2015年08月28日
漁川最上流部に遡行
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厳しい環境に小魚だけが棲息
私のブログでは、これまで何度も昨年9月の豪雨による河川の氾濫と、その後遺症を取り上げてきた。中でも厚別川、真駒内川、漁川の札幌圏の各河川は、未だ傷跡が癒えていない。
そのうちのひとつ、漁川には今年に入って2回ほど釣行した。恵庭湖に流れ出る下流域では、支流のラルマナイ川を含めて恵庭湖から遡上したと思われる、うぐいぐらいしか姿を見ていない。
漁川の最上流部は、漁岳や恵庭岳、空沼岳の登山道となっている。その漁川上流のランドマークとなっている滝・F2について、「5メートル近くあった滝の釜の底は土砂で埋まり浅くなっていた。
何よりも、釜の底にあれだけ群れていた岩魚がいなくなった」との、登山者のブログ。
最上流がそのような状況ならば、その下流も影響は免れない。それを確かめるために、8月27日に漁川の最上流部を目指した。下流・中流域の被害は分かっているが、最上流域はどうなっているのか、魚は棲息しているだろうかなど興味は募る。
午前9時に、堰堤が連続して構築された国道上流から入渓、F2に向けて遡行を開始した。国道付近の堰堤はしっかりと機能しているが、上流に構築された堰堤は土砂で埋まり、決壊して役割を果たしていない堰堤も見られた。
大雨の前には、樹木で覆われていた河原が上流から押し流されてきた岩で削られ、丸裸状態となっていた。その流れに竿を出してみるが、落ち込みや流れ出し、肩などの好ポイントなのに魚の反応はない。
入渓から1キロほどの地点で滑床が現れた。その上流はゴルジュ状態だが、水位が浅く遡行に支障はない。そして、再び岩で構成される平坦な流れが現れる。「なぜこんな場所で」という、流れの強まったポイントで、ようやくドライフライに反応する魚が現れた。しかし、小さすぎて針がかりしない。
魚の種類は判別できなかったが、棲息していることを確認できてホットする。この上流でもポツリポツリと反応が出てきたが、いずれも針をくわえることの出来ないサイズ。この小魚は川の氾濫からどう逃げ切ったのだろうか。
遡行開始から3時間が経過。直線距離にしたら2キロほどだろう。険しい岩場の遡行と次々に現れるポイントに竿指して、多くの時間を使った。そしてようやくランドマークのF2が現れた。滝は思っていたよりも小さく、釜も浅くて底に群れていたという岩魚の姿は見ることができなかった。
無理をすれば、この滝を越えてさらに上流に行けそう。滝の上流は川が2本の流れとなって、漁岳や空沼岳に縦走できるという。ただ、当初の計画はここまで。さらに遡行する準備も出来ていない。諦めてここから折り返した。
その途中の淵で、ようやくドライフライに小さな岩魚がヒット。顔を見せてくれただけでも、ここまでの遡行が報われた気持ちとなった。
写真@:国道側の決壊した堰堤から入渓。F2を目指して遡行をはじめる、同A:途中にはゴルジュ状態の谷底も、同B:現れた漁川のランドマーク・F2、同C:帰りしなの淵でヒットした岩魚。下は、youtubeに「漁川最上流部に遡行」として投稿した動画
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