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posted by fanblog

2016年10月17日

映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」の感想…映画としての完成度は高い!

今回は映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」の感想。

先日感想を書いた映画「DETH FOREST 恐怖の森4」とかで予告編が流れたいて、

ちょっと気になったので選んでみました。

そろそろ時期的にも「ハロウィン」ですし!

「ハロウィン」は気がつけば大規模なイベントになってますが、実際どうなんでしょうか。

まあ「ハロウィン批判」は別のところで。


さて、映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」の感想ですが、

予告編以外の事前知識は全くなしでの鑑賞、ちなみにレンタルDVDです。





映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」は2015年公開の寺内康太郎監督作品。

寺内康太郎監督は数多くの微妙な立ち位置のホラー映画の制作に携わっていまして、

ちょくちょくこのブログでも感想を書いている山下敦弘監督と同じ大阪芸術大学映像学科の卒業生。

自分も大阪芸術大学に行っておりましたので親近感が自然と沸いてきます。


このブログでも感想を書いている映画「青鬼」シリーズ映画「DETH FOREST 恐怖の森」シリーズと同じく、

原作はフリーのホラーゲームとの事。

勉強不足なため、他の2つは知っていたのですがこの「ハロウィン ナイトメア」については知りませんでした。

今度Youtubeでゲーム実況でも観てみようかな。


映画本編とは別件ですが、レンタルDVDでの鑑賞という事で、

「DETH FOREST 恐怖の森」と同じく、やっぱりいつもの韓国ドラマの予告編のオンパレード。

もちろん今回もチャプターで飛ばすことは出来ませんでした…もう嫌がらせなんじゃないかと。



さて、映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」ですが、何度も名前を出している「DETH FOREST 恐怖の森」の予告編で知ったため、

同じ感覚で観てしまったのですが、こっちは笑いながらみるという感じではありませんでした。

しっかりとホラー映画って感じで作られています…これは本当に失礼しました。

時間が75分と短いのは凄く好感が持てます。

面白くない映画がさらに長時間とか、本当に辛いのですが、

この映画は短いながらも一応の謎というか事件の経緯も分かり、解決まではしないけど、

不気味さも残したままでの良い感じのバランスで終わっていくので映画としても良い出来だと思いました。


まあ、某恐怖の森をイメージして観たって事もあってハードルは下がっていたのは確かですが。



「しっかり作ってあった」ってのは意外であったのですが、

そう思わせるのは作り手の技術はもちろんですが、役者陣も良い演技だったと思います。

特に主演の紗季役の朝倉あきは良い演技でした。

比較ばっかりして申し訳ないですが、某恐怖の森はやっぱキャスティングの段階で、

「しっかり」ってのは難しいと思うんですよね…アイドル路線を主役にキャスティングすると、

やっぱちょっと映画の質というか観方が変わるというか。

そう考えると、この映画のトーンと朝倉あきというキャスティングはうまくいっています。

朝倉あきは映画「横道世之介」とかにも出てたり、映画「かくや姫の物語」では声で主演をしていたり、

色んな経験もしているのでこれから良い女優にステップアップして欲しいです。

実写映画では初の主演なのが、この映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」でしたが、

ホラー映画ではあるけど、良い評価されて次につながっていくのではないでしょうか。

あと楓役で五十嵐令子が出演。

こんな綺麗な女性だったら襲いたくもなる、とか言ったら不謹慎だが、綺麗な中にも不気味さが出ていました。

もうちょっと話し方に重みがあったら役に深みが出て存在感が増したかも。

紗季の友達の薫役、Erinaの証券会社OL感は妙な説得力があった。


映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」のストーリーを簡単に。

雑誌編集者の森中紗季はオカルト雑誌を担当。

たまたまテレビで報道されていたのをきっかけに、とある殺人事件を調べていくと、

毎年10月31日に謎の殺人事件が起きていることが分かった。

雑誌の特集で扱う事が決定し、さらに事件を調べていくと殺害された人は、

事前に撮った写真に殺害時間の予告がされ殺されていたことが分かる。

事件の真相に近づいていく紗季だったが、ついに自分がジャック・オー・ランタンのターゲットにされたと気づき…という感じの話。


ちょっとしたネタバレになりそうだけど、もっと簡単に言うなら「10月31日を生き残れ!」って話です。



で、まあさっきも書いたのですが、映画としてもしっかり作ってるし出来は良いですよ。

失礼な話ですが実際「バカにするつもり」で選んだタイトルだったので意外でした。

観て損はないと思います。


一応はツッコミどころも書いておきます。

好き嫌いはあると思いますが、

個人的に黒い煙が渦巻いて「ジャック・オー・ランタン」登場!

みたいなCG使っての登場は何かテンション下がるなあ…。

それが良いんだったらなんでもありじゃんって思う。

…というか、CG使うほどホラー映画って微妙になりますよね。


映画本編でもネタにしている、

「幽霊の目は全部黒にして」ってのはコツだなぁって思う。

こういう事がネタにできるってところに寺内康太郎監督のホラー慣れが見える気がする。


ホラーの演出だけじゃなくて、

「結構評判良かったんだよ」

「誰に?」

「俺に」

…って軽快な会話の作り方もいいんじゃないでしょうか。

こういうの好き。



おい!ってツッコミは15歳なのに酒を飲んで酩酊状態ってところ。

まあヤンキーだからね。

別に話としてはおかしくないんだけど、劇中でもツッコこんでほしいなあ。

あと薫が頼まれて「カバンの隠しカメラで撮影」をするのだが、

あのカバンの穴からの撮影であんな「煽りの画」になるなら、

結構カバンの傾きは不自然だと思うのだが…って思ったら、結構不自然にカバン持っとった!!

あれはバレるだろう!!

それすらもちゃんとツッコませるように、ちゃんと薫が撮影している姿も見せてくれる。

さすが証券会社のOL!!


あと、クライマックスの紗季とジャック・オー・ランタンの追っかけあいのところですが、

隠れてたら分からんのかい!って。

隠れてても分かるのがああいう奴らだと思っていたら、

登場したジャック・オー・ランタンが「あれ?いないぞ?」みたいに立ち尽くしているのが切ない。

わざわざ音とかたてなかったら、もうちょっと時間稼げたのではないだろうか。

そして、紗季を追いかけるジャック・オー・ランタンの走り姿が軽快。

あんな軽やかに走る敵は逆に恐いかもしれない。

まあ、劇中でも編集長が言っていたけど、本当12分でよかったよ。

あれは完全に作品の都合だと思うけど、作り手が認識してて劇中で言うことで、

「この部分は許してね」って事だと思うので、まあ許してあげましょう。


その他、知り合いに警察とか都合良いなぁとか、

カフェの入り口前にバットを構えて待ち伏せとか営業妨害だろ!とか、

バットを持った相手に短いナイフはちょっと分が悪いだろ、とか細かいツッコみどころはなくはないけど、

某恐怖の森シリーズに比べたら面白がれるほどのポイントではない。


本当にしっかり作っていて、感心しているぐらいです。




でも、とりあえず「サラ・ホワイトに教えてもらった呪い」は強すぎるだろ!って事は言いたい。

そんな一個人が知ってる呪いでこんなことになるなら世界は大変な事になりそうだ。

とりあえず、映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア2」も借りてきているので、

明日は続編の感想。

結構、今回の映画「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア」の出来というか完成度は高いので、

このシリーズは正統派ホラーとして期待して良いのかな!?


HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア [DVD]








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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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