってのをしっかり意識してるのに(だからこそ苦渋の決断で手を出すシーンが映える)、なんとこのシナリオでは早々に奏にキスしようとしてしまう。しかも寝込みを襲って
この時点で最低のクズだし、ヒロインたちからも糾弾されるのだが、
ここの印象が余りにも悪かったせいもあり、本作最低のシナリオだった。いい部分が全く無い
真緒の性格もなんか違うんですよ…
書いたの同じ人っぽいけど、文章も稚拙で誤字脱字も多いし。
▼序盤はお約束の、着かず離れずの繰り返し。
この展開、いくらなんでも多用しすぎだろこのゲーム。
もうここまでくると完全に飽きてる
お約束をやりたいと好意的に解釈しても、つまんなすぎ。こういうグダグダした展開は一番ユーザーに嫌われるでしょ。話も中々進まないんだもの
それに奏が余りにも幼くて反抗的で、子供過ぎてヒロインの器じゃない
しかも幼いといっても、ロリキャラですらない、中途半端な存在です
中二病にしても、優しさから音痴を治そうとまでしてくれてる真緒に「アタシの才能に嫉妬してるんだ」ってな対応は、お粗末すぎる
▼寮長のアドバイスもあり、仲直り。告白に対しての選択肢、前回プレーのせえら編同様、先生に徹した選択肢を選んだ
が、まさかのノーマルエンド
結末としては2人の関係はスタートラインに戻りましたってなお話。ここでも寮長の活躍が語られる
いやあ、なんだろう。他のシナリオだと本当に最後の最後、または重大なシーンで主人公は自分の恋愛感情に気付いたりするんだけど、このシナリオはもう女子中学生と恋愛することが前提になっててかなり気持ち悪い。
ライターは同じ人のようだが、かなり雰囲気が違う
ロードして、告白する選択肢を選ぶ。
ゲームだからヒロインに好意的にするのが正解ってのが、余りにも単純で芸もないシナリオだ
ONE〜輝く季節へ〜ではわざと冷たくする選択肢が正解だったが、そういう流れでもないのかよこれ。さっきはそういう狙いでも選んだのに
▼その後の展開も、更におかしい。
散々練習した挙句、主人公が体調を崩し、奏はまさかのボーカル辞退。
歌は間に合わないし、ピアニカで演奏しよう!という意味不明な流れ。
え?今までのダラダラグダグダした練習シーンはなんだったんだ???
それに主人公が渡したピックとか、作中のアイテムも全く生かされてない…
あのピックってなんだったのよ…
まあただの雑談だと気付いた
そもそも奏がギターを弾くシーンすらない。全く要らない設定じゃん…
奏の友達と仲直りするシーンも無いので、どうもスッキリしない。これじゃ出した意味がないキャラでしょ。せえらにも主人公を奮起させる役割は出来るし
主人公が序盤で金持ちの奏に劣等感を抱くシーンが、奏が友達と仲違いしてた伏線にもなってるが、それも生かされてない
奏はプレゼントはお金じゃない、ハートだとまでいってるのに、昔の友達の気持ちが分からないんだろうか。分かるなら成長した奏がそのことを告げて仲直りする。このあたりまで含めて「シナリオ」じゃないか
せえらがサブキャラとして活躍するのはいいが、「真緒と一緒にいる奏」ではなく「奏と一緒にいる真緒」に嫉妬していたり、メイド長もやけに発情しているし、全体的に百合臭い
最後も逃避行するんだけど、せえら編とは雲泥の差のショボさ
「ふっ、感動のシーンだな」「どこがですの」がマッチしてて笑ってしまう
序盤はグダグダ。中盤は中だるみ。終盤は支離滅裂で全くいいところが無い。前回のせえら編が面白かっただけに、余りにも酷い駄シナリオにガッカリでした。
友達の存在とか、練習してたディープキスとか、せえら編と共通する部分もあるだけに酷さが際立つ
唯一良かったのは奏を名前で呼ぶようになる展開くらい。これは他のヒロインにはないからね。主人公が名前で呼ばれることはあっても。
評価、20点の駄作。
▼このシナリオ、開発環境がかなりグダグダな最中に書いたんじゃないだろうか。もしくは、まだ全体が纏まる前(初期)に書いたのでは。
製作初期から存在する「お嬢様の財力とぶっ飛んだ言動で、中2病を現実にしようとする彼女たち!」というあらすじに最も近いし、そんな気がする(あらすじなのにこの設定は他のシナリオには当てはまらない)
笑えたのも、唐突な阿部さん(しかもくそみそテクニックのほうの)の登場くらいかな
背景のモブも妙にキャラが立ってるが、何かのキャラかな?
さて、後はラスト1人ですか。ここまできたら最後までやりますよ、当然。