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2023年04月24日

AMD Ryzen 5 3600 CPU 搭載パソコンのブルースクリーン不具合の原因

不具合の発生したPC詳細


CPU : AMD Ryzen 5 3600
マザーボード : B450 GAMING PLUS MAX
メモリー : DDR4 8GB
ストレージ : M.2 512GB

症状


ウィンドウズアップデート時やパソコンに少し負荷がかかった時に突然以下のようなブルースクリーンがでます。

IMG_20230131_141257x.jpg

※上記では 停止コード「MEMORY_MANAGEMENT」とありますが、他の表記も出ていました。

頻度としては、20〜30分に一回程度です。二種類のエラー表示があります。勝手に再起動し、再起動後は普通に動作はします。

初期の検証


当初、ウィンドウズアップデート中にシャットダウンしてしまった事が原因でプログラムが破損し、このようなエラーが出るようになったものだと思っていました。

そこで切り分けをする為に、新品の SSD を付け OS をインストールしましたが、インストール完了後の最初のウィンドウズアップデートで同じ症状がでてしまいました。

IMG_20230201_092003x.jpg



この時点でプログラムが問題の症状ではなく、ほぼハードの問題だと分かりました。それでは、と次にチェックしたのがメモリーです。メモリーテストを2時間以上しましたが、エラーは検出しませんでした。ケースのUSBケーブル、オーディオケーブル、光学ドライブのケーブルなど外せるケーブルを全て外しましたが、やはりブルースクリーンが出てしまいました。

IMG_20230201_185925x.jpg



次に電源 BOX を別のものに交換してみましたがダメ。この時点で原因がほぼマザーボードか CPU だろうと判断しました。

故障個所の推察


そこで同じような症状が出ている人がいないか調べてみることにしました。そうすると、予想外に多くの同じ症状の方が見つかりました。

故障の場所として最終的に見つかったのは「CPU」が最も多い原因でした。初期不良という方もいれば使っていてそのような症状になったという方もいました。

また、ある対策で改善したという方もいたのです。

その改善方法とは、BIOSの設定変更です。「Precision Boost OVerdrive」を「無効」にするというものです。この機能はざっくり説明すると「CPUを無理のない範囲で自動オーバークロック」するというものです。

IMG_20230203_160527x.jpg



CPUオーバークロックは、本来 CPU にもパソコンにも負荷がかかるため、玄人の遊びと考えられる領域です。失敗すると CPU が故障する危険があるため通常では利用しないものです。


しかし、このマザーボードではこの自動オーバークロック機能が初期設定で「利用する」設定になっているのです。

そして、ネットにはこのマザーボードと同じBIOSと Ryzen CPU の組み合わせでの CPU 故障があまりにも多かったので、CPU が原因だろうと完全に思い込みました。

故障特定作業


CPU が不具合の原因であると特定するために、AM4 ソケットのCPUを調達することにしました。
まったく同じ CPU はすでに流通量が少なくなり、価格も高騰していたため「Ryzen 5 4500」の新品を購入しました。価格は10,500円。思ったよりも安く販売されています。

IMG_20230204_213550x.jpg



もし違った時のために、可能性のあるマザーボードもいっしょに購入することにしました。一番安いもので 約8,000円。ついでに、エラーは出なかったものの可能性を考えて、メモリーも1枚調達することにしました。

そして、いざ一番可能性の高い CPU を交換してみました。最初の30分ほどは何事もなく動作していたため、「やっぱり CPU だったか…」と結論を出しそうになっていたその時です。同じブルースクリーンが出てしまったのです。

IMG_20230205_180108x.jpg



心臓が止まりそうになりました。CPU じゃないんかい。「という事はマザーか…」交換作業が一番やっかいなのと、リカバリ・ソフトインストール・データ移行と大作業になる事を嘆きました。

まあ、その前に念のため、「メモリーも調達してるから交換してみるか…」と交換して動作テストを行ったところ、どんなに負荷をかけても一時間以上動作させてもブルースクリーンが出なくなったのです。

