12回予定の「aVACホームシアター大商談会2013ウインター」詳細レポートの第3回目は「11/23(土) 13:30〜14:25 ROOM5:シュートアウト 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用プロジェクターは入口からEPSON EH-TW8200、SONY VPL-HW50ES、VPL-VW500ES、JVC DLA-X700Rの順に設置されていた。プレーヤーはOPPO BDP-150JPとパナソニックDMR-BZT9600だ。案の定部屋奥の4Kプロジェクター前に人が集まっていたが、2Kプロジェクターをしっかり比較視聴している人達もいた。
視聴ソフトは次の9本だ。
1)『カサブランカ』モノクロ映画の表現力を観る
2)『2001年宇宙の旅』コントラストを観る
3)『エデンの東』色のりを観る
4)『イースターパレード』
5)『赤い靴』
6)『サウンド・オブ・ミュージック』解像感を観る
7)『山猫』
8)『華麗なるギャツビー(2013)』
9)『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
私にとって初の4Kプロジェクター直接対決だ。この機会にVPL-VW500ESとDLA-X700Rをじっくり見比べることにした。
1)コントラスト:X700Rの圧勝。黒帯の黒さ、星の数と、差が縮まるどころか開いた感じだ。
2)4K解像感:リアル4Kと疑似4Kの違いはあるが映される画は互角に見えた。
3)色彩:X700R が優勢なもののVW500ESも頑張っており差は殆どなかった。最新のデジタルシネマはVW500ESが、フィルム映画はX700Rと相性が良い様だ。
4)切り替え:試作機で長めのディレイが入っているのか映像切り替えはX700Rが一番遅かった。
勝敗は完成度の高さが光るX700Rの勝利と、パネルの差が画質の差ではないと思い知らされる結果だ。リアル4KのVW500ESの実力がこの程度なのかと思うと同時に、今年は小型筐体とコストダウンにリソースを割いた結果なので来年の後継機では一矢を報いるのではないかと予想している。
価格差にもよるが、今年買うならX700R、来年まで待てるならVW500ESの後継機が良いと判断した。あと色域の差がどの程度映像に出るのかX500RとVW500ESの比較視聴がしたかった。
一方2Kと4Kプロジェクターを一緒に映すのはちょっと可哀想な気がするほど解像感に大きな差があった。2Kの画は甘くボケている様に見えてしまう。三菱が今年は新製品を出さなかった理由も分かるような気がする。もっともそれ以外の色彩やコントラストはそれほど大きな差はないのでコストパフォーマンスは良いと言える。
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