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2018年04月05日

ネット上で私しか持ってなさそうな最初期の逆転裁判レアグッズを公開する

▼最近、長年放置した逆転裁判シリーズを大逆転裁判、大逆転裁判2、逆転裁判5、逆転裁判6と4作連続でイッキにクリアして、やっぱ逆転裁判っておもしれーな(5は微妙だったけど)…・・・



思えばGBA時代は大好きなシリーズだったんだよな……




なんて思い起こし、当時の資料を漁ったら、幾つか懐かしいグッズを発掘





色々出てきたが、ググってもヒットしない、かつヤフオクなどにも出品されていない物を1つ紹介します。








▼それがこの、逆転裁判予告編
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一見ただのペーパー。



でもよく見ると継ぎ目がある。






更に「しらべる」と、左に↑↓OPENの文字があるのですよ





そうこのペーパー、実は開く事が可能








では大逆転裁判の如く、この証拠品を細かく調べてみましょう









OPENするとチヒロが殺され、マヨイが容疑者にされる2話の予告が載っている(今思えば凄いネタバレ)

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マヨイちゃん、ものごっつブサイクですね





キン肉マンみたい







カンのイイ人は気付いただろうけど、中心の2つが、他のより大きいのですよ






そう、ここもまた、開きます















ここだ!














と(心の中だけで)叫び開くと、












今度は、ナルホドくんとミツルギが法廷バトル開始

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2人とも、今見ると若い!




ミツルギなんて、ナマイキな高校生みたいだな。












そして更にもう1回めくると、最後に発売日などが載っているページが出ます。

発売ではなく開廷というのがオサレすぎ。

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もう1回めくって、最初に戻る、と

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当時これを見た私は、






どう見ても裁判長が犯人だろwwwwwwww








と爆笑したのですが、裁判長はポンコツながらもシロでした。






なんでこんなアオリ方をしたんだろう…

予定では裁判長が黒幕だったのかな?




そしてまさか、その15年後の大逆転裁判2で、まさか本当に裁判長が黒幕になるとはね…









▼このようなシカケのあるペーパーを「変わり絵」と言うんだけど、逆転裁判の発売前に、一部のショップで配布されていたと記憶しています(2からは無かった)。




配布は数千枚、現存しているのは、私のを含めて、もう数十枚じゃないかな…




今でこそメジャーシリーズになった逆転裁判も、当時は完全なルーキータイトルで、巧舟も知名度は0


この絵、ジャスティス学園の人?とか、ビッグオーのパクリじゃん、なんて言われてた(でも今では逆転裁判のほうが知名度が高いでしょう)







無名ゆえ、色々なプロモーションを行っていたのですよ


この変わり絵も、変り種ゲーの逆転裁判らしい、インパクトのある宣伝でした。実際他じゃ見た事ないしね。







その中でもやはり特筆すべきは、公式サイトでのウェブ体験版。


今では当たり前のウェブ体験版、私の知る限り最初にやったのは逆転裁判だった気がします。














































▼そして初代の攻略本、逆転裁判 真相解明マニュアルも紹介しておきます。これは今でも古本で普通に買えます

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恐らくこれが逆転裁判最初の書籍


ファイティングマニュアルという編集部が1,2を。レッカ社が3、蘇る逆転の真相解明マニュアルを出しています。

経緯は不明だけど、4からは別の会社で、この攻略本シリーズも無くなってしまった模様









▼滅茶苦茶薄い本(Hな本の事ではない)で、初代キャラデザの「スエカネさん」(後のスエカネクミコ、末包 久美子)が漫画を描いてるんだけど…





これが公式にも関わらずワケアリなのか、クセモノで、キャラクターの性格や設定が原作と全く違うんですよ




ミツルギがイトノコに敬語で喋っているのは物凄い違和感






▼そしてミツルギが何故かトノサマンオタクです



ミツルギがトノサマンオタクという設定は2以降で確定したので、1のゲーム中ではまだ無い情報でした。





つまりこの本が初出です






そしてこれは長年の疑問なんだけど、キャラデザのスエカネさんは、逆転裁判のメインキャラデザでありながら、開発チームには殆どいなかったのではないか?