たまたまの可能性もあるので、元のメモリに戻してみました。そうすると、数分もせずブルースクリーンが出ます。そして、メモリ交換をしたものをさらに入念にチェックしたところ、完全に直ってしまいました。

結論はいわゆる「メモリーの相性」と言うものでしょうか。メモリーテストでは何事も無いものの突然ブルースクリーンになる…。

しかし一連の検証にて、このようなエラーの引き金になっているのは、「自動オーバークロック機能によるものではないか」という疑念が生まれました。メモリーテストでは一切エラーが出ないのに、負荷をかけると稀にエラーが出るということは、何かしらの要因である可能性があります。
念のため、自動オーバークロック機能は「オフ」にしたままにしておきました。

何はともあれ、同じような不具合が確認された場合は、メモリーの交換も視野に検証されるのが良いかと思います。

まとめ


エラーを解消できたメモリはシリコンパワー の「SP008GBLFU320B02」というメモリです。PC4-25600 8GB です。運悪く次に購入したメモリーも相性が悪かった場合は、完全に故障の原因特定ができなかったと思います。相性問題として参考になればと思います。


今回、時間が無かったため一気に部品を調達しましたが、メモリー、CPU、マザーボードと、一つづつ調達すればそれほどの費用はかからなかったと思います。
また、「メモリーテストでエラーが出なくても、メモリーが原因の不具合がある」という良い経験でした。


「全ての部品を交換しても直らなかった」という方がネットにも居ました。もしかすると、その方もメモリーが原因で、新しく入手したメモリも相性が悪かった可能性があります。

同じ症状で悩んでおられる方がいれば、メモリーを最初に疑ってみるのが良いかもしません。そして相性が検証されているメモリーを調達されるのが良いと思います。費用もそれほどかからず、違った場合でも増設に利用すればムダがありませんので。

2022年03月26日

アクセスランプが点灯したままパソコンが認識しないSSD・HDDの直し方

今回説明する方法は全ての認識しない記憶装置を直すものではありません。しかし、比較的多くのSSD・HDD を短時間で回復する方法になります。


外付けハードディスクや外付けSSDを利用していると、たまにパソコンが認識しなくなることがあります。症状は、「アクセスランプが光ったままで、いくら待ってもパソコン上に表示されない」と、いうものです。

物理的に故障しているときは、異音がしたり、ずっと「カチッ、ウィーン、カチ・・・」と規則的な音を出していることが多いです。

しかし、ご紹介する回復方法がでは、この状態のものは回復できません。

物理的な故障は無く、MBR (マスターブートレコード)と言われる記憶装置の最初に記述されている情報が、破損してしまっていると思われる故障の対処になります。しかも、パソコンに接続して、いくら待っても認識しない状態のものです。

この状態になると「管理」の「ディスクの管理」で確認できないので、フォーマットもできず困っている方が多いのではないでしょうか。


用意するもの

・SATA記憶装置コピー機
・なるべく容量の少ない SSD 又は HDD

SATA記憶装置コピー機は、アマゾンで 5,000円前後で販売されています。
私が今回使用したのは、「玄人志向 KURO-DACHI/CLONE/U3」です。

hsr005.jpg


この作業を行うと、中のデータは消えてしまいます。もし、中のデータを復旧したい場合は、回復後に「TestDisk」、「データ復旧ソフト」などを利用してデータを復元してやる必要が生じます。私は、「データ復旧ソフト」で中のデータの全てを取り出すことができました。

コピーをしても、完全にデータが消えるわけではなく、領域の設定だけされるので可能となります。ただし、100%取り出せるという保証はありませんので、自己責任になります。

