東京国立博物館で開催の150周年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が12/18(日)まで会期延長となった。「12月13日(火)〜12月15日(木)入館分」が22/12/07(水)12:00受付開始ということで転売ヤー相手に勝てる気がしないものの先に「オンラインチケット販売」ページを開いておき時報と同時にページを更新した。
「現在、お申込みが集中しているため受付を一時休止しています。しばらくたってから、再度アクセスしていただきますようお願い致します。」と表示されたのでこのまま売り切れかと思ったが1分待って再更新したら購入ページの受付待ちカウントが表示された。
120秒後に購入可能となったので12/14(水)9:30を選択して急いで必要事項を入力して購入した。12:05に「チケットご購入確認メール」が届いたので本当に無事購入できた。諦めていただけに夢みたいで嬉しい!
今回追加された購入待ち行列処理のお陰だろうか?もしかすると転売ヤーは12/11(日)終了ということで既に仕事納めしていたのかもしれない。
1974年開催の「モナ・リザ展」以来48年ぶりの東京国立博物館なので正面にある本館に入ってしまい、間違いに気づいて平成館に着いたのは10:10だった。会場内は写真撮影禁止だが、「第3章 新たな博物館へ」出口直前の「金剛力士立像」2体と「見返り美人図(複製)」は撮影可能で人気コーナーとなっていた。
入口最初の展示物【絵画】が「洛中洛外図屏風[舟木本]」で、その細かな描写を見ようと混雑していた。NHK BS4K『国宝へようこそ(2)』「洛中洛外図屏風」を観ていたので [上杉本]だと思ってテレビで解説されていた個所を探したのに見つからなかったのは[舟木本]だったからと帰宅してから気づいた。あとでNHK BS4K『見たことのない文化財』「洛中洛外図屏風 舟木本」で復習することにしよう。(^_^;;
【書跡】はシミやカビで汚いボロボロの紙が多く、私では国宝と分からずただのゴミとして捨ててしまいそうだ。他のコーナーにあった絵布も穴が開いてボロボロでゴミにしか見えない。1,300年も前の物と聞いて納得の古さだ。(^_^;;
それは【法隆寺献納宝物】の青銅器等も同様で由来を知らなければただの錆びて穴の開いたさじやなべで即廃品回収行きだ。地鎮祭で埋めたという「寺鎮壇具」は単なる廃棄物にしか見えない物も多い。
その点【刀剣】は鎌倉時代以降の物が多く手入れが行き届いており刃文は美しく、一般的な美術品とは異なる怪しい魅力を感じる。これはBS4Kでは分からない現物の迫力だ。
教科書等でおなじみの「遮光器土器」「埴輪 挂甲の武人」「扁平銅鐸」「麗子微笑」の現物を見られたのも成果の一つだ。一部でネタにされている「麗子微笑」のお嬢さんは猫の様に丸まっているのかな?
会場は文化財劣化防止で暗めで、特に【刀剣】は刃文を見せるため暗く解説文を読むのに苦労する。視力が衰えているからパネルに近づかないといけないし、オペラグラスが必要だった。(^_^;;
2時間強で見終わり満足したが、出品が時系列でも文化変遷でもないから知的な混乱を感じる特別展だった。さて残り時間でどこを見学しようか。