だからキャラの性格すら分かってないし、ミツルギがトノサマンオタなんていう滅茶苦茶な設定を作ったのでは?と。




攻略本を出す前に巧舟や他のスタッフも、見てるならちゃんと修正してやれよって思うんだけど、それをしなかったのも謎





つまり何がいいたいかというと、ミツルギがトノサマンオタという設定、これ、スエカネさんの的外れな思いつき、悪ふざけから出来た設定ではないか?という事





それが現在まで設定として定着しているのだから、シリーズとは面白いモノです






もう1つスエカネさんが開発にあまり関わってないであろう証拠としては、殆どのキャラをイワモトが手掛けたことや、ウメヨがアヤサト姉妹と仲良さそうにしてるイラストが有り得ないこと

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ウメヨはコナカの共犯者で、結果としてチヒロを殺害するのに加担し、マヨイを陥れたので、この宣伝イラストは当時から有り得ないスリーショットと散々言われてました





その違和感の真相は、スエカネさんが開発に余り関わってなかった事が原因では?(当時のスタッフ日記にもそれらしい記述があった気が)








































逆転裁判はやはり面白いゲームだ。GBA時代は作者も若かったのでキレが違う。

GBA時代のカプコンは、逆転裁判とかロックマンエグゼとか、面白いゲームも一杯あったね…

まあ大量のゲームシリーズを軒並み終了させたコナミに比べると、遙かにゲームメーカーしてるけどねえ…







昔のゲームグッズを色々収集してるので、また機会があれば、公開します








2018年04月04日

初恋の虹 レビュー感想 初恋の惨事

▼主人公は高橋君のことが好き。


けど親友も同じ高橋君を好きになってしまった。




主人公の選択は…










































▼このテーマをやるには、幾らなんでもストーリーが短すぎ



脈絡がなく、支離滅裂な展開。セリフがただの説明文って箇所も多くて、唐突。




決断を迫るストーリーにも関わらず、葛藤も考えも何もなく、ただ短絡的に、自分が高橋と付き合うか、親友を応援するかそれだけの話で、そのシーンも私は何々した〜〜、誰々は何々だった〜〜〜と全てダイジェスト的に流されるだけ。




切なさを演出するようなシーンもないし、EDも唐突な幕切れ。










▼タイトルの「初恋」も「虹」も、まるでテーマに出来てませんし…

設定もあってないようなものです。
















▼2016年から企画だけはあったが、配信が今になったとのことで、製作段階で何かあったのかな。


ムービーで使われてるシーンがゲームに入ってないのも変ですし、


今後バージョンアップでシナリオを追加するのか否か…










▼でも主題歌だけは妙によく出来てて気に入ってます。

何故かフルスクリーンではない謎仕様なので、これもまた変…





























評価E
30点



虹はとても綺麗だけど、すぐに消えてしまう。だから、余計綺麗に感じる。というアオリ文…






綺麗でもないし、すぐに消えてしまっただけのゲームというのが実状です







裏事情は知りませんが、どうも予定と違う物になってしまった…という香りがプンプンと…



これで完成版ならそれはそれで問題ですが


部屋の中に死体があった。 レビュー感想 盗人猛々しい

部屋に入ったらいきなり死体があった。





主人公は冤罪を逃れる為、部屋を探索し、死体の正体を推理するのだが…










































コンプまで15分くらい。攻略難易度は低いのでサクサク遊べた。




とはいえ中々クリア出来ないので、何分か部屋を右往左往したのですよ。



そしてふと閃いて、入ってきたドアを調べたら…






開いちゃった!
Σ(゚Д゚;)