作業手順

@ コピー元の「なるべく容量の少ない SSD 又は HDD をフォーマットしてデータをなくします。

A フォーマットした媒体の領域(ボリューム)を「ディスク管理」でなるべく小さく作成してください。

B コピー元とコピー先(アクセスできないSSD または HDD)をセットします。

C コピー完了したものを接続して確認してください。

D 回復した SSD または HDD の領域を最大値でクイックフォーマットしなおします

E データの復旧が必要であれば、この状態から行うことができます。

注意1 ※コピー元の媒体は、コピー先の媒体よりも小さい容量の必要があります。
注意2 ※クイックフォーマットでなければ、データが消えてしまいます。

データが必要ないのであれば、記憶媒体の回復は「あっ」という間です。

追記 : 先日、接続すると「ブルースクリーンが出てパソコンが落ちてしまうSSD」を同じように、この方法で復旧を試みましたところ、正常にアクセスできるようになりました。



2018年09月18日

ファンが回ってすぐ止まるのを繰りかえす時にする作業

今回、お客様から「パソコンを立ち上げると、
CPUファンが回ったり止まったりを繰り返して立ち上がらない

という相談を受けました。


そういった場合に、パソコン修理屋として作業する場合の順番をまとめてみました。
効率よく行わないと、時間ばかりかかってしまいますからね。


それから、以下の事を試す前に大事なハードディスクや
SSDのケーブルは抜いて作業をした方が良いと思います。
強制終了を何度も行うと、故障する危険があるからです。

この作業で正常に起動したならば、それはもう「ハードディスク・SSD」が原因の可能性大です。
以下に進むのではなく、交換やリカバリを考えてください。


※これからご説明いたします作業直前には、静電気には気を付けてください。
部品に触る前に棚などの金属に触って放電してください。
冬場は特に静電気で部品が故障してしまうことが起こりえます。


それでは、作業する順番ごとに説明させて頂きます。


@ メモリを疑ってみる



複数枚のメモリがあるのであれば、片方ずつ抜いてみて様子を見る。
一枚だと起動するようであれば、抜いた方のメモリが故障している可能性が高い。
また、刺す場所も変えたり、掃除をして差し直したりしてみるのが良いです。
テスト用メモリがあれば、それでも試してみます。

メモリが原因であると判断できたならば、メモリ表面とソケット部の掃除をしてみましょう。
ホコリが付着する事でエラーが発生している事があるからです。
ホコリを取り除くだけで改善することもあります。改善しない場合は、メモリの交換をします。

※低い確率ですが、メモリは故障していないのに、メモリが原因であることもあります。

A パソコンのマザーボード周りのホコリ掃除をする



マザーボード自体やボード類にホコリがついている場合は、
それが原因で内部的にショートしている可能性があります。
ホコリを取り除くことで改善する場合があります。
ただし、ホコリを取り除いてもショートによってマザーボードが
故障している可能性もあります。ホコリを取り除くには「エアーダスター」がオススメです。
エアーダスターで吹き飛ばしたホコリを掃除機で吸い取ります。

※掃除中にパソコン内部のファンが回らないように注意してください。故障の原因になります。

airdas02.jpg



B CMOSクリアをしてみる


CMOSクリアとは、起動設定 (BIOS) を初期化する作業です。
複雑な設定をしている場合は、元の設定を確認してからの実行が必要です。

マザーボードのマニュアルには CMOS クリア方法が書かれています。
ほとんどの場合は、ジャンパーピンと言われるものをショートさせることで出来ます。
マニュアルが無い場合は、ネットで「マザーボードの型番 マニュアル」で
検索して方法を確かめながら行うと良いと思います。
もし分からない場合は、マザーボードについているボタン電池と
パソコンの電源コードを外して、しばらく放置 (1分以上) する事でもできる場合があります。

※できればボタン電池の交換を試してみる

cmoss2.jpg



C 出来る限りのケーブルを抜いて確かめる



抜いても影響の無いケーブルを全て抜いてみるのが良いと思います。
ハードディスク、光学ドライブ、ケースファン、USBコネクタ等です。
ケーブルを抜いて改善したからといってケーブルが原因とは限りません。
電源に問題があり、全体の必要電力量が減る事で改善した可能性もあります。

