スマートフォンでは無く「携帯」です。何年も前の話ですが、スマートフォンの月額基本料金が1万円程した時代がありました。電話とメールくらいしか使わないのに、通話料込みで1万5000円くらいの支払いでした。
さすがに高いと感じ、電話のみのプランに切り替え、スマートフォンは別に通信専用に格安SIMを利用しておりました。それによって月々4,000円〜5,000円くらいに抑えることができておりました。
近年は、通話・通信含めたプランも安くなっており、さらに家族が 他キャリア を利用しているので、今回、1台に統合してそちらへ切り替えれば今の料金を維持できるとも考えておりました。
そんな事を考えていたところ、ハガキで 3G からの機種変更案内が送られてきました。相場では4万円ほどする高性能なスマートフォン本体が無料でもらえるというものでした。浅はかなわたくしは大喜びで申し込みする事を決心したのでありました。
今、使っているスマートフォンに不満はありませんが、バッテリーの持ちが悪くなってきており、そろそろ買い替えも考えていたところだったので、いい機会だと感じてしまったのです。
すぐに電話をかけ、機種変更の手続き予約を取りました。予約は次の日にとれました。ハガキには「混雑するのでお早目に」と書かれておりましたが、いつでもいいよって感じの案内でした。
いざ店に向かうと、広い店内に客は私一人だけでした。3G 終了3週間前でしたが、全然まったく込み合っていませんでした。
そして手続きをする時にハガキを差し出し、希望の交換機種を伝えると、帰ってきた言葉は、「在庫がありません」とのことでした。仕方なく、今のプランと同等のもので、古い型番の携帯をもらって手続きを済ませました。基本料は昔よりも若干高くなってしまいました。もし在庫が無いと事前に分かっていたら、統合して月額料金が安くなる他キャリアに変更していたのに…。
はて、昔にも同じようなことが、あったよな…と感じたのです。
そうそう、不動産屋です。ネットで良い物件を見つけ、不動産屋に電話して行くと、「数ヵ月だけ入れる特別な物件です」と、いろいろ理由を付けて、その目的の物件を案内してくれなかったんです。
他の物件を紹介され、しかも「今の方は、内見せずに契約されますよ」と言葉巧みに説明し、その場で印鑑を押させようとしてきたのです。なんとか正気を取り戻し、その場はやり過ごし帰宅したのですが、半年経っても、1年経ってもその物件はネットに掲載され続けていました。
後に不正のニュースで知った事ですが、不動産屋の「おとり広告」というものでした。おとり広告とは、誰もが目を引くような好条件を提示し、連絡・来店を促し、契約させたい物件を押し付け契約させるというものです。
この度送られて来た広告も、明らかに「おとり広告」でした。予約は広告が届いた次の日でした。それでも在庫が無い。高いものは全て在庫が無い状態で広告を打ってるんですから…。
この事で心に決めました。近々、「キャリアを他へ替える」と。
調べてみるとこの「おとり広告」、「釣り広告」とも言われ、様々な業種に蔓延っているようです。いろんな修理屋においても「初回無料」「無料点検」などの言葉と一緒に高額なものがタダで受けれるように案内し、その実、点検中に故意に破損させて申し込みを促す業者がいると言われています。まっとうに修理を行っている者からしても、迷惑でしかありません。
よく「タダより高い物は無い」と昔からよく言われますが、令和のこの時代でも変わりがないようです。
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