てっきりワンマップだと思って調べる事さえしなかったのだが、先入観は怖いね








主人公の正体や結末は余りにもベタ過ぎるけど、セリフによる伏線(?)は上手い

スクショ_No-0003.jpg





でも、正体を隠したいのかオープンにしてるのかあやふやなので、徹底的に隠す演出をしたほうがいいんじゃないかと


ここがさも主人公の部屋であるかのようなセリフを入れたほうがEDのインパクトが増すので










































評価D
50点



何気に絵の枚数も多いです。

PC88っぽいバッドエンド画面もオサレ。


















2018年04月03日

或る孤独なひとり レビュー感想 電話の主の正体は…

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ややネタバレ


10分ゲーなので、クリア後に読むことをおすすめします













精神病棟のような場所に隔離されている主人公




ドット絵がハイクオリティで、まるで映画のような演出で進みます







謎解き要素はなく、謎の電話がかかってきて、ワンマップを次々に調べていく過程で、この場所や主人公の正体が分かるのだが…









通していえることは、上げては下げのやり口がえぐい…




しかもTHE ENDが最後ではなく、本当に最後の最後の瞬間まで目が離せない展開が悪趣味(ホメ言葉)の一言









































評価C
60点



脅かしは控えめで、心理的にじわじわくる正統派サイコホラーでした。


だが、一箇所ヒエッ…ってビビったポイントも…





























真実は優しく残酷で レビュー感想 首輪

ぷちミュージカルアニメーションノベルを謳ってるだけあり、キャラクターがモーションし、ミュージカルの定番通り、歌う





グラフィックのデキは凄いです。



擬似的だけどちゃんとミュージカル風になってる。




ストーリーも10分なので、まさにぷちミュージカルでしょう







だが惜しいのはボイスコ。


セリフも棒読みなら歌も下手で、喋り方には抑揚がなく一本調子、所謂ミュージカルの演技では全く無いんですよ。ミュージカル特有の高揚感、臨場感がまるで無かった。


かといって通常のADVだとしてもかなり拙い声です。




ミュージカル風アニメであるディズニー映画に出るタレントでさえ、ちゃんとミュージカル演技をします





舞台系の役者は基本オーバーで、イケメン俳優の藤原竜也はドラマや映画で何を喋っても




な゛ん゛で゛だ゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛










映画でもドラマでもオーバーに





う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛






と叫ぶ。








だが本作は作中で数十年経って見た目が変化しても、病気になっても同じ喋り方、同じ声質。


咳をするシーンで本当にゴホンゴホンとボソボソ喋った時は笑っちゃいましたよ。本当にただ言っただけという感じで。



もっとボイスコが台本を読み解くか、ライターが演技指導すべきだったのではないでしょうか(そもそもアニメ以外、ミュージカルを観たことすらないんでは…)。




以上のことから、この部分については全く評価出来ません。














評価C
60点

どっちかというと、主人公ではなくパッパが悲しい存在でしたね…





2018年04月02日

夏に来るモノ レビュー感想 物理

謎の存在「アレ」に追われる主人公




夜の町を必死に逃げる





「アレ」が意味不明な言葉を呟くが、「アレ」の正体やその言葉の意味が判ることが結末ではなく、その後にもう1ネタ待ち構えているのが面白い

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「アレ」や謎の言葉の正体に注視した所為で、その後のことを考えてなかった。まだオチがあるなんて。










5分で終わるけどしっかり怖い、そして笑える。



評価C
60点




安定感のある掌編ギャグホラー。

類似オチがあった気もしますが、予想しながら遊ぶと、きっと面白いですよ














逆転裁判4でシリーズを見限り大逆転裁判で復帰したファンが、逆転裁判6をクリアした

逆転裁判を再プレイする経緯については過去の日記を読んで頂ければと思いますが、結論から書くと、逆転裁判6は非常に面白かった。




シリーズに順位をつけると1=大2>3>検2>検1>6>大1>2>5>4かな。





このADV低迷期…というかゲーム低迷期にこれだけクオリティとボリュームの高さが合致した良作は、もう極めて稀でしょう。




5がイマイチで、やっぱり大逆転裁判に比べると本家はもう劣るなあ…



巧舟ほどのクリエイターはそうはいないな…と思っていたのだが、結果としてセンスは互角だとも感じた。






細かくレビューしていきます









▼オリジナリティ

大逆転裁判でも明治時代の日本とイギリスを舞台にしていたが、本作はファンタジー要素が極めて強い。


なぜなら舞台となるクライン王国がそもそも実在しない(しかも明らかに後付設定)




しかも6オリジナルの設定で、姫巫女レイファによる御霊の託宣によって有罪が決まってしまう





14才のミニスカ少女がえっちなダンスを踊って、水に浮かんだ被害者の最期の記憶で、有罪が決まる

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傍聴人の半分くらいは、パンツと太股を見に来てるだろ







完全に卑弥呼の時代のノリ。本当に現代か?この国大丈夫か?










