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2017年06月26日

い〜びる☆あいっ!‐中二病お嬢様ラブコメAVG‐ レビュー感想 VIPゲーなのに何故か隠れ過ぎちゃった不遇の良作

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★『い〜びる☆あいっ!‐中二病お嬢様ラブコメ‐AVG‐』をプレイ中。



少し変わったタイトルで、公式でもタイトルに表記の揺れがあり、けあふりぃ氏のアップしている動画は『いーびる★あい』、起動画面は『い〜びる☆あいっ』、本体のファイルは『い〜びる☆あいっ!』、だが実際にはタイトルロゴは星がカラーなので黒星扱いになりそうだけど、当ブログでは本体ファイル基準で統一します
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★本作は僕夏、ヤマヤミと同じくVIP発のギャルゲーで、ヒロイン全員が中二病のギャルゲーを作ろうぜ!というコンセプトのもとに開発された。一部スタッフは僕夏と同じだったりもする




主人公は曾祖母のコネでお嬢さま学園に赴任してきた非正規労働者の新人教師、ヒロインは生徒たち。普通の子かと思いきや全員中二病だった!というお話





公式ストーリー紹介


主人公は、大学を出たばかりの教師
教職浪人していたが、コネで臨時採用の教師となり、とある巨大お嬢様学園に赴任することになった
念願の教師になれたことを喜ぶ主人公… しかし彼の採用には条件があった
それは、とある共通の問題を抱えた生徒を集めた寮の監督をすること
その問題とは……みんな重度の中2病だということっ!!
お嬢様の財力とぶっ飛んだ言動で、中2病を現実にしようとする彼女たち!
はたして、主人公の教師生活はどうなってしまうのか!?














▼舞台、設定
前記の通りだが、これって中二病か?というキャラが半分くらいで、ここに期待していると裏切られるかも。ヤンキーや男へのあこがれも中二病として扱ってるので、本来のアニメ的な意味のヒロインは2人だけ





▼音楽
結構クオリティ高い曲があるが、フリー素材らしい。曲数が非常に少ない。全ヒロインにEDソングまであった僕夏が異常だったのかもしれないが



▼システム
ウィンドウズ10でプレーしているが、全体的に重い。メニューすらマトモに開かない。画面がブレたりもする。スキップも非常に遅い。この開発ツールのゲームがここまで重いのは初めて




各シーンにタイトルがついていて、セーブロード画面で確認できるのだが、一定文字数以上は省略されていて、全文読めない…

これに何の意味が?



特に酷いのは、背景やエフェクトがズレて、そのまま画面の端に残ること


一番分かり易いのはズレた集中線が画面端にそのまま残ってしまうこと。


後半のシリアスシーンでも画面切替が行われるまで、ずっとこんなバグが続く。

勿論画面切替が行われたら、今度は別の背景がズレて画面に映り込む。これは非常にマヌケなバグだ。まるで残像だ








▼グラフィック、キャラクターデザイン
みんな可愛い。かなりよく描けてる。何人かで描いているが、違和感も少ない。

でも和だけは小林よりのりの描く女性キャラのようで、ギャルゲー的ではないし、唯一可愛くない。設定では「男ぶった美少女」だから寧ろ可愛く無いとダメなんだが、キャラデザが難しかったかな


メインの2人は、顔だけ見ると可愛いが、体の描き方が下手でもったいない。下半身が特におかしい。


脚が離れすぎてるし、なんでそんなにガニ股なの?手も異常にでかくて指も長い






子供までもがこのサイズ。

こんなでかい手の子供、いないだろってほどでかい





衣装、ポーズは非常に少ない。朝、夜のシーンや皆で泊まるシーンもあるのに私服のまま、これはおかしい。パジャマくらい描いてほしかった。


私服もたったの一着しかない(何故かせえらだけは2着。ほぼ使い回しだが)



ストーリーの都合で数年後になっても全く同じ絵。もっと労力を費やしてほしかった





そして何より特筆すべきはこの制服。いやあ、いくらなんでもダサすぎじゃないか

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ギャルゲーエロゲーのダサイ制服としてトップクラスのダサさ。最初見た時、笑ってしまった。見慣れると可愛いんだけどね


スカートにガムテープついてるよ、って思った






▼演出
アイキャッチが入る演出が笑える。唐突にスラムダンクのパロディをやったり(しかも寮長が)面白い

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VIPゲーのお約束としてくそみそテクニックのパロディが多いが、驚いた主人公が唐突に道下正樹になるのは、笑ってしまった








