近年、ノートパソコンの持ち込み修理依頼が
非常に多くなっています。
しかしながら、持ち込まれても見積もりまでに
至るケースは少ないのです。
その理由は、液晶やマザーボードのハードウェアの故障が疑われる場合、
分解して細部まで調べる必要があり、
パソコンによっては外すネジの数が100個以上、
時間にして10時間以上かかる事もあるからです。
そういった作業をご存知でないお客様は、
「とりあえずどのくらいの金額がかかるのか修理見積もりを下さい」
とおっしゃいます。
決まって私は「中に大切なデータはありますか?」
「どうしてもこのパソコンでないと困る事が無ければ、
買い替えをされた方が良いと思います」
と伝えるようにしています。
修理しようと思って持ってきているのに、
見当違いな返答で気分を害される方も少なくありません。
それでも、最近まではどんな故障も無料で見積もりをしておりました。
ハードウェア故障の修理金額も15,000円〜20,000円程度に抑え、
どこよりも安く修理して来た自負があります。
しかしながら、今は修理を断られるのです。
口を揃えて
「それくらいかかるのだったら、やっぱり買い替えます」
とおっしゃるのです。
最新のノートパソコンが2万円台から買える事をよくご存じなのです。
メーカーでさえ販売価格5万円のパソコンの修理見積もりを
10万円で出してくる時代です。
「見積もりに料金設定をすればよいのでは」
と助言頂くことがよくあります。
しかし、不具合に対してある程度の時間をかけて調べなければ、
見積もりは出す事ができません。
仮に決まった金額を設定したとして、
部品の調達が出来ず修理できない結論に至った場合、
クレームになるのです。
また、年々部品調達が難しくなっています。
(液晶パネル購入によって受けた被害を綴った記録をご参照ください。)
メーカーは部品を全て揃えていますし、最悪の場合、
代替品を出す事ができます。
そういった地盤があってこそ、見積もりに料金が設定できるのです。
それなら、
「ノートパソコンの修理は最初から受け付けない方がいいのでは」と、
思われるでしょう。
それが違うのです。
いつもの
「どうしても必要なものがなければ買い替えをお勧めします」
というの決まった文句に対してあるお客様は、
「このパソコンでなければダメなんです。
中に大切な物は無いですが、愛着があるんです。」
「いくらかかってもいいので修理して下さい」
また、あるお客様は、
「見積もりは必要ありません。
修理できるかどうか分かったら、
連絡だけ下さい。」
と、おっしゃいました。
この言葉は、修理屋冥利に尽きます。
きっとこのような方々に出会うために修理屋を続けています。
決定的な違いとして、見積もりを出さずにGOサインを頂ければ、
非常に短い時間で修理ができる為、通常の修理代金よりも安くします。
それでも、もし高額になりそうな場合は
必ず伝えます。
また、直す時は値段で修理部品を選ぶのでは無く、
私が納得のいく物を使用します。
双方が納得のいく修理をする為の合言葉なんです。それは、
2015年09月11日
2015年09月10日
ランサムウェアCrypt0L0ckerへ感染したパソコンからデータが復旧できるのか
ある朝、電話で問い合わせが入りました。
「ウイルスに感染してデータが読めなくなったので復旧して欲しい」
との事です。
電話で復旧できるのか・料金は幾らくらいになるのか尋ねられましたが、
こればかりは診てみないと復旧可能かどうか分からないのと、
作業内容により金額が決まるので、
あまり納得のいく返答を返す事ができませんでした。
しかしながら、事務所へ持ち込みでの調査を依頼されましたので、
その後、詳しく調べる事ができましたので紹介させて頂きます。
調査結果の方から言いますと、ランサムウェア(身代金ウイルス)へ感染。
ウイルスの種類は、CryptoLockerの亜種であるCrypt0L0cker 。
パソコン内のほぼ全てのエクセルファイル・ワードファイル・jpgファイル等に
拡張子 *.encryptedが付けられ暗号化されています。
さらにバックアップである外付けハードディスクも接続してしまわれており、
そちらも全て暗号化済み。さらに、ウイルス自体は対策ソフトにて駆除済み。
このウイルスの暗号化はウィンドウズ標準搭載の暗号技術を使用しており、
複号にはパスワードがなければ、ほぼ不可能である状態でした。
次に空き領域に残ったファイルを復旧する事で、ある程度のデータが戻らないものかと
サルベージ作業を行いました。しかし、それは徒労に終わりました・・・。
何か方法がないものかと思案をめぐらせ、ネットで調べていると、
CryptoLockerオリジナルの製作者は既に逮捕されており、
サーバが押収されディスク内にパスワードが保管されていたようです。
現在は、感染ファイルを送ることで複号用のパスワードを入手できるシステムが存在しています。
この亜種ウイルスは確認され始めて半年程経過していますが、
まだ犯人どころかどこの国の人間かも分かっていません。
さらに、ちゃんと複号用のパスワードを保管しているとは限りません。
この依頼を受けたのが5月初旬。
それから頻繁にネットで犯人逮捕や進展の状況を確認していますが、
先日ランサムウェアウイルスを感染させた犯人逮捕のニュースを見ました。
期待して色々調べましたが、製作者ではなく、
ランサムウェアを購入して、代行詐欺を行う事で儲けを折半するシステムを
利用しただけの犯人のようです。
今回の手詰まり感から得た教訓です。
データはRAIDのサーバに保存していても安全じゃない! ⇒
定期的にバックアップも必要。
それから・・・色々なサイトを見て、はっきり書かれていないので、
あえて書きます。
このランサムウェア
「Crypt0L0cker」の被害を
パスワードなしで暗号化データを復号することは、
ほぼ不可能です。
「ほぼ」と付けているのはコンピューターを使って総当たりで実行すれば、
復号できる可能性があるという事です。
今の技術では何百年かかるかはか分かりませんが・・・。
検索をしていて見つけたのですが、
ウイルスによって暗号化されたデータを複号できるような事を
うたっているソフトが幾つも販売されていますが、
「詐欺」ですので決して購入しないようにしてください。
犯人が捕まって、複号用のパスワードが入手できた場合は、
お客さんへ連絡を入れるようにしておりますが、未だ絶望的な状況です。
「ウイルスに感染してデータが読めなくなったので復旧して欲しい」
との事です。
電話で復旧できるのか・料金は幾らくらいになるのか尋ねられましたが、
こればかりは診てみないと復旧可能かどうか分からないのと、
作業内容により金額が決まるので、
あまり納得のいく返答を返す事ができませんでした。
しかしながら、事務所へ持ち込みでの調査を依頼されましたので、
その後、詳しく調べる事ができましたので紹介させて頂きます。