それに加え弁護士がいない国で、容疑者を弁護すると弁護罪という罪をかせられ、有罪になると問答無用で弁護士も死刑となる




初期の逆転裁判のネタを今更引っ張ってきたのかな。初期設定じゃ逆転裁判は有罪=即死刑だったからね



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これにより、緊張感とアウェー感が凄まじかった。




4話は日本で普通の裁判をやるんだけど、本当に普通で、殺人事件なのに平和だなーって和んじゃった(笑)













▼ミステリ、推理モノとして

ということで間違いなく過去最大級のトンデモ。


だがここまで二転三転、逆転に次ぐ逆転を連鎖できるストーリーは、執筆がかなり困難だろう。そこは凄い。



そして逆転裁判は証拠品を集め、法廷で真相を追究、推理するのがお約束のスタイルだが、何せ今回はその情報量が極度に少ない。真犯人が全く分からないのも当たり前。証拠品が少ないのも当たり前。


真犯人もトリックも分からない状態から、極限の不利で戦う。これがゲームながらに本当にキツかった。


















▼グラフィック
5より格段に進化してる。大逆転裁判と同じ2016年にリリースされているので、ほぼ同じクオリティ。

だがキャラクターの表示が1人のみで、処理落ちがかなり酷い












▼音楽
クライン王国が東南アジアっぽい世界観なので、民族音楽風のBGMがよかった。

岩垂、久々にいい仕事した











▼システム

御霊の宣託が、いつか来るとずっと思っていた映像のムジュンの指摘。


これが面白かった。だが無音なんだよね。


次回作では視覚だけではなく音を鳴らし、そのムジュンを突くなんてのはどうだろう。カプコンにネタ提供



そしてこれが重要だが、6では5でさぞや叩かれたのだろうね、廃止された背景クリックが復活された


お陰で久々に留置所の監視を調べられた。感無量だ










▼キャラクター命名

これは明確に大逆転裁判より優れてた。



大逆転裁判はネーミングが適当で萎えたのだが、6は逃亡犯の名前がダッツ・ディニゲルとか、ヒキコモリの名前がヒルネリア(ヒルネ)とか、センスバツグン












▼シナリオ感想



ここからはネタバレ








■第1話 逆転の異邦人





▼1話でいきなりクラインの洗礼を受ける。


だがシリーズもマンネリなので、滅茶苦茶なファンタジー裁判はアリだと思った。




アウェーということもあり、アウチがまさかの強さ



アウチを初めて強いと思った貴重な話





裁判長が存外マトモで感心したのだが、2話からはポンコツジジイに逆戻りしててガッカリ。










■第2話 逆転マジックショー




▼黒歴史だった4のザックたちが登場してビックリ。


ストーリーのテーマがマスゴミを倒すだと思えば、そのまま4の続きの話になってしまった。


にも関わらず、みぬきを助けるのがナルホドじゃないというのが、物凄い不満だ。




4のEDであの子の素顔を知ってるのはぼくだけなんだから…とナルホドがモノローグしていたので、5ではナルホドがみぬきをまた助ける話に期待するも、みぬきは空気。


6でこそやってくれると思いきや、まさかの不在中の事件だとは…


結局オドロキがみぬきの素顔を見ることになるが、どうもこのあたりでW主人公といいながらも、ナルホドの存在感が薄く、オドロキばかりがいいところを持って行く違和感があった








