思えばGBA時代は大好きなシリーズだったんだよな……
なんて思い起こし、当時の資料を漁ったら、幾つか懐かしいグッズを発掘
色々出てきたが、ググってもヒットしない、かつヤフオクなどにも出品されていない物を1つ紹介します。
▼それがこの、逆転裁判予告編
一見ただのペーパー。
でもよく見ると継ぎ目がある。
更に「しらべる」と、左に↑↓OPENの文字があるのですよ
そうこのペーパー、実は開く事が可能
では大逆転裁判の如く、この証拠品を細かく調べてみましょう
OPENするとチヒロが殺され、マヨイが容疑者にされる2話の予告が載っている(今思えば凄いネタバレ)
マヨイちゃん、ものごっつブサイクですね
キン肉マンみたい
カンのイイ人は気付いただろうけど、中心の□2つが、他の□より大きいのですよ
そう、ここもまた、開きます
ここだ!
と(心の中だけで)叫び開くと、
今度は、ナルホドくんとミツルギが法廷バトル開始
2人とも、今見ると若い!
ミツルギなんて、ナマイキな高校生みたいだな。
そして更にもう1回めくると、最後に発売日などが載っているページが出ます。
発売ではなく開廷というのがオサレすぎ。
もう1回めくって、最初に戻る、と
当時これを見た私は、
どう見ても裁判長が犯人だろwwwwwwww
と爆笑したのですが、裁判長はポンコツながらもシロでした。
なんでこんなアオリ方をしたんだろう…
予定では裁判長が黒幕だったのかな?
そしてまさか、その15年後の大逆転裁判2で、まさか本当に裁判長が黒幕になるとはね…
▼このようなシカケのあるペーパーを「変わり絵」と言うんだけど、逆転裁判の発売前に、一部のショップで配布されていたと記憶しています(2からは無かった)。
配布は数千枚、現存しているのは、私のを含めて、もう数十枚じゃないかな…
今でこそメジャーシリーズになった逆転裁判も、当時は完全なルーキータイトルで、巧舟も知名度は0
この絵、ジャスティス学園の人?とか、ビッグオーのパクリじゃん、なんて言われてた(でも今では逆転裁判のほうが知名度が高いでしょう)
無名ゆえ、色々なプロモーションを行っていたのですよ
この変わり絵も、変り種ゲーの逆転裁判らしい、インパクトのある宣伝でした。実際他じゃ見た事ないしね。
その中でもやはり特筆すべきは、公式サイトでのウェブ体験版。
今では当たり前のウェブ体験版、私の知る限り最初にやったのは逆転裁判だった気がします。
▼そして初代の攻略本、逆転裁判 真相解明マニュアルも紹介しておきます。これは今でも古本で普通に買えます
恐らくこれが逆転裁判最初の書籍
ファイティングマニュアルという編集部が1,2を。レッカ社が3、蘇る逆転の真相解明マニュアルを出しています。
経緯は不明だけど、4からは別の会社で、この攻略本シリーズも無くなってしまった模様
▼滅茶苦茶薄い本(Hな本の事ではない)で、初代キャラデザの「スエカネさん」(後のスエカネクミコ、末包 久美子)が漫画を描いてるんだけど…
これが公式にも関わらずワケアリなのか、クセモノで、キャラクターの性格や設定が原作と全く違うんですよ
ミツルギがイトノコに敬語で喋っているのは物凄い違和感
▼そしてミツルギが何故かトノサマンオタクです
ミツルギがトノサマンオタクという設定は2以降で確定したので、1のゲーム中ではまだ無い情報でした。
つまりこの本が初出です
そしてこれは長年の疑問なんだけど、キャラデザのスエカネさんは、逆転裁判のメインキャラデザでありながら、開発チームには殆どいなかったのではないか?
だからキャラの性格すら分かってないし、ミツルギがトノサマンオタなんていう滅茶苦茶な設定を作ったのでは?と。
攻略本を出す前に巧舟や他のスタッフも、見てるならちゃんと修正してやれよって思うんだけど、それをしなかったのも謎
つまり何がいいたいかというと、ミツルギがトノサマンオタという設定、これ、スエカネさんの的外れな思いつき、悪ふざけから出来た設定ではないか?という事
それが現在まで設定として定着しているのだから、シリーズとは面白いモノです
もう1つスエカネさんが開発にあまり関わってないであろう証拠としては、殆どのキャラをイワモトが手掛けたことや、ウメヨがアヤサト姉妹と仲良さそうにしてるイラストが有り得ないこと
ウメヨはコナカの共犯者で、結果としてチヒロを殺害するのに加担し、マヨイを陥れたので、この宣伝イラストは当時から有り得ないスリーショットと散々言われてました
その違和感の真相は、スエカネさんが開発に余り関わってなかった事が原因では?(当時のスタッフ日記にもそれらしい記述があった気が)
逆転裁判はやはり面白いゲームだ。GBA時代は作者も若かったのでキレが違う。
GBA時代のカプコンは、逆転裁判とかロックマンエグゼとか、面白いゲームも一杯あったね…
まあ大量のゲームシリーズを軒並み終了させたコナミに比べると、遙かにゲームメーカーしてるけどねえ…
昔のゲームグッズを色々収集してるので、また機会があれば、公開します
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