調査結果の方から言いますと、ランサムウェア(身代金ウイルス)へ感染。
ウイルスの種類は、CryptoLockerの亜種であるCrypt0L0cker 。
パソコン内のほぼ全てのエクセルファイル・ワードファイル・jpgファイル等に
拡張子 *.encryptedが付けられ暗号化されています。
さらにバックアップである外付けハードディスクも接続してしまわれており、
そちらも全て暗号化済み。さらに、ウイルス自体は対策ソフトにて駆除済み。
このウイルスの暗号化はウィンドウズ標準搭載の暗号技術を使用しており、
複号にはパスワードがなければ、ほぼ不可能である状態でした。
次に空き領域に残ったファイルを復旧する事で、ある程度のデータが戻らないものかと
サルベージ作業を行いました。しかし、それは徒労に終わりました・・・。
何か方法がないものかと思案をめぐらせ、ネットで調べていると、
CryptoLockerオリジナルの製作者は既に逮捕されており、
サーバが押収されディスク内にパスワードが保管されていたようです。
現在は、感染ファイルを送ることで複号用のパスワードを入手できるシステムが存在しています。
この亜種ウイルスは確認され始めて半年程経過していますが、
まだ犯人どころかどこの国の人間かも分かっていません。
さらに、ちゃんと複号用のパスワードを保管しているとは限りません。
この依頼を受けたのが5月初旬。
それから頻繁にネットで犯人逮捕や進展の状況を確認していますが、
先日ランサムウェアウイルスを感染させた犯人逮捕のニュースを見ました。
期待して色々調べましたが、製作者ではなく、
ランサムウェアを購入して、代行詐欺を行う事で儲けを折半するシステムを
利用しただけの犯人のようです。
今回の手詰まり感から得た教訓です。
データはRAIDのサーバに保存していても安全じゃない! ⇒
定期的にバックアップも必要。
それから・・・色々なサイトを見て、はっきり書かれていないので、
あえて書きます。
このランサムウェア
「Crypt0L0cker」の被害を
パスワードなしで暗号化データを復号することは、
ほぼ不可能です。
「ほぼ」と付けているのはコンピューターを使って総当たりで実行すれば、
復号できる可能性があるという事です。
今の技術では何百年かかるかはか分かりませんが・・・。
検索をしていて見つけたのですが、
ウイルスによって暗号化されたデータを複号できるような事を
うたっているソフトが幾つも販売されていますが、
「詐欺」ですので決して購入しないようにしてください。
犯人が捕まって、複号用のパスワードが入手できた場合は、
お客さんへ連絡を入れるようにしておりますが、未だ絶望的な状況です。
2015年09月08日
会社で必要とされているパソコンの本当のスキル
法人顧客のパソコン修理・設定、サーバーの設置等を行っていると、
圧倒的に不足している会社のある分野のスキルが分かりました。
どういった会社でも、エクセル・ワード・CAD・フォトショップ等のソフトウェアにおいては、
プロフェッショナル級の方々に多くお目にかかります。
しかしながら、従業員が30名程いるような比較的大きな事務所であっても、
あるスキルを持った人がいないのです。
そのスキルとは、ネットワーク管理者、システム管理者です。
資格で言うとシスアド(ステムアドミニストレータ)になります。
職場でパソコンを複数台設置する上で、
ユーザー管理・セキュリティ管理・データ保全・復旧作業等が出来る担当がいないのです。
ある職場では、パスワード設定のされていない管理者権限で、
誰もが同じパソコンを利用されていました。
そこではある従業員が勝手にiTunes等のソフトをインストールして音楽を聴いていました。
また、あるデザイン事務所ではサーバーが存在せず、
顧客のデザインデータを個々のパソコン、もしくは安い外付けハードディスクへ
保存して作業をしていました。
バックアップを取っていないのです。
受注額は1件数千万円というレベルの案件を扱う事務所です。
会社がつぶれたり、ニュースになるのも時間の問題のような
管理をされているものばかりでした。
システム管理者は会社にとっては、常時必要なスキルではありません。
重要な設定を行う時と非常時だけです。
だからこそ、システム管理者は別のスキルを付属して
持っている必要のある職種でもあります。
転職や良い条件の就職をお考えの方へは、
是非シスアドのスキルをお勧め致します。
それは、現在どんな職種においても必要とされているからです。
圧倒的に不足している会社のある分野のスキルが分かりました。
どういった会社でも、エクセル・ワード・CAD・フォトショップ等のソフトウェアにおいては、
プロフェッショナル級の方々に多くお目にかかります。
しかしながら、従業員が30名程いるような比較的大きな事務所であっても、
あるスキルを持った人がいないのです。
そのスキルとは、ネットワーク管理者、システム管理者です。
資格で言うとシスアド(ステムアドミニストレータ)になります。
職場でパソコンを複数台設置する上で、
ユーザー管理・セキュリティ管理・データ保全・復旧作業等が出来る担当がいないのです。
ある職場では、パスワード設定のされていない管理者権限で、
誰もが同じパソコンを利用されていました。
そこではある従業員が勝手にiTunes等のソフトをインストールして音楽を聴いていました。
また、あるデザイン事務所ではサーバーが存在せず、
顧客のデザインデータを個々のパソコン、もしくは安い外付けハードディスクへ
保存して作業をしていました。
バックアップを取っていないのです。
受注額は1件数千万円というレベルの案件を扱う事務所です。
会社がつぶれたり、ニュースになるのも時間の問題のような
管理をされているものばかりでした。
システム管理者は会社にとっては、常時必要なスキルではありません。
重要な設定を行う時と非常時だけです。
だからこそ、システム管理者は別のスキルを付属して
持っている必要のある職種でもあります。
転職や良い条件の就職をお考えの方へは、
是非シスアドのスキルをお勧め致します。
それは、現在どんな職種においても必要とされているからです。
2015年09月07日
修理内容を記載した作業報告書を作成する重要性
いつからか、パソコン修理をした場合は、
その作業内容、作業順序、交換した部品、
その型番、お客様のやり取りを記録し、
あえて行わなかった作業なども記載した作業報告書を
作成し渡すようになりました。
もちろん、日付、預かった期間、
パソコンの型番、製造番号等の基本的な事も記載します。
10年以上前になりますが、
このような詳細な作業報告書を作成するきっかけとなった案件があります。
それは、パソコンの調子が悪い原因がハードディスクで、
ハードディスクの交換・リカバリ作業の必要な故障修理でした。
ハードディスクにはクラスタエラーがあり、
明らかに故障しておりましたので、交換は必須でした。