▼5でも思ったんだけど、ナルホドはいつの間に伝説の弁護士になったんだろう。


空白期間(ニート期間)のほうが長いフリーターのごとくキャリアは殆ど無いのに、プライドの高いレイやマスゴミでさえ、ナルホドだけは認めてたし。


まあ無敗だったミツルギやカルマを破ってるからかな



それにしては依頼人が全く居ないのが不思議なんだが…










▼みぬき、随分オドロキに好意的なんだが、どうも好きっぽいなあ。恋愛感情的な意味で。

4話やEDでもそんな感じだ…


まあ元々、主人公とヒロインの関係だからね。



でもオドロキとみぬきって異父兄妹で、ラミロアの息子と娘なんだよなあ。



ナルホドもそれを知ってて黙っているが、2人がいい雰囲気になってうっかり中出ししてしまったら、どうするんだろう




後々恨まれそう






















■第3話 逆転の儀式




▼本当に懐かし過ぎる、逆転裁判3以来久々のマヨイとの再会






見た目は大人だが、中身が殆ど変わってなくて安心する
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▼そして逆転裁判2以来、御馴染みの逮捕(14年振り3度目)
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こいついつも逮捕されてんな






ここまで逮捕歴のあるヒロイン、なかなかいないだろう。










▼マヨイとペアで臨む裁判だが、スサトやアイリスのような有能パートナーに慣れた所為か、なんともマヨイが頼りない…


まあ法律家でも天才でもない、ただの霊媒師だからなあ



でも飽きれた顔をするのが昔と同じ表情で懐かしかった。これはCMでも使われてたので、ここで本当にマヨイが帰って来た感があった














▼歴代逆転裁判でも間違いなく1位の絶体絶命感。何せ本当に有罪にされてしまう。




これまで有罪になりそうなピンチは何度もあったが、決まって裁判長が木槌を叩く前に、待った!と誰かが乱入してくれた



だが今回初めて本当に有罪になってしまう




それ故、逆転無罪まで持って行った時のカタルシスは大きい












▼マヨイの霊媒も久々だったのだが…






まさかコレだとは

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メガテンだかペルソナに、こんな悪魔いたよな








▼レイファを諭すマヨイがなんとも大人で、余りの成長にビックリ。










▼マヨイとアカネは初対面の筈だが、たった一言話しただけで終わってしまったな。


ぶっちゃけアカネはマヨイの代わりとして登場したキャラだから、何かあると思ったんだが














■第4話 逆転寄席



▼犯人のプーコが露骨に、1の松竹梅世なので犯人は分かりやすいんだが、結構気に入ったキャラなんで、本性がクズだとしてもショックだった。気に入ったキャラが犯人でショックってのは、初めてかも


バン刑事といい、ユガミの友達は犯罪者だらけだね






▼難易度も低くストーリーも短いんだけど…

ぶっちゃけこれ、無くても成立する話なんだよなあ。こっちのが余程1話っぽいけどねえ









▼明らかに老けてるココネが、5歳児におばちゃんと言われてて爆笑した。やはりココネは、とても少女には見えない。











▼ココネとユガミはどんな関係なのだろう。てっきり義理の兄妹くらいに思ったら、また他人行儀に戻ってる。呼び方も月の字に戻ってる。


そもそも5の時点で、ココネはユガミを助けるほどの関係には見えなかった。

だが、ココネが2回机を叩くのとか、明らかにユガミの影響を受けている。



事件が解決したラストで「ココネ」と呼び捨てにしてたが、ユガミは職業意識が高いから、弁護士とは相容れないのかしら…


そんなユガミが尊敬してそうな「ミツルギのダンナ」は、弁護士と親友なのに













■第5話 逆転への大革命




▼とにかく長い長い長い。



これ、6話に分けたほうがよかったでしょう。


逆転裁判6ってことで、語呂もいい。









▼本作のテーマは間違いなく親子愛なんだが、オドロキとドゥルク、ナユタの関係はとても泣かせる話だね。


母を助ける為に父を殺すとか、ドギツイテーマだわ

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▼インディージョーンズのようなやたら肉体派の捜査に、主人公vs主人公によるシリーズ初の民事裁判、ナルホドとミツルギの合同捜査など、新しい点も多い



