太田浩二は26歳の会社員。同期の美智子と社内恋愛から結ばれ、結婚生活は四年目に突入した。
浩二の人生は順調だった。責任のある仕事を任されるようになり、部下を持ち、接待から仕事を掴んだ。
会社にとってなくてはならない人材となった自負があった。
そんな毎日を送っていたある日、浩二が家に帰ると、居間のテーブルの上に一枚の紙が残されていた。
そこにはよく知る美智子の丸っこい文字で、“実家に帰らせていただきます”と記されていた。
スーファミ時代くらいの古き良きサウンドノベル。
BGMは殆ど使わず(それゆえクレジット画面の明るい曲のギャップが笑える)、効果音を多用し、臨場感を演出
今時珍しい。最近のゲームユーザーには斬新じゃないかな
文章も小説に近い文体で書かれており、妻に逃げられた男の悲壮感がよく書けてるんだけど…
明らかに26歳という若さは無理があるでしょ。完全に中年男の悲壮感で、36歳でもムリがある。もう40代の精神性
入社4年目で部下が出来て超多忙なんて、そうある事じゃないですよ。少なくとも一般的ではないんじゃないかと。作者はまだ学生さんなのかしら
設定上、40代の中年男の悲壮感としたほうがマッチしたんじゃないかな。
そんなまるで中年男のような若者の、妻に逃げられた孤独感の書き方が上手いんですよ
物がどこにあるかもわからない、まともに家事一つできない。アイロンがけにすら失敗して、シャツを1枚ダメにする。
挙句愛用のマグカップを割ってしまう
逃げていった妻のありがたみに気付く。
そして意を決して、男は妻の実家に電話をする
(2人暮らしにしてはイス多いな)
電話の呼び出し音が響く
響く
響く…
ホワイトアウト
タイトル画面
タイトル画面…
タイトル画面……?
タイトル画面!?!??
えっ!!?!?
これで終わりかよ!!!!
Σ(゚д゚;) !?
ええええぇぇぇ…
てっきり妻との復縁までを書くと思ったので、余りの唐突な幕切れにビックリ。
プレイタイム30分とあるが、まだ10分くらいだしね。
寄り添うあなたの手を握るサウンドノベルとはなんだったのか…
寄り添っても、握ってもねえよ!
妻はよぉ…まだ別れた旦那の手もチ○ポも握ってねえんだよぉ…
マグわってもねえんだよぉ…
マグ割ったけどよぉ…
なんだよぉ…この結末はよぉ…
仲直りした若夫婦が、雪の中、手を握り合うラストシーン…
ってのを想像してたので、これはちょっと…
Kのマグカップが修理されて、Mのマグカップが増えてるんで、復縁はしたんだろうけど…
もう…
こうもうちょっと…
…ねえ?
それを文章(物語)で表現するのが、「サウンドノベル」なんですが…
これだけでは、女に逃げられた男の悲壮感しか描けていない…
評価D
50点
期待や宣伝とは大きく違いましたが、こういうラストシーンもアリと見れるなら、おすすめかもしれません。
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