放送大学で『金融と社会』という講義が放送されている。「第8回 バブル期における銀行・金融市場・日本銀行」ではバブル経済について説明があり大変興味深く学んだ。
参考:金融と社会(’20)
https://www.wakaba.ouj.ac.jp/kyoumu/syllabus/PU02060200211/display.do?taglib.html.TOKEN=null
過去のバブルの歴史として以下の4つの説明があった。
オランダ「チューリップ熱」1637年2月
参考:【オランダ】チューリップの歴史とチューリップマニア
https://plusdutch.com/blog/tulpenmanie/
イギリス「南海泡沫事件」1720年
参考:南海泡沫事件: バブル経済の語源となった近世イギリスの株式バブルを振り返る
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/3199
アメリカ「大恐慌」1929年10月24日
参考:世界大恐慌をわかりやすく紹介!原因と影響、各国の対応について簡単解説
https://rekisiru.com/10671
ジャパン「バブル崩壊」1991年
参考:バブル経済と平成不況
http://rekishi-memo.net/showajidai/bubble.html
「南海泡沫事件」については知らなかったので、政府主催のネズミ講手法に関しては呆れるばかりだ。講義の中でバブル共通現象4点の説明があり妙に既視感がある。
バブルに見られる共通現象
1)発生のきっかけに正当な理由
2)新しい物や仕組み
3)投機的な参加者によって本格化[レバレジ]
4)次々と新しい参加者
日本のバブル崩壊に関して、日銀が金融引き締めを検討していたところに1987年10月19日「ブラックマンデー」が発生しその機会を逸してしまったと説明があった。
参考:ブラックマンデー(暗黒の月曜日)とは?原因やアメリカ・日本への影響
https://minnkane.com/news/4659
講義では扱われていないがバブル経済に関連しては2000年の「ドットコムバブル崩壊」と「2008年9月15日リーマン・ブラザーズ倒産」も忘れられない。
参考:リーマンショックをわかりやすく解説 – 原因や影響を10分で簡単に説明 –
https://vicryptopix.com/financial-cricis/
今週の日経平均の上昇やアメリカ株価の動きを見ていると「歴史は繰り返す」という言葉が実感として伝わってくる。シャボン玉を膨らませる息の様に金余りは何時までバブルを膨らませ続けられるのだろうか?