ナルホド、相変わらずホモストーカーの癖に、ミツルギに冷たい。



3でもミツルギがナルホドを「親友」と言ってたのに、ナルホドは「友達」だしな










▼逆転裁判のお約束として、最終話やその前の話で敵検事が交代する、というのがあるのだが、何せ今回は2話から全部ナユタ検事。


5話までナユタ検事とかもう飽きた…



と思いきやラスボスがガラン検事。



これがアツイ展開だね(ナユタとも戦うが)。




そんなラスボスのガランはお約束として黒幕だと分かるんだけど、真相に辿り付くまでに、アマラまでもが共犯者ってのは読めなかった。




バアヤの正体がアマラであることとドゥルクが既に死亡しており、マヨイの霊媒だったことにはオドロキより先に気づく事が出来たが、これはビックリした











▼そして途中で、実はアマラが真犯人で、ガランは守ろうとしているのか…?なんて思ったりもした


主人公が助けようとしているヒロイン側のキャラクターが真犯人というのは、まだ使ってないネタだからね。



「レイアース」がそんなオチだったな









▼回り道をしながらも、法廷を支配するガランを、革命のために、徐々に、徐々にと追い詰めていくのはシリーズで一番細い綱渡りだ

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何せ3話同様、ここでも有罪判決を受けるしね











▼ガランのリアクションはもっと大袈裟にやって欲しかったな。親衛隊が吹っ飛ぶのに期待したのに、ただツメを折るだけだからね

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▼霊媒がテーマになってて、ガランが霊媒できないことを立証し王座から引き摺り下ろすのもカッコいいが、指名手配犯のドゥルクが霊媒で日本に来てたのは、これまでで一番、霊媒トリックを生かしてるかも…


どうせまたご都合主義だと思って油断した










▼オドロキが亡き父の跡を継いでクラインで弁護士をやるのも、感動的なEDだ。





すっかり明るい少女になったレイファは、本作で一番成長したんじゃないかな(腐っても自分の親だったガランとインガを、あっさり切り捨てすぎだろとは思ったけどね…。義理の娘として可愛がってた事は確かなのに)





国民の前で、憑き物が落ちたかのような笑顔

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来てる奴の半分くらいはレイファの腋を見に来てるだろ










▼そしてラストのラストに異議あり!






まさか今回は無いのかと思ってしまったが、本当に最後の最後だった。





5では主人公3人で叫んだが、6はオドロキのみ。






あれれ?W主人公では???


































■不満点


▼面白いのだが、シリーズもこれだけ続くと、やはりパターン化されていてオチが読めてしまう。


何せシリーズが逆転検事を含めて10作以上、シナリオ本数はその数倍ある。




▼アマラの抱いてる子供がレイファなのも、ナユタと兄妹なのも、直感的に見た瞬間読めてしまった

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ナユタとレイファの関係なんてプレイ前に思ったとおりだった



推理というより、ああ、どうせこういう話だろうなあ…という穿ちによりね



オドロキがナユタを「知ってるさ…」と意味有り気に呟くのも、ミツルギを知ってたナルホドそのもの







▼ナユタの裁判の因果が全て読めるという設定、一体何だったんだ?途中から完全に消えた、死に設定



そもそも法廷をトムライの場とする宗教観も意味不明で何の説明もなかった。


母親の事件の影響?












▼中でも酷いのは2話の、実は双子というトリック。



既に2でも3でも使われてるし、ミステリで双子はタブーでしょ。



3はナルホドの恋人が摩り替わっているというトリックで、プラスに働いたので面白かったが、6は本当にただ双子なだけ。トリックが考え付かなくて逃げただけ。


余りのお寒い展開に萎えてしまった。みぬきをハメようとしてた動機も意味不明だし(ツンデレだった?)。







▼テーマが親子にも関わらずナルホドとみぬきの関係が希薄。みぬきをまた助けるのはナルホドであって欲しかったな




少し前記したが、2話のアルマジキ一族の話は、明らかにナルホドでやるべき話でしょ


因縁の相手なんだから



オドロキにはそもそも無関係な話














▼ミツルギが昔はナルホドのように証拠品を突き付けまくっていたとか、アカネと捜査したことがあるとか、逆転検事のネタがあるが、例によってミクモの存在が無かった事にされてる。逆転検事はあってもミクモは黒歴史なのかしら…