作業中に光学ドライブ(DVDドライブ)も調子が悪い事が分かりました。
その時は読み込みに時間がかかる程度でした。
CDの再生・読み込みはなんとかする事ができました。
しかし予防として光学ドライブも交換する見積もりを出しました。
修理見積もりの電話を入れ、
悪い箇所を全て交換・修理すると2万円程になる事を伝えました。
先方は「何とかもっと安く修理できないか」と言われ、
提案として調子が悪い光学ドライブを交換しなければ、
その分は安く修理できる事を伝えました。
当時の光学ドライブの値段は今よりも高く
「5,000円〜7,000円」程度。その分修理代金を下げる形で修理しました。
そして、事件は起こりました。
修理から1か月程経過したある日、
キレぎみなお客から一本の電話がかかって来ました。
「修理してもらったのに、また壊れた」という内容です。
そうして、慌てて再訪問する事となりました。
先方宅に着き、よくよく症状を聞いてみると、
「光学ドライブが読み込みできない」という内容でした。
たまたま、自分が担当していたお客様だったので、
修理内容の経緯を説明し、お客様に「修理代金を抑える為、
調子が悪いが光学ドライブは交換しないようお客様が選択されました。
光学ドライブの交換に料金がかかります」と伝えたところ、
さらに憤慨されることとなり、収拾がつかなくなりました。
「修理代が安くならないか相談はしたが、
交換修理をしなくていいとは言っていない」とおっしゃるのです。
結局、この案件では無料で光学ドライブも交換するようにさせて頂きましたが、
終わった後の会議で以後、作業報告書を詳細に作成する事が決まりました。
その時は無性に腹が立った記憶がありますが、
今思えば当然の結果だと言えます。
それからというもの、この作業報告書に救われた事は数えきれません。
そうした中で最も印象に残っているものを紹介させて頂きます。
それは「マンションでの故障したルーター交換」の依頼です。
通常はマンション全体へ引く回線用のルーターは業務用であり、
当時、機器のみで7〜8万円は下りませんでした。
当然、それに出張料・作業代金をプラスした見積額を送りました。
そうするとマンションのオーナーさんから電話があり、
「このマンションはあと3か月で取り壊す予定だから、
それだけ持てばいい。3か月だけにしては高すぎる」とおっしゃるのです。
「無理です」
「ほとんどが機器代なので、これ以上は下げる事ができません」
と伝えたのですが、何度も懇願され、紹介の案件だったので強くも言えず、
今思えば最悪の提案をしてしまいました。
「家庭向けルーターを使えば、7万円下がります・・・」と。
当時は年間、何百台もルーターの設置を行っており、
家庭用でも安定性の高いルーターは把握していました。
そのルーターは小さなオフィスで10台ぐらいのパソコンを運用している環境でも、
まず問題は起こっていませんでした。
その時は、事前の説明も詳細に伝えました。
「家庭向けルーターであり、業務用ではない事」
「長期間耐えうる仕様ではない事」
「不具合が起こっても補償は一切できない事」
「仕様上サポートは付属できない」
などなどです。
もちろん、その事を見積書・請求書・作業報告書に記述しました。
そうして5年程が過ぎたある日。その時はやって来ました。
忘れもしません。
当時、名刺に記載していた携帯の電話番号へ
直でかかって来ました。日曜日のデート中です(笑)。
「おたくで設置してもらった機器の調子が悪いようだから、みてくれないか」
とおっしゃるのです。
まったく見当がつかず、不具合の内容や設置内容、
作業を行った日付などを聞いたのですが、曖昧な答えしか返ってきませんでした。
マンションへ設置作業は分かったので、
現在はそのような案件は請け負ってない事を伝えました。
実際、2年程前から出張業務は停止しておりました。
ここで、オーナーさんがキレました。
「設置だけしておいて、後の事は知らないと言うのか。いい加減な仕事をするな」
「サポートも依頼しているはずだ」
と言うのです。
会社であれば、作業報告書の確認ができたので直ぐに説明をする事ができたのですが、
そこはショッピングモールの映画館前、開演30分前。
苦し紛れに
「当時、作業報告書を送らせて頂いているはずなのですが、
そこへサポートの内容や契約内容が書かれておりませんか。」
と伝えたところ。
オーナーさんの返答は
「それは手元にある。(読んでいると思われる間・・・)なんとか来てもらえないかね。」
「(えーーーーっ、急に態度が変わったよ。と思いながら、)
申し訳けございません。当時も今も誠実に仕事はさせて頂いておりますが、
出張業務が終了しておりますので」
といった内容の事を伝え何とか切る事ができた。
月曜日に会社でオーナーさん依頼案件の作業報告書を確認したところ、
「これでもかっ」、という程、
「3か月以降は補償をしない・サポートできない」
という念押しの記載があった
もしこの作業報告書が無ければ、家庭用ルータを使い、
有り得ない作業を行った事を責められる。
損失に対する補償、無償での業務用ルータへの交換などを
求められても仕方がない状況でした。
作業報告書はどんな些細な案件でも作成しておく事が大事です。
これは修理を行う者にとって良い仕事をする為にも必要な作業だと思います。
もう一つ感じたこと・・・
それは設置した家庭用ルータはBUFFALO BBR-4HGですが、
過酷な環境で5年も不具合が無かったなんておそるべし。
てゆうか、マンション取り壊しはどうなってん・・・。
その作業内容、作業順序、交換した部品、
その型番、お客様のやり取りを記録し、
あえて行わなかった作業なども記載した作業報告書を
作成し渡すようになりました。
もちろん、日付、預かった期間、
パソコンの型番、製造番号等の基本的な事も記載します。
10年以上前になりますが、
このような詳細な作業報告書を作成するきっかけとなった案件があります。
それは、パソコンの調子が悪い原因がハードディスクで、
ハードディスクの交換・リカバリ作業の必要な故障修理でした。
ハードディスクにはクラスタエラーがあり、
明らかに故障しておりましたので、交換は必須でした。
作業中に光学ドライブ(DVDドライブ)も調子が悪い事が分かりました。
その時は読み込みに時間がかかる程度でした。
CDの再生・読み込みはなんとかする事ができました。
しかし予防として光学ドライブも交換する見積もりを出しました。
修理見積もりの電話を入れ、
悪い箇所を全て交換・修理すると2万円程になる事を伝えました。
先方は「何とかもっと安く修理できないか」と言われ、
提案として調子が悪い光学ドライブを交換しなければ、
その分は安く修理できる事を伝えました。
当時の光学ドライブの値段は今よりも高く
「5,000円〜7,000円」程度。その分修理代金を下げる形で修理しました。
そして、事件は起こりました。
修理から1か月程経過したある日、
キレぎみなお客から一本の電話がかかって来ました。
