まさかと急いで開けてみるとNHKエンタープライズ制作の「4Kマスターブルーレイディスクサンプラー珠玉の自然映像集」が入っていた。5/17(金)応募開始で先着100名にモニタープレゼントだったが、2カ月経とうと言うのに音沙汰なしなのでてっきり間に合わなかったのかと思っていた。
5/15(水)の記事に取り上げた時は、日付が5/17(金)に変わったらすぐに応募しようと思っていたのに、そのことをすっかり忘れて寝てしまい、朝6時に起きてすぐ応募したが完全に出遅れたものと思っていた。それだけに嬉しい当選だ。
本誌の方は通勤電車内でじっくり読むこととして「回答期限:8月末まで」のアンケートに答えるべく早速観てみた。
まずはディスクの仕様だが1920×1080i Full HDは当然として、音声は2.0chステレオだが「ドルビーTrueHD・アドバンスド96kアップサンプリング」を採用している。全編BGMとして音楽が流れていたが、音が良いと思った理由が分かり納得だ。
<収録内容>は下記5本のコンテンツを22分間収録している。
■60i撮影映像 1)日本の里山 2)桜 3)日本の空撮
■24P撮影映像 4)滝 5)ボルネオ
パッケージには織り込み4ページの解説書が付いているが、文章は麻倉先生が担当している。見どころも説明しているが何故か「日本の空撮」が無い。用語解説は「HiVi」編集部の監修だ。
当選者アンケートが同封されており14問を回答する義務があるのだが、Q.2の「所有DVD枚数」や「所有BD枚数」は適当に押入れに積んであったりアマゾン段ボール箱の中に詰めて積んであったりするから把握していないし、枚数を数えるのが大変なのだが。(苦笑)
Q.3の「1か月購入BD枚数」は平均5枚位だろうか。
Q.5から肝心のサンプラーに関しての質問となる。Q5「満足度」は2回観て 1)日本の里山:4 2)桜:3 3)日本の空撮:4 4)滝:4 5)ボルネオ:3 というところだ。
Q.6「評価の理由」は次の通りだ。
1)日本の里山:昆虫達の動きや雨に濡れた紫陽花、水田に映る太陽等観るべき点は多い。
2)桜:遠景の桜は解像度が低いと汚らしい映像になりがちだが、その点問題なく美しさを堪能出来る。夜桜も美しい。
3)日本の空撮:大雪の降った早朝に撮影したと思われる空からの見る日本の風景はまるで水墨画のよう。白とモノクロで描かれた風景が新鮮で大変面白い。モニターの階調性が問われそうな画だ。
4)滝:滝の水飛沫と川の流れが涼しく、滝周辺の植物の緑も美しい。これは現場の生音を5.1chで収録して欲しかった。
5)ボルネオ:オランウータンといった類人猿が映っており、その仕草を見ているだけで微笑ましい。
Q.7「お気づきの点」は、メニューはシンプルながら1)オール 2)シングル 3) 60iオール 4) 24Pオール とニーズを満たしており文句ない。
Q.8「4KマスターBD購入意欲」はこのサンプラーを観てしまったら「2.購入したい」と思う。
Q.9「理由」は「この美しさを自分のホームシアターで楽しみたいから」となる。実際DLA-X3でも4Kマスターの情報量の多さを感じられる映像なので、DLA-X75RやVPL-VW1000ESで観たらもっと凄い映像を見せてくれるのだろうと思う。シャープICC PURIOS LC-60HQ10で観たらまるで窓から外の景色を見ているのかと勘違いしそうな気がする。
自然映像集で一見地味で面白みが無いサンプラーだが、何度も見直している内に4K映像の滋養がじんわりと染み出てくる、そんなディスクだ。これを堪能しようと4Kプロジェクターや4Kディスプレイが欲しくなるというハードの販促に役立ちそうな、ある意味AV Phileには取扱注意の危険物だ。(笑)
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