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2024年02月19日

ウィンドウズアップデートができないエラー多発中

先日、メンテナンスを行っている会社のパソコンのウィンドウズアップデートを実行していると、半分以上のパソコンでエラーが出て更新ができませんでした。
そこで調べてみると、致命的な問題が原因で実行できないことが分かりました。

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1月の Windows Update 以降、何件も同じ問い合わせ・相談を受けました。

エラーの出る更新
KB5034441
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win_error003a.jpg




問題の原因と対策


それは、ウィンドウズインストール時に作成される「回復パーティション」にある程度の空き領域が無いと、更新が適用できない事で起こっていたのです。

更新ができる PC とできない PC が存在するのは、OS をインストールした時期により領域に差がある為でした。

win_error002a.jpg



この問題は、数年前にも起こっており、その時に大半のユーザーの解決策はOSの再インストール。つまりリカバリを行うという手段でした。

手動で行うことで解決したユーザーもいたようですが、手動で行った対策で新たな問題が発生して、結局リカバリをするハメになった方も少なくありませんでした。

今回も、手動で「回復パーティション」を拡張して対策する方法が記載されているのですが、かなり難解で手間のかかる作業になります。

もし、手順を間違うとデータの消失・起動不能になってしまうので、事前のデータのバックアップと慎重な作業が必要になります。

マイクロソフトのエラーについての説明は以下のとおりです。

------------------------------------------
この更新プログラムを正常にインストールするには、回復パーティションに 250 MB の空き領域が必要です。 回復パーティションに十分な空き領域がない場合、この更新は失敗します。
------------------------------------------

解決策の説明


------------------------------------------
このエラーを回避したり、このエラーから回復したりするには、手順に従ってパーティションのサイズを手動で変更して WinRE 更新プログラムをインストール してから、この更新プログラムをインストールしてみてください。
------------------------------------------

>実際の解決手順へのリンク


この対策にしても、問題点はいくつかあります。
それは、もともと搭載されているストレージのサイズが小さい場合、OS インストール領域を狭くしなければならないことです。

実際、持込をされた方のパソコンはストレージが SSDで 128GB しかありませんでした。そこへ色々なソフトを入れているので、空き領域が元々少ないのです。

また、250MB だけ増やしても解決できない場合があるようなのです。最低でも 500MB 増やすのが最善ではないかと判断しました。

さらに前にも述べていますように、データ損失・環境損失においてかなり危険を伴う作業なので、安易に「やりましょう」とは言えないのです。たとえ手順を間違えなくても、ストレージの状態によっては実行不能な状況があるからです。

十分に下準備をして行うとすれば、ストレージのクローンを作成して作業を行います。しかしながら、別の問題もあるのです。


それは、この問題が発生しているパソコンの OS が ほぼ Windows 10 であることにあります。 Windows 10 のサポート期間は、残り1年8ヵ月です。対策する料金をかけるくらいなら、買い替え時ではないかという判断です。

実際、サポートをしている会社へは案内で、今後パソコンに致命的な不具合が出た場合は、順次 Windws 11 PC への買い替えを推奨していた直後です。


2月のウィンドウズアップデートの経過観察


次回以降の更新がどうなるか気になっていたところ、問題の「セキュリティ更新プログラム」以外の「累積更新プログラム」やその他は正常にインストールすることができました。

このことは、Windows 10 を使う上での不具合は発生しにくいが、ウイルスやマルウェアといった脅威には脆弱になってゆくという事です。


3つの解決策


メンテナンスを行っている会社のパソコンを何台もこのまま放置する事はできません。
解決までの猶予は2〜3ヵ月と考えています。

そのために、以下の3つの解決策提案を考えました。


@ 順次、パソコンの買い替えを行う

A リカバリを行い、Windows 10 もしくは Windows 11 をインストールする

B 回復領域を拡張して更新を実行できるようにする


二番はパソコンによっては、Windows 11 にできるものであれば、アップグレードしてやれば良いと考えます。しかし、私のメンテナンスを行っている会社のパソコンは、11 にアップグレードできないもののみです。

また、解決策ではないので、上記に含めませんでしたが、第四案としては「経過観察」というものです。個人であれば、選択としてはアリだと思います。

いつも以上に慎重に考えていれば、問題が起こっても、すぐに対処できるのではないかと考えます。実際、私が使っているパソコンは、ウイルスバスターを入れているので、セキュリティに問題があればブロックしてくれます。

個人の方はマイクロソフトの以後の対応を待ちながら、経過観察し、買い替え・リカバリを検討するという選択が一番多いのではないかと思います。


現在、領域拡張テスト・他対策について調整中です。
記事にできましたら、追加させて頂きたいと思います。
posted by エコ8 at 10:54| エラー関連
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