「修理してもらったのに、また壊れた」という内容です。
そうして、慌てて再訪問する事となりました。
先方宅に着き、よくよく症状を聞いてみると、
「光学ドライブが読み込みできない」という内容でした。
たまたま、自分が担当していたお客様だったので、
修理内容の経緯を説明し、お客様に「修理代金を抑える為、
調子が悪いが光学ドライブは交換しないようお客様が選択されました。
光学ドライブの交換に料金がかかります」と伝えたところ、
さらに憤慨されることとなり、収拾がつかなくなりました。
「修理代が安くならないか相談はしたが、
交換修理をしなくていいとは言っていない」とおっしゃるのです。
結局、この案件では無料で光学ドライブも交換するようにさせて頂きましたが、
終わった後の会議で以後、作業報告書を詳細に作成する事が決まりました。
その時は無性に腹が立った記憶がありますが、
今思えば当然の結果だと言えます。
それからというもの、この作業報告書に救われた事は数えきれません。
そうした中で最も印象に残っているものを紹介させて頂きます。
それは「マンションでの故障したルーター交換」の依頼です。
通常はマンション全体へ引く回線用のルーターは業務用であり、
当時、機器のみで7〜8万円は下りませんでした。
当然、それに出張料・作業代金をプラスした見積額を送りました。
そうするとマンションのオーナーさんから電話があり、
「このマンションはあと3か月で取り壊す予定だから、
それだけ持てばいい。3か月だけにしては高すぎる」とおっしゃるのです。
「無理です」
「ほとんどが機器代なので、これ以上は下げる事ができません」
と伝えたのですが、何度も懇願され、紹介の案件だったので強くも言えず、
今思えば最悪の提案をしてしまいました。
「家庭向けルーターを使えば、7万円下がります・・・」と。
当時は年間、何百台もルーターの設置を行っており、
家庭用でも安定性の高いルーターは把握していました。
そのルーターは小さなオフィスで10台ぐらいのパソコンを運用している環境でも、
まず問題は起こっていませんでした。
その時は、事前の説明も詳細に伝えました。
「家庭向けルーターであり、業務用ではない事」
「長期間耐えうる仕様ではない事」
「不具合が起こっても補償は一切できない事」
「仕様上サポートは付属できない」
などなどです。
もちろん、その事を見積書・請求書・作業報告書に記述しました。
そうして5年程が過ぎたある日。その時はやって来ました。
忘れもしません。
当時、名刺に記載していた携帯の電話番号へ
直でかかって来ました。日曜日のデート中です(笑)。
「おたくで設置してもらった機器の調子が悪いようだから、みてくれないか」
とおっしゃるのです。
まったく見当がつかず、不具合の内容や設置内容、
作業を行った日付などを聞いたのですが、曖昧な答えしか返ってきませんでした。
マンションへ設置作業は分かったので、
現在はそのような案件は請け負ってない事を伝えました。
実際、2年程前から出張業務は停止しておりました。
ここで、オーナーさんがキレました。
「設置だけしておいて、後の事は知らないと言うのか。いい加減な仕事をするな」
「サポートも依頼しているはずだ」
と言うのです。
会社であれば、作業報告書の確認ができたので直ぐに説明をする事ができたのですが、
そこはショッピングモールの映画館前、開演30分前。
苦し紛れに
「当時、作業報告書を送らせて頂いているはずなのですが、
そこへサポートの内容や契約内容が書かれておりませんか。」
と伝えたところ。
オーナーさんの返答は
「それは手元にある。(読んでいると思われる間・・・)なんとか来てもらえないかね。」
「(えーーーーっ、急に態度が変わったよ。と思いながら、)
申し訳けございません。当時も今も誠実に仕事はさせて頂いておりますが、
出張業務が終了しておりますので」
といった内容の事を伝え何とか切る事ができた。
月曜日に会社でオーナーさん依頼案件の作業報告書を確認したところ、
「これでもかっ」、という程、
「3か月以降は補償をしない・サポートできない」
という念押しの記載があった
もしこの作業報告書が無ければ、家庭用ルータを使い、
有り得ない作業を行った事を責められる。
損失に対する補償、無償での業務用ルータへの交換などを
求められても仕方がない状況でした。
作業報告書はどんな些細な案件でも作成しておく事が大事です。
これは修理を行う者にとって良い仕事をする為にも必要な作業だと思います。
もう一つ感じたこと・・・
それは設置した家庭用ルータはBUFFALO BBR-4HGですが、
過酷な環境で5年も不具合が無かったなんておそるべし。
てゆうか、マンション取り壊しはどうなってん・・・。
2015年09月02日
液晶パネル購入によって受けた被害を綴った記録 その4
液晶パネルebay購入トラブル編
ずっと利用して来たネットショップが閉鎖している事を知らず、
同じ店舗名で詐欺を働いているサイトで危うく騙されそうになったが、
何とか回避した記録の続きとなります。
SHARPのノートパソコンPC-CW50Tの液晶パネル「B141EW04 V.4」の
基板故障の為、なんとか交換用の液晶パネルを安全に入手できないものかと、
次に取った手段になります。
ヤフーオークションは、届いた部品の質や取引相手の対応で
過去に何度もトラブルになっているため遠慮願いたい。
そこで新たな入手先としてebayを選ぶことにした。
液晶パネルを取り扱っている中でも最も取引数が多く、
評価も良い出品者を選び出した。
即決落札価格は、75.88ドル。当時のレートで7,639円。
取引自体をセカイモンという代行業者を利用したので、その手数料が2,536円。
合計で10,175円。
商品は落札して1週間ほどで届いた。
梱包を開け、パネルの裏を見ると・・・、型番は「N141l3-L02 Rev.C1」
MADE IN CHINA ではなくMADE IN TAIWAN。
気を取り直してパネルを取り付けたところ、緑色の画面。
「あれっ。ケーブルの接触が悪いのか?」と思い、取り付けなおしても改善せず。
試しに、元の不具合のある液晶パネルにもどすと色は正常に表示される。
落札時に型番に対応した物を念入りに調べたので、こちらのミスという事はない。
しかし、送られてきたパネルの型番はまったく違う物。
コネクタが同じだから対応しているだろう的な出品をしていたものと推測できた。
さて、ここでどうするものかと考え。
とりあえず代行業者であるセカイモンにメールで問い合わせてみた。
そうすると、精密機器は故障・不良等の判断ができない為、
何かあっても一切サポートしませんよ。との事。
ここで、既に手詰まり感。
もし出品者が品物の交換に応じてくれたとしても
片道2週間という期間と返送料金の二千円前後の金額がかかる事になる。
(アメリカでの取引で出品者に非があった取引であっても、
購入者が返送料を出すのが一般的。)