改善した場合は、一つ一つケーブルを戻しながら特定しましょう。特定できたら、ケーブルを取り替えてチェックしてみましょう。

D 電源BOXを交換してみる



用意ができるようであれば、別の電源BOXに変えてみるのが良いと思います。
交換で直ったからといって、電源の故障が原因とは限りません。
二次的なものの可能性もあります。ただ、電源を交換する事で改善する例は非常に多くなっています。

dengen4.jpg


E CPU を交換してみる or CPU を付け直してみる


一番難しいので後回しにしましたが、これまで行ってきたことで改善しない場合で
替えのCPUがあるようであれば、試してみるのも良いかもしれません。
ただし、CPUの故障が原因の可能性は非常に低いです。

また、CPUの交換はできなくても、取り外して付け直すだけでも改善することがあります。
それは「CPUグリス」が経年劣化して熱が伝わりづらくなったのが原因として考えられるからです。

CPU を取り外した場合は、古いグリスを取り除いて新しいグリスを塗る必要があります。
グリスの用意ができない場合は、この作業はしない方が良いです。

F 上記の作業を行っても特定できない場合


これら全ての作業を行っても症状が改善しない事があります。
その時の原因は「マザーボードの故障」と、「複合した問題」が考えられます。


マザーボードが故障すると接続されている機器も一緒に故障することがあります。
また、マザーボードが原因として疑われる場合で、古いマザーボードなら修理を諦める決断も考えなければなりません。なぜなら、マザーボードは調達が非常に難しいのと、他の部品もダメージを受けているケースもあるからです。

「マザーボードを交換しても調子が悪かった」と、いうことが起こります。


残念ですがマザーボードらしいと思われたらデータだけ取り出し、新しく組み直す・リカバリ作業を考える必要がが出てきます。

それでも「マザーボード」の交換をして起動を考えているのではあれば、調達先は「ヤフオク」になると思います。なぜなら、購入して数年経過するだけで新品のマザーボードは入手が難しくなります。ヤフオクはレアな部品が一番入手しやすい市場と言えます。また、より状態の良いものを探す事も重要です。

パソコン修理屋として、ひととおりのチェックの流れをご紹介させて頂きました。





(2021/1/13 加筆・修正)

2018年01月20日

CPUのセキュリティ問題によるパソコン対応依頼

この度発表されたCPUの脆弱性対策パッチの問題。

早い対応には良い感じを受けますが、
たくさんの不具合が起きています。

お客さんや友人から相談を
沢山受けています。

CPU脆弱性問題受けた相談

・勝手に再起動したことでデータが飛んでしまい、復旧したいという相談。

・ウィンドウズアップデート後に立ち上がらないパソコンが出たという相談。(複数)

