ある外資系メーカーのパソコンで、
購入時からずっとファンの音が気になっていたそうです。
音を聴くとファンの異常というよりも、
冷やす為に必死にフル回転しているような状況でした。
ケースを開けて中を確認すると、
ホコリが付着しているという訳でもなく、
とても綺麗な状態です。
グリスに問題があるのではと
ヒートシンクを外したところ・・・
衝撃の原因でした。
仮止めの両面テープと思われる一部が
CPUとグリスの間に挟み込まれています。
グリスも塗りすぎでは?と思われる状況です。
グリスと両面テープを綺麗に拭き取り、
適正なグリス量を塗りつけたところ、
嘘のように静かになりました。
メーカーでの製造段階でなったものなのか、
その後の修理などでなったものかは分かりませんが、
考えられない不具合です。
今のパソコンはCPUの温度を感知して、
ファンの回転数をコントロールするものが多いのですが、
ファンの回転数が上がったままでも、
冷やす事ができずフル回転したままだったのです。
今回は特異な例ですが、グリスが劣化して同じような
不具合が起こる事が稀にあります。
ホコリを掃除しても回転数が下がらない場合は、
一度ヒートシンクを外して確認するのが
良いと思います。
また、ヒートシンクを一度外した場合は、
グリスを綺麗に拭き取り塗りなおす必要があります。
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