英語でやりとりに費やす時間を考えると
泣き寝入りする事に決め込んだ。
交換用部品の良い仕入れ先としてアメリカ・イギリスを考えていたが、
結局どこの国から仕入れようが悪い物に当たってしまえば変わらないという勉強。
どうしても液晶の修理をする必要があった為、
結局ヤフーオークションで2台のパソコンを落札し、
中古部品を使って修理する事となる・・・。
そのオークションでの出費は知れたものだが、
費やした時間と労力を考えると「モウヤダヨ、液晶ノ修理ハ・・・」。
ずっと利用して来たネットショップが閉鎖している事を知らず、
同じ店舗名で詐欺を働いているサイトで危うく騙されそうになったが、
何とか回避した記録の続きとなります。
SHARPのノートパソコンPC-CW50Tの液晶パネル「B141EW04 V.4」の
基板故障の為、なんとか交換用の液晶パネルを安全に入手できないものかと、
次に取った手段になります。
ヤフーオークションは、届いた部品の質や取引相手の対応で
過去に何度もトラブルになっているため遠慮願いたい。
そこで新たな入手先としてebayを選ぶことにした。
液晶パネルを取り扱っている中でも最も取引数が多く、
評価も良い出品者を選び出した。
即決落札価格は、75.88ドル。当時のレートで7,639円。
取引自体をセカイモンという代行業者を利用したので、その手数料が2,536円。
合計で10,175円。
商品は落札して1週間ほどで届いた。
梱包を開け、パネルの裏を見ると・・・、型番は「N141l3-L02 Rev.C1」
MADE IN CHINA ではなくMADE IN TAIWAN。
気を取り直してパネルを取り付けたところ、緑色の画面。
「あれっ。ケーブルの接触が悪いのか?」と思い、取り付けなおしても改善せず。
試しに、元の不具合のある液晶パネルにもどすと色は正常に表示される。
落札時に型番に対応した物を念入りに調べたので、こちらのミスという事はない。
しかし、送られてきたパネルの型番はまったく違う物。
コネクタが同じだから対応しているだろう的な出品をしていたものと推測できた。
さて、ここでどうするものかと考え。
とりあえず代行業者であるセカイモンにメールで問い合わせてみた。
そうすると、精密機器は故障・不良等の判断ができない為、
何かあっても一切サポートしませんよ。との事。
ここで、既に手詰まり感。
もし出品者が品物の交換に応じてくれたとしても
片道2週間という期間と返送料金の二千円前後の金額がかかる事になる。
(アメリカでの取引で出品者に非があった取引であっても、
購入者が返送料を出すのが一般的。)
英語でやりとりに費やす時間を考えると
泣き寝入りする事に決め込んだ。
交換用部品の良い仕入れ先としてアメリカ・イギリスを考えていたが、
結局どこの国から仕入れようが悪い物に当たってしまえば変わらないという勉強。
どうしても液晶の修理をする必要があった為、
結局ヤフーオークションで2台のパソコンを落札し、
中古部品を使って修理する事となる・・・。
そのオークションでの出費は知れたものだが、
費やした時間と労力を考えると「モウヤダヨ、液晶ノ修理ハ・・・」。
2015年09月01日
液晶パネル購入によって受けた被害を綴った記録 その3
続き
そうして、この状況とやり取りを
証拠写真を交えペイパルへ報告。
1か月後でしたが、
全額返金を受ける事ができた。
その後、先方からの連絡は無いのだが・・・
一つだけ困ることがある。
取り引きに使ったメールアドレスに、
毎日毎日、大量のスパムメールとウイルスを送り付けられるようになってしまった・・・。
メインで使っていたメールアドレスなので、
変える事は避けたい。
このような被害に遭った場合は、
あわてず慎重・迅速な対応と
取引の記録を行う事が大事だと痛感した。
ちなみに、e-bayで購入した液晶も不良品。
というか注文したものと違う型番の物が届き、
返送には最低2000円程の金額と
往復1か月の期間がかかる計算になりました。
仲介業者のセカイモンもこういったトラブルには保証しないというスタンス。
こちらは完全に手詰まりで
入手金額の1万円を消失させてしまいました。
こちらの詳細は別の記事で上げさせて頂きます。
現在は液晶パネル詐欺が横行しており、
一介の修理業者が海外から部品を輸入してまで
修理する時代ではないという結論に至り、
ここに液晶修理の業務受付を終えたのでありました(合掌)。
ちなみに修理で受けていたパソコンの修理のために
もう2台、オークションにてパソコンを入手する事になった。
そのお客様には修理前に事情を説明し、
中古のパネルで修理する許可をもらっての作業。
頂いた代金は1万円程。
これが最後の液晶交換修理となりました。
そうして、この状況とやり取りを
証拠写真を交えペイパルへ報告。
1か月後でしたが、
全額返金を受ける事ができた。
その後、先方からの連絡は無いのだが・・・
一つだけ困ることがある。
取り引きに使ったメールアドレスに、
毎日毎日、大量のスパムメールとウイルスを送り付けられるようになってしまった・・・。
メインで使っていたメールアドレスなので、
変える事は避けたい。
このような被害に遭った場合は、
あわてず慎重・迅速な対応と
取引の記録を行う事が大事だと痛感した。
ちなみに、e-bayで購入した液晶も不良品。
というか注文したものと違う型番の物が届き、
返送には最低2000円程の金額と
往復1か月の期間がかかる計算になりました。
仲介業者のセカイモンもこういったトラブルには保証しないというスタンス。
こちらは完全に手詰まりで
入手金額の1万円を消失させてしまいました。
こちらの詳細は別の記事で上げさせて頂きます。
現在は液晶パネル詐欺が横行しており、
一介の修理業者が海外から部品を輸入してまで
修理する時代ではないという結論に至り、
ここに液晶修理の業務受付を終えたのでありました(合掌)。
ちなみに修理で受けていたパソコンの修理のために
もう2台、オークションにてパソコンを入手する事になった。
そのお客様には修理前に事情を説明し、
中古のパネルで修理する許可をもらっての作業。
頂いた代金は1万円程。
これが最後の液晶交換修理となりました。
2015年08月31日
液晶パネル購入によって受けた被害を綴った記録 その2
液晶で受けた被害についての記述が
そのままになっておりましたので、続きを上げさせ頂きます。
-----------------------------------------------------------------------------
(続き)
それよりも、液晶パネルの入手ができなくなったので、
別の販売者で優良かつ信用できるものを探すことにした。
そうするとe-bayに販売先アメリカで評価が130061点、
クオリティ評価:4.98/5.0 という信頼できそうな出品者を見つけた。
即決価格だったので、セカイモンという代理業者を利用して、
