門別海岸でアメマス: ホラー好きのフライマン

2014年06月04日

門別海岸でアメマス

　　札幌が３０度を越える猛暑の中、「できるだけ涼しいところで釣りをしよう」ということで、日高のサクラマス釣りを敢行した。目的地は５月１３日に挑戦した日高門別漁港。１３日には港内で確認できたサクラマスは４０センチ１匹だけだったが、直近の情報では５０センチ級のサクラマスとアメマスが数本あがっているとのこと。
　　着いたのが１０時前と、時間的にはかなり経過している。札幌と比べて、気温は低いとはいうものの２０度を越えている。また、引き潮で波がほとんどなく、小魚の泳ぐ姿がはっきりと確認できる。
　こうした条件のもとで、港内のルアー釣りを開始した。時折、港内ではそれほど大きくないライズが発生したが、陽が高まるとともにそれもなくなった。朝早くか夕方にかけてでなくれば難しくなってきているようだ。
　
　　１時間ほどして隣の門別川海岸に移った。河口では３組ほど投げ釣りを行っていた。狙いは真ガレイかタカノハだろう。河口海岸は、岸から２０メートルほど先の水深が４０～５０センチとやや遠浅で、１０メートルほどで立ちこんでの釣りとなった。初めに３０グラムのジグミノーをセットして遠投。風がないので思いのほか遠くまで飛ぶ。次にミノーであたりを探るが追ってくる気配がない。
　　３度目に交換した２０グラムのメタルジグにようやくあたりがきた。岸から６０メートル、立ちこんでいる位置から５０メートルほど先だ。後退しながら引きずって砂浜にあげたのは、狙いのサクラマスではなく４０センチほどのアメマス。４月２３日に積丹川の河口海岸であげたアメマスと比べて２回りほど小さいものの、引き具合は変らなかった。
　俄然サクラマスへの期待が高まったが、時間はすでに昼の１２時。全くの凪状態となり、時折見られたボイルやライズもなくなった。
　
　　門別での釣りはここで終了して、次に向かったのは苫小牧東港の一本防波堤。某釣り新聞で「サクラマスが好調だ」という記事に乗せられて行くことにした。現地に着くと、４組が投げ釣りを行なっていたがいずれも釣果がない模様。また、ルアー釣りを行う人が防波堤先端に見えるが、それ以外のルアー釣りは見当たらない。
海は門別と代わらず波が全くなく、近場の海底がはっきりと見える。ジグミノーを遠投して様子を探ったが、追っかけてくる気配はない。時間と海の状況を考えると厳しい条件だ。ちなみに、苫小牧東港の火力発電所のフェンス前は、浚渫工事で立ち入り禁止となっていて当分釣りはできない。

　写真左は、門別川河口海岸でメタルジグにきたアメマス。右は河口海岸の景観