・CPU脆弱性問題発表後にメール受信・サイト閲覧ができなくなったという相談。


いつものことですが、自動アップデートにしていると
勝手にパッチがインストールされてパソコンが立ち上がらなくなる
という事例が過去にたくさんありました。

ですのでメンテナンスをしている会社では、
手動アップデートにしており、アップデート後
少し経って訪問するように日程も調整しています。


今回の立ち上がらないという不具合は、
主にAMD製のCPUを搭載しているパソコンとのことでした。


しかしながら、メンテナンスをしている会社では
Intel製CPUでも起こりました。

機器の兼ね合いで影響を受けるものが
出てくるのかもしれません。


関連性があるのかどうかは判断できませんが、
回復することは出来ました。

やはり個人だとしても、自動アップデートより
手動で定期的に実行する方が安定感が断然ありますね。


UTMというセキュリティ機器を導入しているのですが、
この機器の誤動作により不具合が出たものが多いようです。


今回の件でUTMのセキュリティパッチも
大きく変わったのが原因だと考えられます。


会社の運用を潤滑にするはずのUTMが原因で、
業務が何時間も行えなくなるのもどうかと思いますね。


UTMは大変高額な契約機器です。
導入には慎重になる必要があると思います。


今回の件での最大の影響。
それはパソコンの処理がとても重くなったことでしょう。


ブラウザを開くとイライラすることが多くなりました。
サイトによっては30秒も待つことがあります。


パソコンの買い替えを考えてしまうほどです。

Intelの問題 ⇒ パソコンを買い替える ⇒ Intelが儲かる

この図式はなんとももどかしい気持ちになりますよね。





2017年07月24日

夏に多いインターネットにつながらない原因

先日、プロバイダからメールが来ました。

貸出しているルーターが熱で誤動作して
インターネットにつながらなくなる事例がありますと。


つながらない場合は、ルーターの電顕を切って
再起動させてくださいと。


そのような内容でした。


パソコンの出張修理をしていた時にルーターが原因で
インターネットにつながらない案件が沢山ありました。


それはやはり夏が多いトラブルでした。


近年は夏の気温が上がることが多いので、
トラブルも多くなってるんじゃないかと思います。


心当たりのある方は、なるべくルーターを風通しの良い場所に置き、
ホコリがかぶらないようにしてみると良いと思います。


2016年01月22日

フリーズの意外な原因 (電源の特殊な故障)

自宅のパソコンが稀にフリーズをしていました。



フリーズのタイミングは一貫性が無く、
一カ月以上も何も無かったり、
一日に3回フリーズする日もありました。



タイミングからも熱が原因では無いものでした。
また、記憶領域はSSDだったのでここも考えにくいのです。



ですから、ファン周りの掃除、メモリテスト、
グラフィックボードの交換、コード類の整理、ドライブ類の切断。



ありとあらゆるチェックを行い、
不具合の原因を見つけることが出来ずにいました。



心の中でマザーボードかなぁ
と思ってはいたものの、そのままにしていました。




そうこうしていると、起動時に電源のファンの音が
うるさくなったので、別の電源と交換をしました。



取り外した電源はファンを掃除をして、
別のパソコンに取り付けました。



そして・・・取り付けたパソコンを使用し始めて
数十分後に・・・なんとフリーズしたのです。



まったく同じ症状です。



今まで電源の故障と言えば、
立ち上がらないか突然シャットダウンするものと思い込んでいました。



そういえば寒い日に
よくフリーズしていた事を思い出しました。



コンデンサが劣化して低温だと、
性能が下がり電圧が不安定になるんでしょうね。きっと。



人間もパソコンも寒いのにはめっぽう弱いんです。



週末は数十年に一度の寒波が来るそうなので、
気を付けなければいけませんね。


2015年11月30日

ハードディスクのメンテナンスのすすめ

パソコンの故障で最も多い物理的な故障は
ハードディスクの故障です。




データ復旧のお話をしようとも思いましたが、
今回は予防のお話をさせて頂きたいと思います。




ハードディスクは人間と同じで、
夏の暑い時と冬の寒い時に調子が
悪くなりやすい事が修理をしていて分かりました。




さらに人間と同じで、ハードディスクも大きな故障の前に、
何等かのサインがある場合が多いのです。




「起動時1回では起動しない」
「音がいつもと違う」
等です。




そして修理してきた中で最も多い原因が、
ハードディスク基板の腐食による接触不良です。

dataf_001.jpg


赤丸部分の裏が接触部ですが、
こちらからも腐食で色の変色が見て取れます。




この状態を放置しているといずれ起動しなくなり、
データの復旧も簡単にはできなくなります。




もし腐食が疑われる場合は基盤を取り外し、
腐食を取り除く事で延命する事が出来ます。

dataf_002.jpg


基盤を取り外すためには
T型トルクス(星形)ねじ回しが必要になる事があります。
ハードディスクごとに違いますので、
合った物を探してください。





外しましたら、私は接点回復剤というものを
使って腐食を取り除きます。
これは接点部分の腐食を取り除き、
以後の腐食を防いでくれる効果があります。





なければ研磨剤の入った歯磨き粉を
綿棒に付け、軽く擦る事で落とせます。
水分が残ってしまうとまた腐食してしまうので、
綺麗にふき取ってください。




世の中のハードディスクの故障原因の大半は、
実はこの接点部分の腐食が原因です。




パソコンやハードディスクレコーダーがすぐ壊れるという方は、
湿気の多い所に設置していませんか?