■まとめ

▼そしてこれが一番重要だが、終わってみれば、W主人公といいながらも、主人公は完全にオドロキだね。




そもそも舞台になったクライン王国も、テロリストのドゥルクも、ナユタ検事も、全ての設定がオドロキのために用意されてるから



ナルホドは完全にサポート役なんだよね


マヨイの復活を売りにしてたので必然的にナルホドを主人公だと思ったし、タイトルロゴもナルホドなのに、出番はあっても役割が無いので、そこは不満



レイファもナルホドのパートナーとして一緒に事件を捜査したのに、5話ではオドロキのパートナーで、ナルホドはオマケに成り下がってるし…








どうも逆転裁判6はクオリティの高さの割に感想、評価が低い気がするのだが、ユーザーといっても色々で、ADVゲーム派は高い評価をしているが、キャラゲー派……有り体に言ってしまえばキャラオタがかなり評価を下げているようだ



確かに、明らかにオドロキを贔屓しているし、私自身が懐古なのでナルホドが好きでオドロキは嫌いだったが、6でやっとオドロキが主人公として覚醒したんじゃないか



5は4で失墜したナルホドの再生ストーリーだったし、6はオドロキが主役でもよかった





ゲームはゲーム、キャラクターはあくまでゲームの一部なんで、そこは切り離して考えないとダメだろう






ってことで、本作逆転裁判6は、かなり気に入った


評価A+
80点




逆転裁判7にも期待


















2018年04月01日

先輩と後輩 レビュー感想 先輩と交配(ネタバレ)

■ゲーム紹介文

先輩と後輩が会話するだけのやおいゲー



女性向けかつ乙女ゲ―のつもりですが、甘さはまったくないです。無糖。

EDは4種類。コンプ後特典・周回要素はありません。CG鑑賞モードもないです。


















▼放課後の図書室に先輩と後輩…というと「この謎には理由(わけ)がある」に似ているが、本作は一応、ラブコメ







最初にあれっ?って思ったのが、プレイヤーが動かす主人公(先輩女子)が、何故か右側なんですよ





舞台でもゲームでも、視点になる人物を左に置くのが普通なのに(サモンナイトがわかりやすい)。






これを見た人は、左がプレイヤーキャラのギャルゲーだと思うでしょう

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ちょっと不思議ですね。










▼後輩男子と会話をするという、ただそれだけのストーリーなのだが、3回選択肢を選び、選んだ選択肢によって会話の流れとエンディングが変化する




例えば後輩がストーキングしている、猫の話。



普通にプレイしていると、野良猫を追いかけ回してるという微笑ましい話になるが、恋愛寄りの選択肢を選んでいると、付きまとっている野良猫というのが、実を先輩のことだと分かる展開になる









後輩が先輩のストーカーというのはすぐに分かるんだけど、サイコ&コメディで面白い









▼コンプまで15分くらい。攻略も簡単




ED1、ED3はなんとも中途半端で、え?これで終わり?って感じなので、ストーリーがちゃんと完結してるED2、ED4が良かった(まあ会話そのものが伏線になってるのは、ED1、ED3だけどね)





中でも、お気に入りはED2





これまで不遇の人生を生きてきた後輩が、先輩を姉と慕い、甘える。


先輩も自分を姉と思っていいと、後輩を受け入れる





無糖ゲーといいながらも、これはもう、甘々だよ









「あ〜弟っていいっすね〜」




「これからは先輩の弟として生きていきます」




「先輩のおっぱいやわらかいっすね〜何回さわっても飽きなさそう」








マジキチな宣言をする後輩



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後輩が全てを曝け出し、先輩との関係が深まるのもED2だけなので、トゥルーエンドといえるでしょう。






先輩は卒業してしまうけど、後輩は同じ大学を受験し、先輩を追いかける…




そしてストーカーから、義理の姉弟に…











これもう半分純愛だろ



































評価C
65点



先輩が可愛いし、絵も気に入りました。

何気に表情パターンも多いしね(ポーズは一種類だけだが)








あ〜〜先輩のおっぱいやわらかそうっすね〜〜〜







マグカップ レビュー感想 「こういう演出」とは見れず(ネタバレ)


