2015年05月16日
サザンオールスターズ〜葡萄〜
サザンオールスターズ(Southern All Stars)が『葡萄』というアルバムを、前作の『キラーストリート』からほぼ9年半ぶりにリリースしました。通算15作目となるアルバムでオリコン初登場1位を記録しました。
サザンオールスターズは、青山学院大学の学生だった桑田佳祐がリーダーとなって結成したバンドで1978年にシングル「勝手にシンドバッド」でデビュー。桑田佳祐がボーカルで、ギターは大森隆志、ベースは関口和之、ドラムスが松田弘、キーボードに原由子、そしてパーカッションとして野沢秀行という6人構成でスタートしましたが、2001年8月に大森隆志が独立し現在は5人編成です。3枚目のシングル「いとしのエリー」がロングセラーを記録し、その後も「チャコの海岸物語」や「涙のキッス」「エロティカ・セブン」などのビッグヒットを連発し、「TSUNAMI」はダブルミリオンセラーとなりシングルCD売上歴代1位となる大ヒットを記録します。
たびたびバンドとして活動休止期間がありメンバーそれぞれが個別に活動しますが、桑田佳祐は KUWATA BAND を結成したり、ソロとして累計123万枚以上の売上を記録した「白い恋人達」をリリースしたりと多彩な活動をしています。2009年からもバンド活動を無期限休止としていましたが、2010年7月に初期の食道癌と診断され8月に手術を行なった後、その年末のNHK紅白歌合戦で無事復活します。そして2014年秋には紫綬褒章を受章します。
サザンオールスターズは、2013年6月にデビュー35周年ということで活動を再開し、『葡萄』はデビュー35周年記念のアルバムとなります。
アルバムタイトルは、2014年4月にTVで放映された渡辺淳一の訃報ニュースで処女作が『葡萄』と紹介されたことが頭に残っていたことと、葡萄の葉が心臓の形をしていたり、房が乳房を想像させたり、という艶っぽさとエロティシズムを感じたことから、ということのようです。アルバムジャケットは、第1回文化勲章を受章した岡田三郎助の代表作であり切手趣味週間での切手にもなった『あやめの衣』へのオマージュで、あやめを葡萄に置き換えたデザインとなっています。
収録曲の大半はCMソングや映画TVの主題歌になっています。「アロエ」はWOWOW2015CMソングで、「はっぴいえんど」はJTBのCM、「ピースとハイライト」はフォルクスワーゲンNewGolfのイメージソング、「イヤな事だらけの世の中で」はTBS系日曜劇場『流星ワゴン』の主題歌です。「東京VICTORY」は三井住友銀行CMソングでありTBS系列『2014年アジア大会&世界バレー』のテーマソングで、「栄光の男」も三井住友銀行CMソング。「平和の鐘が鳴る」はNHK放送90年イメージソングで、「蛍」は映画『永遠の0』の主題歌です。また「Missing Persons」は北朝鮮による日本人拉致問題をテーマとした曲です。あと「ワイングラスに消えた恋」は桑田佳祐の妻である原由子がボーカルをとっています。
CD
1.アロエ
2.青春番外地
3.はっぴいえんど
4.Missing Persons
5.ピースとハイライト
6.イヤな事だらけの世の中で
7.天井棧敷の怪人
8.彼氏になりたくて
9.東京VICTORY
10.ワイングラスに消えた恋
11.栄光の男
12.平和の鐘が鳴る
13.天国オン・ザ・ビーチ
14.道
15.バラ色の人生
16.蛍
DVD
1.Making Movie 〜 ピースとハイライト
2.東京VICTORY
3.天国オン・ザ・ビーチ
4.栄光の男
完全生産限定盤にはDVDが付属しており、2014年12月31日に横浜アリーナで開催した年越しライブ『ひつじだよ!全員集合!』と舞台裏のメイキング映像が収められています。
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今回のリリースにあわせ、全国のローソンで『スペシャルマガジン 総力特集 サザンオールスターズ“葡萄”』という無料の冊子が配布されました。週刊文春(文芸春秋)、週刊現代(講談社)、週刊ポスト(小学館)、週刊プレイボーイ(集英社)、週刊SPA!(扶桑社)の5誌が共同制作しており、『葡萄』から1曲ずつそれぞれに取り上げて取材を行なっているようなスタイルになっています。
週刊文春は「Missing Persons」で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親のコメントを中心とした記事を作成しています。
週刊現代は「青春番外地」の世界を、モデル小間千代と巡る歌舞伎町のグラビアで再現しています。
週刊ポストはサザンオールスターズ引退という記事を作成し、「栄光の男」ということから長嶋茂雄のほか、黒柳徹子や爆笑問題太田光などのコメントを載せています。
週刊プレイボーイは『エロ歌の37年史』と題して、小島瑠璃子の水着撮り下ろしと「天国オン・ザ・ビーチ」を含めたエッチな歌を記事にしています。
週刊SPA!も「バラ色の人生」をモチーフとした『デジタル愛欲』の数々を紹介するエッチな記事でまとめられています。
他に渋谷陽一が「ピースとハイライト」を取り上げた特別寄稿を寄せています。
そして、サザンオールスターズのクロスワードパズルで最後を締めるという雑誌風な仕上がりになっています。
