2019年05月20日
【速報版】19/05/19(日)も『アナログオーディオフェア2019』で5つのデモを試聴してきた
19/05/19(日)も「『アナログオーディオフェア2019』見学に秋葉原・損保会館2F,3F,4F,5Fへ行ってきた。2日目は10:00〜18:00開催なので早めに家を出たが会館前に到着したのは10時過ぎだった。
今夜も速報版として試聴したブースを簡単にレポートしたい。
19/05/19(日)10:30〜11:30 406ヤマハミュージックジャパン:「ターンテーブルGT-5000を聴く」
昨年末の発売予定から1年遅れてやっと今年の11月に発売になる。価格は税別60万円でダストカバーはオプションとなる。フラグシップHiFi5000シリーズでは頑固な設計者達が各コンポーネントの性能を最大限に発揮出来る様協力したのがトピックだと語っていた。
19/05/19(日)12:00〜13:00 502テクニクス:「SL-1000Rを聴く」三浦孝仁氏
三浦氏はSP-10Rの導入を計画しており友人にキャビネットの製作を依頼したら重量80キロ幅60センチと言う大きな試作機が来たので再設計中との話を披露した。
19/05/19(日)13:30〜15:00 504:オーロラサウンド「ギターミュージックを聴く」田中伊佐資氏
レコードコレクターの田中氏がブルースギタリストでもあるオーディオメーカー社長が好みそうなギターミュージックのアナログレコードを掛けまくりフォノイコライザーVIDA primaを手に入れようとする試聴会が行われていた。
田中氏はMMカートリッジの音が好みと話し、昨今MCカートリッジしか新製品が出ないのは交換針の金型を用意する必要が無いといった製造上の都合もあるからと語っていた。
19/05/19(日)15:05〜15:50 503デノン:「DP-1300MKIIを聴く」
新製品DP-400の試聴ののちロングセラーDP-1300MKIIでアナログディスクを試聴した。ユーザーから上位モデルの発売要望を受けているが現在のデノンの開発陣にアナログプレーヤーを設計出来る人材がおらず、最近の入門モデルは定年退職したベテラン社員に嘱託として設計してもらっている、といったオーディオメーカーの厳しい内情を聞くことが出来た。
19/05/19(日)16:00〜17:30 302イベント:「藤田恵美ライヴ&トークショー」MC林正儀
前半ギター演奏による『カモミール・カラーズ』収録楽曲のライヴがあり、後半トークショーが行われた。待機列は階段1階まで続き会場には100名以上が集まった。
藤田さんからの質問で挙手して1950年代、1960年代生まれが8割近くを占め、1970年代が1割、1940年代と1980年代生まれがそれぞれ5〜6名ほどいた。さすがに1930年代は0名だった。オーディオブームを体験してきたマニアの同窓会と言えるようなイベントだった。
アルバムの楽曲はアナログ2インチ24トラック磁気テープで録音し、DAコンバートしミックスダウンを行ったとのこと。用意したテープの接着剤が劣化していて使えず、代替品を探すのに苦労したとか、8年前に比べアナログ録音出来るスタジオやエンジニアがいなくなっており次回作の収録がどうなるか心配と言った話が聞けた。
昨今のアナログブームでメーカーは磁気テープの再生産を行ってくれるのではないかと話していたが、材料となる高品質な磁性体もないらしいから難しいのではないだろうか?
他には「101アスカ」のマグネシウム製アナログレコードアクセサリーや「506住宅環境設備」の楽器をスピーカーに変えるアダプターといった興味深い製品も出品されていた。