 太田浩二は26歳の会社員。同期の美智子と社内恋愛から結ばれ、結婚生活は四年目に突入した。
 浩二の人生は順調だった。責任のある仕事を任されるようになり、部下を持ち、接待から仕事を掴んだ。
 会社にとってなくてはならない人材となった自負があった。
 そんな毎日を送っていたある日、浩二が家に帰ると、居間のテーブルの上に一枚の紙が残されていた。
 そこにはよく知る美智子の丸っこい文字で、“実家に帰らせていただきます”と記されていた。













スーファミ時代くらいの古き良きサウンドノベル。




BGMは殆ど使わず(それゆえクレジット画面の明るい曲のギャップが笑える)、効果音を多用し、臨場感を演出



今時珍しい。最近のゲームユーザーには斬新じゃないかな




文章も小説に近い文体で書かれており、妻に逃げられた男の悲壮感がよく書けてるんだけど…




明らかに26歳という若さは無理があるでしょ。完全に中年男の悲壮感で、36歳でもムリがある。もう40代の精神性




入社4年目で部下が出来て超多忙なんて、そうある事じゃないですよ。少なくとも一般的ではないんじゃないかと。作者はまだ学生さんなのかしら



設定上、40代の中年男の悲壮感としたほうがマッチしたんじゃないかな。







そんなまるで中年男のような若者の、妻に逃げられた孤独感の書き方が上手いんですよ



物がどこにあるかもわからない、まともに家事一つできない。アイロンがけにすら失敗して、シャツを1枚ダメにする。


挙句愛用のマグカップを割ってしまう



逃げていった妻のありがたみに気付く。





そして意を決して、男は妻の実家に電話をする

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(2人暮らしにしてはイス多いな)








電話の呼び出し音が響く



響く



響く…




ホワイトアウト




タイトル画面


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タイトル画面…







タイトル画面……?








タイトル画面!?!??



スクショ_No-0006.jpg








えっ!!?!?



これで終わりかよ!!!!
Σ(゚д゚;) !?











ええええぇぇぇ…

てっきり妻との復縁までを書くと思ったので、余りの唐突な幕切れにビックリ。


プレイタイム30分とあるが、まだ10分くらいだしね。






寄り添うあなたの手を握るサウンドノベルとはなんだったのか…







寄り添っても、握ってもねえよ!








妻はよぉ…まだ別れた旦那の手もチ○ポも握ってねえんだよぉ…

マグわってもねえんだよぉ…

マグ割ったけどよぉ…


なんだよぉ…この結末はよぉ…









仲直りした若夫婦が、雪の中、手を握り合うラストシーン…



ってのを想像してたので、これはちょっと…





Kのマグカップが修理されて、Mのマグカップが増えてるんで、復縁はしたんだろうけど…




もう…


こうもうちょっと…






…ねえ?









それを文章(物語)で表現するのが、「サウンドノベル」なんですが…


これだけでは、女に逃げられた男の悲壮感しか描けていない































評価D
50点


期待や宣伝とは大きく違いましたが、こういうラストシーンもアリと見れるなら、おすすめかもしれません。








愛しのライア レビュー感想 こんなん笑うわ

なんの潤いもない私の日常に、突如舞い込んできた美しい「彼」。
通学路のカフェ。日当たりの良い窓際の席で、気だるげにあくびをするその横顔に、私は一瞬で恋に落ちたのだ。

人間じゃなくてもいい。 言葉なんか交わせなくてもいい。
ただ美しい「彼」をそばで見ていられれば、私はそれだけで幸せなんだから――。














前作「愛しのサラ」レビュー
https://fanblogs.jp/katananana/archive/438/0











▼エイプリルフール企画ゲーム。




前作「愛しのサラ」のスピンオフらしいが、設定のリンクは特になし。


ひょっとして主人公の女子大生がサラかな?







▼前作がバレバレであっても、いわゆるフェイク系だったので、今作も何か仕掛けがあると思ってプレイ。

ライアってネーミングもモロだしね。





結果、今作は想定外の展開でした。






読めませんよ、これは!





おしゃべりペットで動く猫もいい味出してた。

スクショ_No-0001.jpg








































評価C
60点


たった3分で終わるので、まずはやってみてもいいかもしれませんよ。








ところで、冒頭がえっちなシーンにしか見えないのも…






フェイクなんですかね…?










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