同じくPaypalで支払を行い、すぐに落札購入をした。
次回、こちらの話も記述するが、
実はこちらの方がとんでもない事になるとは、
この時は微塵も思っていなかった・・・(笑)。
次の日の朝、2回目のメール返信があった。
your item is underprocessing, pls wait and we will ship asap
上記の文章のみ返信があったが、
また英語。おそらく「処理中だから船便を待て」
いやいや、キャンセルの依頼でメールしたのがたら、
できるかできないかを教えて欲しいのであって、
商品がどうのって問題ではない。
しかも、サイトには海外から発送するなんて事は、
一切説明に無い。
また、日本語が理解できない人間が対応するなんてどこにも無い。
・・・と詐欺を働こうとしている相手に
文句を言ってもしょうがないので、
とりあえず正当な方法で取り引きの記録をとりながら
証拠を集める事にした。
3回目も「日本語で対応して下さい」と、
メールを入れる。返答が無いので、
キャンセルできるのであれば、
Paypalで返金できるようにIDも伝える。
そしてやはり、何度問い合わせを入れても、
お決まりのように
「送った」「問い合わせ番号はこれだ」
を英語で送って来るのみだった。
Paypalの補償申請は支払後、
45日以内に異議を提出してそこで取り引き相手と交渉を行う。
交渉で解決しない場合、
異議提出から20日以内にクレームの昇格させる事で
Paypalが間に入って調査を行ってくれる仕組みになっている。
数回のやり取りをした後、
Paypalの異議提出を行った。
そこで、今までやり取りした内容を時系列にまとめて
記述を行い、対話をしてもらえるように交渉もした。
そうすると5回目のやりとりで
初めて日本語の返答が届いた。
日本語といっても翻訳したもので、
難解な日本語で「送った」「待て」「紛争を取り消せ」
という内容。
ここでクレームに昇格しても良いのだが、
調査で確実に取り引き相手側に問題があると判断してもらう為には、
証拠はできるだけあった方が良い。
そこで、進展のないやり取りを続けることにした。
取り引きを続行するのは構わないが、
「販売者情報をこちらに伝えてもらう事」
「違う物が送られて来た場合は受取拒否し、
取引は行わない事」「日本語で対話をしてもらう事」など取り引き上、
当たり前の事を提案し、
それに同意頂けない場合は、取引を中止する。と、伝えた。
それに対する返答は・・・、
またも「送った」「もう少し待て」だった。
しかも英語に戻っていた・・・。
支払いから2週間が過ぎて、
先方の待てといった期日最終日。品物の箱が届いた。
(局員さんへ許可を得て、証拠の為に撮影しました)
箱を見て唖然とした。
中には液晶パネルという薄い精密機器が入っているというのに、
箱の中央がへこんでいる。
箱の厚みは10センチ程。
このへこみ具合だと「割れているだろうな」と感じ取れる状態。
以前、ヤフーオークションで取り引きをした時に、
品物が届いて内容物が破損していた事がある。
先方にその事を画像送付で伝えると、
「問題ない。問題ない。」という短いメールが返ってきたのみだった。
一週間ほど待ったが連絡は途絶えてしまった。
それは国際郵便で配達されたものであり、
その箱にやはり損傷があるものでした。
その折は、郵便局員さんに事情を話すと、
「配送時の事故と考えられますので、
保証ができる」と言われ保証を受けた。
今回のこの件で、箱の損傷はもしかすると、
中に最初から中古か何かの割れた液晶を入れており、
箱をへこませて送り、受け取った者が
郵便局より保証を受ける事によってクレームを回避し、
代金を詐取するという詐欺ではないかと考えました。
意味不明な対応、海外からの配送、
身元を明かさない、箱の損傷と状況が酷似している事から
推測しました。
そこで、この予測を郵便局員さんへ話し、
対応を話し合いました。
そうして出た結論が、受け取り拒否というものでした。
受け取り拒否をすると、品物は発送者に返送され、
送料はそちらへ請求される仕組みになっているとの事。
メールで何度も先方の所在地や社名、
連絡先を求めても教えてもらえず、そのような対応をとる場合は
受け取り拒否をする事も予め伝えてもありましたので、
ここでの最良の一手だと感じました。
(書ききれないので・・・)
その3へ続く
そのままになっておりましたので、続きを上げさせ頂きます。
-----------------------------------------------------------------------------
(続き)
それよりも、液晶パネルの入手ができなくなったので、
別の販売者で優良かつ信用できるものを探すことにした。
そうするとe-bayに販売先アメリカで評価が130061点、
クオリティ評価:4.98/5.0 という信頼できそうな出品者を見つけた。
即決価格だったので、セカイモンという代理業者を利用して、
同じくPaypalで支払を行い、すぐに落札購入をした。
次回、こちらの話も記述するが、
実はこちらの方がとんでもない事になるとは、
この時は微塵も思っていなかった・・・(笑)。
次の日の朝、2回目のメール返信があった。
your item is underprocessing, pls wait and we will ship asap
上記の文章のみ返信があったが、
また英語。おそらく「処理中だから船便を待て」
いやいや、キャンセルの依頼でメールしたのがたら、
できるかできないかを教えて欲しいのであって、
商品がどうのって問題ではない。
しかも、サイトには海外から発送するなんて事は、
一切説明に無い。
また、日本語が理解できない人間が対応するなんてどこにも無い。
・・・と詐欺を働こうとしている相手に
文句を言ってもしょうがないので、
とりあえず正当な方法で取り引きの記録をとりながら
証拠を集める事にした。
3回目も「日本語で対応して下さい」と、
メールを入れる。返答が無いので、
キャンセルできるのであれば、
Paypalで返金できるようにIDも伝える。
そしてやはり、何度問い合わせを入れても、
お決まりのように
「送った」「問い合わせ番号はこれだ」
を英語で送って来るのみだった。
Paypalの補償申請は支払後、
45日以内に異議を提出してそこで取り引き相手と交渉を行う。
交渉で解決しない場合、
異議提出から20日以内にクレームの昇格させる事で
Paypalが間に入って調査を行ってくれる仕組みになっている。
数回のやり取りをした後、
Paypalの異議提出を行った。
そこで、今までやり取りした内容を時系列にまとめて
記述を行い、対話をしてもらえるように交渉もした。
そうすると5回目のやりとりで
初めて日本語の返答が届いた。
日本語といっても翻訳したもので、
難解な日本語で「送った」「待て」「紛争を取り消せ」
という内容。
ここでクレームに昇格しても良いのだが、