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サザンオールスターズは、青山学院大学の学生だった桑田佳祐がリーダーとなって結成したバンドで1978年にシングル「勝手にシンドバッド」でデビュー。桑田佳祐がボーカルで、ギターは大森隆志、ベースは関口和之、ドラムスが松田弘、キーボードに原由子、そしてパーカッションとして野沢秀行という6人構成でスタートしましたが、2001年8月に大森隆志が独立し現在は5人編成です。3枚目のシングル「いとしのエリー」がロングセラーを記録し、その後も「チャコの海岸物語」や「涙のキッス」「エロティカ・セブン」などのビッグヒットを連発し、「TSUNAMI」はダブルミリオンセラーとなりシングルCD売上歴代1位となる大ヒットを記録します。
たびたびバンドとして活動休止期間がありメンバーそれぞれが個別に活動しますが、桑田佳祐は KUWATA BAND を結成したり、ソロとして累計123万枚以上の売上を記録した「白い恋人達」をリリースしたりと多彩な活動をしています。2009年からもバンド活動を無期限休止としていましたが、2010年7月に初期の食道癌と診断され8月に手術を行なった後、その年末のNHK紅白歌合戦で無事復活します。そして2014年秋には紫綬褒章を受章します。
サザンオールスターズは、2013年6月にデビュー35周年ということで活動を再開し、『葡萄』はデビュー35周年記念のアルバムとなります。
アルバムタイトルは、2014年4月にTVで放映された渡辺淳一の訃報ニュースで処女作が『葡萄』と紹介されたことが頭に残っていたことと、葡萄の葉が心臓の形をしていたり、房が乳房を想像させたり、という艶っぽさとエロティシズムを感じたことから、ということのようです。アルバムジャケットは、第1回文化勲章を受章した岡田三郎助の代表作であり切手趣味週間での切手にもなった『あやめの衣』へのオマージュで、あやめを葡萄に置き換えたデザインとなっています。
収録曲の大半はCMソングや映画TVの主題歌になっています。「アロエ」はWOWOW2015CMソングで、「はっぴいえんど」はJTBのCM、「ピースとハイライト」はフォルクスワーゲンNewGolfのイメージソング、「イヤな事だらけの世の中で」はTBS系日曜劇場『流星ワゴン』の主題歌です。「東京VICTORY」は三井住友銀行CMソングでありTBS系列『2014年アジア大会&世界バレー』のテーマソングで、「栄光の男」も三井住友銀行CMソング。「平和の鐘が鳴る」はNHK放送90年イメージソングで、「蛍」は映画『永遠の0』の主題歌です。また「Missing Persons」は北朝鮮による日本人拉致問題をテーマとした曲です。あと「ワイングラスに消えた恋」は桑田佳祐の妻である原由子がボーカルをとっています。
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CD
1.アロエ
2.青春番外地
3.はっぴいえんど
4.Missing Persons
5.ピースとハイライト
6.イヤな事だらけの世の中で
7.天井棧敷の怪人
8.彼氏になりたくて
9.東京VICTORY
10.ワイングラスに消えた恋
11.栄光の男
12.平和の鐘が鳴る
13.天国オン・ザ・ビーチ
14.道
15.バラ色の人生
16.蛍
DVD
1.Making Movie 〜 ピースとハイライト
2.東京VICTORY
3.天国オン・ザ・ビーチ
4.栄光の男
完全生産限定盤にはDVDが付属しており、2014年12月31日に横浜アリーナで開催した年越しライブ『ひつじだよ!全員集合!』と舞台裏のメイキング映像が収められています。
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今回のリリースにあわせ、全国のローソンで『スペシャルマガジン 総力特集 サザンオールスターズ“葡萄”』という無料の冊子が配布されました。週刊文春(文芸春秋)、週刊現代(講談社)、週刊ポスト(小学館)、週刊プレイボーイ(集英社)、週刊SPA!(扶桑社)の5誌が共同制作しており、『葡萄』から1曲ずつそれぞれに取り上げて取材を行なっているようなスタイルになっています。
週刊文春は「Missing Persons」で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親のコメントを中心とした記事を作成しています。
週刊現代は「青春番外地」の世界を、モデル小間千代と巡る歌舞伎町のグラビアで再現しています。
週刊ポストはサザンオールスターズ引退という記事を作成し、「栄光の男」ということから長嶋茂雄のほか、黒柳徹子や爆笑問題太田光などのコメントを載せています。
週刊プレイボーイは『エロ歌の37年史』と題して、小島瑠璃子の水着撮り下ろしと「天国オン・ザ・ビーチ」を含めたエッチな歌を記事にしています。
週刊SPA!も「バラ色の人生」をモチーフとした『デジタル愛欲』の数々を紹介するエッチな記事でまとめられています。
他に渋谷陽一が「ピースとハイライト」を取り上げた特別寄稿を寄せています。
そして、サザンオールスターズのクロスワードパズルで最後を締めるという雑誌風な仕上がりになっています。
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