今回は、ブルースクリーン(ブルーバック)になってからの持ち込みではありません。リカバリをかけたら無線が使えなくなったという事で持ち込まれました。また、少し時間がかかるのでお預かりで対応する事になりました。
デバイスマネージャを確認すると無線のドライバが入っていない事が判明しましので、ドライバを入れる為にウィンドウズアップデートを行いました。自動で対応のドライバがインストールされ、無線が無事使えるようになりました。
問題はここからです。ウィンドウズアップデートがまだ残っていた為、最後まで進めてやることにしました。
そして再起動したところ、ここでブルースクリーンが出て立ち上がらなくなってしまったのです。セーフモードでもやはり立ち上がりません。
A problem has been detected and windows has been shut down to〜
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STOP: 0x0000007B (0x80603BA0,0xC0000034,0x00000000)
原因を色々調べた結果、ハードディスクのAHCIドライバが更新されてしまった事が引き金ではないかと思い、BIOSでIDEモードに変更してみることにしました。そうするとウソのように起動するようになりました。(※このPCではIDEモードの表示が[ATA]になっております。)
行った手順は以下のとおりです
[F2]キーを押しながら立ち上げBIOS画面へ
「Flash Cache Module」を選びOffにします。
次に「SATA Operation」を選び「ATA」へ変更。
「SAVE&EXIT」
お客様が取りに来られるまでの間にもっと原因を探ることにしました。最新のAHCIドライバを入手して更新してやれば直るのではないかと見当を付けましたが、引き取りまでに時間が残されていません。ハマってしまった場合、約束の時間にお渡しができなくなってしまいます。
そこで、事情を説明し、どうするか判断を仰ぐことに致しました。幸いな事に32bitOSなので、「IDEモードであってもさほど影響が無いだろうな」という気持ちもありました。
お客様が取りに来られ、事情を説明したところ、「早くパソコンを使う用事があるので、それほど影響が無いのであればそのままで良い」と、おっしゃいました。
そもそも「無線がつながらない」という問題解決依頼なのに、違う方向へ行ってしまいそうでした。本来の依頼からズレそうな時は、ご依頼主に報告して判断を仰ぐ事も大切だと再認識させられました。
ちなみに私の認識では32bit環境でAHCIをIDEに切り替えると、10%程ハードディスクのスペックが下がるという認識です。ただ、自分の環境でベンチマークを計ったときは、まったく差が確認できなかったのですが・・・。
もし、もう少し預かって作業ができた場合にやろうとした事は、現在のAHCIドライバを削除⇒再起動で初期のものを自動で再インストール。という作業と、
対応していそうな「ahci driver」を探してきて入れてみる。という作業です。
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