調査で確実に取り引き相手側に問題があると判断してもらう為には、
証拠はできるだけあった方が良い。
そこで、進展のないやり取りを続けることにした。
取り引きを続行するのは構わないが、
「販売者情報をこちらに伝えてもらう事」
「違う物が送られて来た場合は受取拒否し、
取引は行わない事」「日本語で対話をしてもらう事」など取り引き上、
当たり前の事を提案し、
それに同意頂けない場合は、取引を中止する。と、伝えた。
それに対する返答は・・・、
またも「送った」「もう少し待て」だった。
しかも英語に戻っていた・・・。
支払いから2週間が過ぎて、
先方の待てといった期日最終日。品物の箱が届いた。
(局員さんへ許可を得て、証拠の為に撮影しました)
箱を見て唖然とした。
中には液晶パネルという薄い精密機器が入っているというのに、
箱の中央がへこんでいる。
箱の厚みは10センチ程。
このへこみ具合だと「割れているだろうな」と感じ取れる状態。
以前、ヤフーオークションで取り引きをした時に、
品物が届いて内容物が破損していた事がある。
先方にその事を画像送付で伝えると、
「問題ない。問題ない。」という短いメールが返ってきたのみだった。
一週間ほど待ったが連絡は途絶えてしまった。
それは国際郵便で配達されたものであり、
その箱にやはり損傷があるものでした。
その折は、郵便局員さんに事情を話すと、
「配送時の事故と考えられますので、
保証ができる」と言われ保証を受けた。
今回のこの件で、箱の損傷はもしかすると、
中に最初から中古か何かの割れた液晶を入れており、
箱をへこませて送り、受け取った者が
郵便局より保証を受ける事によってクレームを回避し、
代金を詐取するという詐欺ではないかと考えました。
意味不明な対応、海外からの配送、
身元を明かさない、箱の損傷と状況が酷似している事から
推測しました。
そこで、この予測を郵便局員さんへ話し、
対応を話し合いました。
そうして出た結論が、受け取り拒否というものでした。
受け取り拒否をすると、品物は発送者に返送され、
送料はそちらへ請求される仕組みになっているとの事。
メールで何度も先方の所在地や社名、
連絡先を求めても教えてもらえず、そのような対応をとる場合は
受け取り拒否をする事も予め伝えてもありましたので、
ここでの最良の一手だと感じました。
(書ききれないので・・・)
その3へ続く
2015年08月29日
どのウィルス対策ソフトが一番良いか。パソコン修理業者の本音。
パソコンを直していると
「どのウイルス対策ソフトがお勧めですか」
という質問をよく受けます。
そういった時は「どれも一長一短ですからねぇ」
「有名どころを使われていれば特に問題は無いですよ」
と答える事が多いのです。
実は心の中では「コレ」。
自分は大切なパソコンには
「コレ以外のウイルス対策ソフトは絶対に入れません」
というものがあるのですが、
理由があって「コレですよ」という事は伝えません。
修理業者だから
「ウイルスに感染しなくなったらお客様が減ってしまうからでしょう」と、
思ったそこの貴方、違いますよ(笑)。
パソコンを修理していると不具合の原因が
ウイルスだったって事は多々あります。
そういったパソコンは決まってウイルス対策をされていません。
しかし時には、ウイルス対策をちゃんとされているにもかかわらず、
ウイルスに侵されている事がしばしばありました。
勉強の為と思い、市販されているほぼ全てのウイルス対策ソフトとフ
リーソフトを、各一定期間使ってみて検証をした事があります。
そうした検証の中で感じた事は、
まず「性能はどれもあまり変わらないな」という印象です。
しかし、大きく異なる点がありました。「使用時の不具合」です。
あるメーカーの物はネットワークの設定を変えると
インターネットにつながらなくなりました。
また、あるメーカーのものはインストールすると
ネットワークゲームが立ち上がらなくなりました。
勝手にバックグラウンドで更新を行い、
しばらくの間パソコンがフリーズ状態になるものも
多いように感じました。
そういった中で
インストールしているのを忘れてしまうくらい
不具合が無かったのが「ウイルスバスター」です。
もちろん、まったく不具合が無い訳ではありません。
一番少ないのです。
株を購入して長く保有する時は、
その会社の姿勢を見るといいと言います。
この場合の姿勢とは、
販売方法や何か起こった時の対応などです。
ご存知の方も多いかと思いますが、
ウイルスバスターを販売しているトレンドマイクロは、
過去に大きな問題を起こしニュースにも取り上げられた事があります。
しかし、その時の対応は非常に迅速で的確でした。
多くの企業が隠ぺいや偽装などでごまかしているような時代で、
あの時に私が思った印象としましては、「真摯な会社だな」でした。
その時の世論は「ウイルスバスターもダメだな」でしたが、
私はそのまま使い続けていました。
現在感じていることは、あの一件以来、
ウイルス対策ソフトとしての完成度が増したなという事です。
信頼できる物を人が選ぶ、選ばれるから良い物を作る土台ができる
のではないか、と私ながらに考えてみました。
「どのウイルス対策ソフトがお勧めですか」
という質問をよく受けます。
そういった時は「どれも一長一短ですからねぇ」
「有名どころを使われていれば特に問題は無いですよ」
と答える事が多いのです。
実は心の中では「コレ」。
自分は大切なパソコンには
「コレ以外のウイルス対策ソフトは絶対に入れません」
というものがあるのですが、
理由があって「コレですよ」という事は伝えません。
修理業者だから
「ウイルスに感染しなくなったらお客様が減ってしまうからでしょう」と、
思ったそこの貴方、違いますよ(笑)。
パソコンを修理していると不具合の原因が
ウイルスだったって事は多々あります。
そういったパソコンは決まってウイルス対策をされていません。
しかし時には、ウイルス対策をちゃんとされているにもかかわらず、
ウイルスに侵されている事がしばしばありました。
勉強の為と思い、市販されているほぼ全てのウイルス対策ソフトとフ
リーソフトを、各一定期間使ってみて検証をした事があります。
そうした検証の中で感じた事は、
まず「性能はどれもあまり変わらないな」という印象です。
しかし、大きく異なる点がありました。「使用時の不具合」です。
あるメーカーの物はネットワークの設定を変えると
インターネットにつながらなくなりました。
また、あるメーカーのものはインストールすると
ネットワークゲームが立ち上がらなくなりました。
勝手にバックグラウンドで更新を行い、
しばらくの間パソコンがフリーズ状態になるものも
多いように感じました。
そういった中で
インストールしているのを忘れてしまうくらい
不具合が無かったのが「ウイルスバスター」です。
新品価格 |
もちろん、まったく不具合が無い訳ではありません。
一番少ないのです。
株を購入して長く保有する時は、