例によって阿部さんをモデルにしたキャラクターが登場するのだが、なんと今作では阿部さんがヒロインとして登場する。これ多分史上初じゃないだろうか、ついには阿部さん(が元ネタのキャラ)がヒロインになってしまった



しかも阿部さんなのに「力抜けよ」とか言っちゃう






▼OPムービー
僕夏の阿部さんが、ワンカットだけ映ってて、妙に嬉しい。



僕夏同様、けあふりぃ氏の作だが、今回も非常にデキがいい。


お洒落な色使いで、可愛い感じ

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寮長ペルソナシーンからヒロイン達の目が中二的に赤くなるところまで、カッコよすぎで、何十回も見てしまうな
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(寮長、めっちゃ悪そう)





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でもカットインの目だけ普通の色なのは、多分ミス


製作動画だと目が赤くなってるし色々開発素材イジってる内に忘れたんだろう



寮長シナリオのペルソナシーンは、何故か全部目の色が普通の色だからね





しかし、最初のシーンで、完全に平面のヒロインたちが直立しているシーンが、映像的には綺麗だが、演出的には不気味。

ギャルゲーってオタクにとっての疑似恋愛だから、それを露骨に2Dの存在として描写する例はほかに見た事がない


しかも頭から突然飛び出してきた莉、半分くらいのヒロインは、下半身が埋まってて不気味(笑)



単に覚えたての技術で、好きな映像を作っただけで何ら意図はないかもしれない。


立ち絵って、足元だけ描かない事も多いしね(たまにそのまま表示させるゲームもあるが、あれかなり不気味)。






しかしこのOP、歌が入ってないのが残念だ


最初が明らかに「前奏」だから、歌が流れると思えば、音楽だけで拍子抜けした。



これ、明らかにアニソン風の音楽として作曲されてる。


Aメロがあって、サビで盛り上がって…という作曲パターン。


つまり本来は歌詞とボーカルを入れる予定だったんじゃないだろうか。でも諸事情で入らなかったと、そんな気がする







▼ストーリー
コンセプト上仕方ないが、他のゲームより圧倒的にヒロインが電波で、主人公が振り回されるシーンが多いので疲れます。


特に序盤は仕事では学級崩壊が続き、休日は映画に行っても寮メンバーが大騒ぎして出るハメになったり…ということが延々続く




しかもヒロインばかりではなく、サブキャラまでDQNか電波しかいないから、主人公が殴られたりもする



良心は寮長とおばあちゃん(ほぼ出番なし)だけ。




真緒が寮長寮長になるのも当然の流れなのに、ヒロインは例によって電波揃いなので、それを誰一人として自覚してない。テーマがテーマで、亜種あれど「全員が」中二病なので人を選ぶが、良作なんだけどね










ほのぼの生活系RPG「マビノギ」










★本作の配信日は2013年01月11日らしいのでVIPのゲームとしては比較的新しいのだが、反響の大きかった僕夏やヤマヤミに比べると極めて扱いが小さく、公式動画も2012年にアップして4年経つが、再生数はたったの1800!コメント0、という非常に反響の少ないものとなっている。




youtube、ニコニコ動画を見てもマトモに実況動画、プレー動画すらない有様だ。再生数も惨憺たるもの


僕夏はアップ期間が長いとはいえ、再生数は220000回を超えているし、もちろん4年目で既に相応の再生数があった。



他にもネット中を検索したが、まず驚いたのは、どの検索エンジンでも検索候補が一切出てこない



どうにもこれは知名度が極めて低いゲームである、という結論に達した。




まあかなり回りくどく書いたけど、要するにい〜びる☆あいっ!は、残念ながらマトモにDLされないマイナーゲーであるということだ




ただで遊べるフリゲにもかかわらず、実績のあるVIPゲーブランド(?)にもかかわらず、実績のあるスタッフが作ったのにもかかわらず、動画だけじゃなく、感想を語っているブログも殆どないので、今後遊んでレビュー感想、プレイ日記を書いていきます




あとはまあ…主流がなんJに代わって、VIP自体が過疎ってるからかもね…



開発スレ見たら、2007年から企画が始まって、リリースまで6年近くもかかっている。僕夏の2倍。





しかし公式サイトも404だし、ハックされたままだったりするし、面白いのに広まらなかったのはこのお粗末なプロデュース、宣伝、管理のせいかなーと思ったり。

今見れる関連ページはこれだけかな?

い〜びる☆あいっ! 開発日誌
ttp://www.evil-eye.x0.com/cgi/diary/diary.cgi

『 い〜びる☆あいっ!』製作 @ ウィキ
ttps://www40.atwiki.jp/viprenraku/





特に乗っ取り状態のままの公式HPなんて初めて見た




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