メンテナンスと共に環境管理をする事で、
故障は格段に減らす事ができます。

2015年10月20日

突然シャットダウンするパソコンをチェック中にメモリテストがフリーズ

預かったパソコンの症状は不定期に
突然パソコンがシャットダウンするという症状です。





症状からメモリかハードディスクが原因ではないかと考えておりました。
最初に症状を確認する為に立ち上げたところ、
立ち上げて5分程で突然電源が落ち、再起動しました。





メモリテストを最初に実行していると、
下のような画面で止まっていました。
エラーは出てていないのですが、止まっています。
あまり見かけない症状です。

img_4648_x.jpg



ケースを開けてみたところ、
CPUファン周りにホコリが溜まっていたので掃除をしました。
画像では分かりづらいのですが、
ヒートシンクに結構溜まっておりました。

img_4650_x.jpg



そこからハードディスクのチェック、
ウイルスチェックその他諸々行ったのですが、
怪しいところが見当たりませんでした。




そして再度症状の確認を行ったのですが、
30時間程動作させても何も起こらなくなりました。




推測ですが、気候的に湿度が低い状態にあり、
CPUファン周りにホコリが溜まった状態で回転する事により
静電気が発生して、基盤にスパークしたのではないかと考えられます。
エレキテルのような状態です。





原因不明のシャットダウンが起こる場合は、
ファン周りの掃除をお勧めします。是非。


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2014年01月26日

内蔵カードリーダーライターが認識したり、しなかったり不安定

メモリカードを刺しても「コンピューター」内に
ドライブが表示されない案件です。



たまに正常に認識する事がありますが、
抜き刺しをするとまた表示されないなど、認識が不安定な状況です。



マザーボードに接続されているコネクタの位置を変えてみたり、
デバイスマネージャー上から一度ドライバを削除して、
再起動する事でドライバを再インストールさせたりしましたが、
やはり安定せず、認識できたり、できなかったりを繰り返しました。

kiji_002.jpg

デバイスマネージャーには正常に表示されているので、
故障はしていないものとして色々やってはいましたが、
試に、別の内蔵カードリーダーライターを取り付けてみたところ、
何事もなかったかのように正常に動作するようになりました。



以前にもやはりカードリーダーの動作がおかしくなり、
取り替えた経緯があります。



今回、詳細に調べたところ、メモリに異常がある事で
パソコンが安定しない症状が見つかりました。



メモリの不具合がカードリーダーライターの故障に
つながった可能性もあります。


もし、同じような不具合の方がいれば、
根本的な原因としてメモリの不具合を疑ってみるのも良いかもしれません。


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2013年06月28日

パソコンのファンの回転音がうるさ過ぎる原因

「ファンの回転音が大きい」「ファンの音が常にうるさい」という案件です。



ある外資系メーカーのパソコンで、
購入時からずっとファンの音が気になっていたそうです。



音を聴くとファンの異常というよりも、
冷やす為に必死にフル回転しているような状況でした。



ケースを開けて中を確認すると、
ホコリが付着しているという訳でもなく、
とても綺麗な状態です。




グリスに問題があるのではと
ヒートシンクを外したところ・・・



衝撃の原因でした。




仮止めの両面テープと思われる一部が
CPUとグリスの間に挟み込まれています。



グリスも塗りすぎでは?と思われる状況です。




グリスと両面テープを綺麗に拭き取り、
適正なグリス量を塗りつけたところ、
嘘のように静かになりました。



メーカーでの製造段階でなったものなのか、
その後の修理などでなったものかは分かりませんが、
考えられない不具合です。



今のパソコンはCPUの温度を感知して、
ファンの回転数をコントロールするものが多いのですが、
ファンの回転数が上がったままでも、
冷やす事ができずフル回転したままだったのです。




今回は特異な例ですが、グリスが劣化して同じような
不具合が起こる事が稀にあります。



ホコリを掃除しても回転数が下がらない場合は、
一度ヒートシンクを外して確認するのが
良いと思います。


また、ヒートシンクを一度外した場合は、
グリスを綺麗に拭き取り塗りなおす必要があります。


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