その会社の姿勢を見るといいと言います。
この場合の姿勢とは、
販売方法や何か起こった時の対応などです。
ご存知の方も多いかと思いますが、
ウイルスバスターを販売しているトレンドマイクロは、
過去に大きな問題を起こしニュースにも取り上げられた事があります。
しかし、その時の対応は非常に迅速で的確でした。
多くの企業が隠ぺいや偽装などでごまかしているような時代で、
あの時に私が思った印象としましては、「真摯な会社だな」でした。
その時の世論は「ウイルスバスターもダメだな」でしたが、
私はそのまま使い続けていました。
現在感じていることは、あの一件以来、
ウイルス対策ソフトとしての完成度が増したなという事です。
信頼できる物を人が選ぶ、選ばれるから良い物を作る土台ができる
のではないか、と私ながらに考えてみました。
2015年08月28日
Windows 10アップデートのポップアップを出ないようにする方法 (Windows7用)
近頃ウィンドウズアップデートを行った後から
「Windows 10」へ無料でアップグレードしませんか的な
ポップアップが頻繁に出るようになりました。
現在のところ、メインPCはWindows7で動いており、
対応しているソフトウェアの問題もあり
10へはアップデートできないパソコンです。
そういった中、いずれ出なくなるだろうと
「×ボタン」で毎回消していました。
しかし、さすがに未だ毎日毎日出てくるとなると
イライラしてきました。
そこで、出なくする方法を調べると、
アップデートプログラム「KB3035583」が曲者のようです。
場所は「コントロールパネル」→「プログラムと機能」(アイコン表示)→
「インストールされた更新プログラムを表示」(左上にあります)
を開いてたくさんある中から根気強く探しましょう。
見つけたら対象のプログラムを右クリック→
アンインストールで大丈夫です。
「Windows Update」をの設定を
「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」にしておくと
また勝手にインストールされますので
「更新プログラムをダウンロードするが、
インストールを行うかどうかは選択する」に
設定しておいた方がよさそうです。
どうやら別の更新プログラムでも
再度アップデートで出るようになるとの事で、
マイクロソフトの必死さが伝わってくるのですが、
また出るようになってイライラしたら対象の更新プログラムを
書き込もうと思います。
「Windows 10」へ無料でアップグレードしませんか的な
ポップアップが頻繁に出るようになりました。
現在のところ、メインPCはWindows7で動いており、
対応しているソフトウェアの問題もあり
10へはアップデートできないパソコンです。
そういった中、いずれ出なくなるだろうと
「×ボタン」で毎回消していました。
しかし、さすがに未だ毎日毎日出てくるとなると
イライラしてきました。
そこで、出なくする方法を調べると、
アップデートプログラム「KB3035583」が曲者のようです。
場所は「コントロールパネル」→「プログラムと機能」(アイコン表示)→
「インストールされた更新プログラムを表示」(左上にあります)
を開いてたくさんある中から根気強く探しましょう。
見つけたら対象のプログラムを右クリック→
アンインストールで大丈夫です。
「Windows Update」をの設定を
「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」にしておくと
また勝手にインストールされますので
「更新プログラムをダウンロードするが、
インストールを行うかどうかは選択する」に
設定しておいた方がよさそうです。
どうやら別の更新プログラムでも
再度アップデートで出るようになるとの事で、
マイクロソフトの必死さが伝わってくるのですが、
また出るようになってイライラしたら対象の更新プログラムを
書き込もうと思います。
2015年01月26日
Anazon.co.jpから「ご注文の確認41179731」というタイトルのメールが届く
Amazonでの注文は頻繁にしているので、
いつもと違うタイトルに少し違和感を感じ、開いてみると
以下のような内容でした。(一部伏字)
ご注文内容を下記よりご確認ください。
http:**z7x5qdq.a9305jgsl.biz***********************
スパムだろうなと思いつつ検索をしてみたところ、
すぐにヒットし確定の流れへ。
そこで、初めてタイトルがAmazonではなく、
Anazonであることに私は気づきました・・・。
1日あたり100通以上スパムメールは来るのですが、
最近はどうもフィルターを抜けて来るモノが多いのです。
スパムフィルターは、本文の内容や
スパムメールとして登録されたメールアドレスを
判別してフィルタリングされます。
スパムメール配信業者はフィルターを抜けるように、
本文にはほとんど何も記載せずリンク先に情報を記述しています。
また、記載するアドレスは本体サイトではなく、
リンクのリンク等、アドレスでもフィルタリングされない工夫をしています。
今回抜けて来たスパムメールの
約半数のドメインが「〜.org」でした。
直ちにフィルターにこのドメインを
登録しようと思います。
ほとんどの方は取引先や知人には、
このようなドメインを使う方はいないと思います。
また、あったとしてもその時に例外登録する事で
フィルタリングを回避できます。
(初回は気づきませんが・・・)。
いつもと違うタイトルに少し違和感を感じ、開いてみると
以下のような内容でした。(一部伏字)
ご注文内容を下記よりご確認ください。
http:**z7x5qdq.a9305jgsl.biz***********************
スパムだろうなと思いつつ検索をしてみたところ、
すぐにヒットし確定の流れへ。
そこで、初めてタイトルがAmazonではなく、
Anazonであることに私は気づきました・・・。
1日あたり100通以上スパムメールは来るのですが、
最近はどうもフィルターを抜けて来るモノが多いのです。
スパムフィルターは、本文の内容や
スパムメールとして登録されたメールアドレスを
判別してフィルタリングされます。
スパムメール配信業者はフィルターを抜けるように、
本文にはほとんど何も記載せずリンク先に情報を記述しています。
また、記載するアドレスは本体サイトではなく、
リンクのリンク等、アドレスでもフィルタリングされない工夫をしています。
今回抜けて来たスパムメールの
約半数のドメインが「〜.org」でした。
直ちにフィルターにこのドメインを
登録しようと思います。
ほとんどの方は取引先や知人には、
このようなドメインを使う方はいないと思います。
また、あったとしてもその時に例外登録する事で
フィルタリングを回避できます。
(初回は気づきませんが・・・)。