2015年08月01日
白老河川釣行「毛敷生川」
やまめの回復を確認
ほぼ1年ぶりに毛敷生川を訪ねた。本来の目的地はブウベツ川、その後はウヨロ川への釣行を計画していた。しかし、ブウベツ川では虻の大群に襲われ、竿も出さずに逃げるように後にした。
ブウベツ川と似た形相のウヨロ川も、同じ状況ではないのかという疑心から、ウヨロ川に近い毛敷生川に変更した。敷生川の選択肢も無かったわけではない。昨年9月末の敷生川の釣行では、大雨の後遺症か全く魚の顔を見ることができなかった、というトラウマが残り、何度か入渓したことのある毛敷生川にした。
毛敷生川は、本流の敷生川との出合いから1キロメートルほどの区間、流れの緩やかなトロ場となっている。本格的な釣場は、白老滑空場横の林道に沿って延びる、約3キロ先上流の堰堤までの区間。
この間の川相は、所々に滑床のある大岩、小岩で構成された山岳渓流。今は使われていない、鉄橋の上流にある第1、第2の堰堤までの区間は、2〜3メートルの巨石の間を流れる本格的な山岳渓流だ。
この毛敷生川も、昨年7月の釣行と比べて川相の変化が見られた。それは9月の大雨の後遺症と思われ、川に沿って上流に延びる林道の一部は、川の氾濫で50メートルほど先まで削り取られ、通行が出来なくなっていた。ただ川岸には、流木の寄せ集まった気配はないことから、被害はそれほど大きくはなかったのだろう。
今回は、その削り取られた林道から入渓、鉄橋までの約500メートルの区間を遡行した。鉄橋から上流はゴーロ状態で、遡行するにも体力が必要なことから、一旦脱渓することにした。
川にはほとんど淵やプールがなく、早瀬と平瀬、流れ出し、カタといった山岳渓流らしいポイントが続く。昨年は、10センチ足らずのやまめとアメマスしか釣れなかった。今回は小さな魚を避けるために、#10のメイフライを使用。そのフライにのっけから小さな魚が反応するが、くわえることができない。
やはり、前回と同じように小型の魚はいるが、大きな魚の気配がしない。鉄橋までの釣果はゼロ。そろそろ脱渓という橋の下で、ようやく15センチほどのやまめがヒット、坊主だけは免れた。
ここから林道を経由して、1キロ先にある堰堤まで行くことにした。堰堤には多くの釣人が入っているようで、ペットボトルやタバコの吸殻などのゴミが残されていた。落ち込みで作られる淵には魚の気配がなく、魚道を辿ってさらに上流に向かう。
その500メートル先にも堰堤が見える。渓相は下流よりも穏やかで遡行しやすい。その早瀬の中から、先ほどと同じようなサイズのやまめが。2番目の魚道のある堰堤の上流でもやまめがヒットしたが、岩魚やアメマスの姿は見えない。
地図上では、第2の堰堤から500メートル先で支流・フジ川が流れ込んで二股になる。横を走る林道も、この堰堤の上にあるゲートが一般車両の通行を阻む。しかし作業のためか、今回ゲートは空けられたままになっていた。上流の様子を見るために車で1キロほど走ると、魚道のない小さな堰堤が現れた。どうやら毛敷生川の本流らしい。「ここには岩魚がいるのだろうか」竿を出したい気持ちを抑えて帰路についた。
今回の毛敷生川を第1回目として、これからも「白老河川釣行」を動画に記録して取り上げていく。釣果よりも、渓相や釣行の雰囲気を優先したいと思っている。
尚、釣場所名の表記に関して、環境保全や安全上の問題がある場合を除き、そのまま明らかにします。それに対しての、個人的な利害に伴う批判のコメントは、切がないので受け付けません。ご了承ください。
写真@:昨年の大雨で削り取られた林道。50メートル先にある道路に続いていた、同A:魚道が設置されている堰堤。ここから上流でもやまめの姿が見られた、同B:フライにきた15センチほどのやまめ。上流には、尺を越す岩魚が棲息しているというが・・・・・
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