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曲に歴史あり、ケパソ物語

 Doug Sahmも、Freddy Fenderも、しばしばお気に入りの曲を繰り返し吹き込んでいました。
 まあ、二人の事情は若干違っていて、No.1ヒットを持つフレディ・フェンダーには、所属レコード会社からの要請があったと推察されます。

 会社を移籍するたびに、Before The Next Teardrop Fallや、You'll Lose A Good Thingを録音するわけです。
 これは、レコード会社が、懐かしのアーティストを遇する扱いであり、少々残念ではあります。



 その点、ダグ・サームの場合は、代表曲のShe's About A Moverでさえ、大ヒットというわけではありませんので、純粋にその時々の衝動に従ってお気に入りの曲を録音していたと思われます。

 Augie Meyersの場合も、同様だと思われます。
 オーギー・マイヤースには、2度以上録音している曲が複数あります。
 その中でも、今回はある理由から、この曲を取り上げたいと思います。
 Hey Baby Que Pasoです。

 オーギーは、この自作曲を何と4度も吹き込んでいます。
 次の通りです。
 順に、リリース年、曲名表記、収録アルバム、アーティスト名義です。

 84 : Que Paso/Rio Medina/Sir Douglas Quintet
 86 : Kep Pa So/My Main Squeeze/Augie Meyers
 90 : (Hey Baby)Que Paso/Texas Tornados/Texas Tornados
 96 : Hey Baby Kep Pa So/Alive And Well At Lake Taco/Augie Meyers


 まず、サー・ダグラス・クインテットとして、84年リリースのRio Medinaのために録音したのが最初です。
 この時の曲名表記は、Que Pasoでした。 

 2年後の86年に、ソロ・アルバム、My Main Squeezeで吹き込んだ時、なぜかKep Pa Soという表記になりました。
 以後、なぜか表記の"ゆれ"が続いていくことになります。

 4年後、90年リリースのテキサス・トルネードスの1stで、3度目の録音をします。
 案外、ダグがやろうと言いだしたのかも知れません。
 このあたりのことは、楽しい想像です。

 スタジオ・ライヴのような楽しい雰囲気で録音されたこのバージョンでは、間奏に入る時、タグの掛け声に応じて、フレディ・フェンダーがストラトで個性的なソロを担当し、フレディのタフなキャリアの一端を覗く事が出来ます。

 この時、曲名のアタマに、初めてHey Babyが付きましたが、カッコが付けられていました。

 そして、何と更に6年後、96年リリースのソロ・アルバム、Alive And Well At Lake Tacoで、4度目の録音がなされました。
 この時、Hey Baby Kep Pa Soという、これまでの混成のような表記になっています。
 
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