その中に北米版「Clannad: Complete Collection [Blu-ray]」があった。日本版「CLANNAD Blu-ray Box (2010)」の定価62,580円には手を出す気にはならないが、こちらは6,500円と大変おサイフに優しい価格だ。
カスタマーレビューを読んで仕様や品質に問題ないことを確認して購入してみた。今日2/16(土)に届いたので早速開封してみた。ディスクとパッケージに傷は無く良品だ。
ケースは通常のブルーレイアマレーケースにディスク3枚収納と大変コンパクトで他に何も同梱されていない。確かにピクチャーレーベルは発色が悪く「カラーインクジェットプリンターで1枚1枚印刷しました」と言われたら信じてしまいそうだ。(苦笑)
ディスクの仕様は以下の通り。
VIDEO:1080p HD 16x9 24P収録
AUDIO:DTS HD Master Audio 5.1ch English/Japanese
Languages:English/Japanese with English Subtitles
各ディスクの収録内容は以下の通りで全24話が3枚に収録されている。
DISC1: episode 1-9
Special features:Clean Opening Animation,Clean Closing Animation
Also Availables on Blu-ray from Sentai Filemworks:「マルドゥック・スクランブル 圧縮」「亡念のザムド」「CANAAN」「閃光のナイトレイド」のPV
DISC2: episode 10-18
DISC3: episode 19-23,OVA
3枚とも一通りチャプターを飛ばしてディスク再生不良が無いことを確認した。1枚に9話収録なので画質が気になるところだが100インチで観て十分高画質。音質も問題ない。
5.1chサラウンドは拍手とか歓声の上がるシーンでやっとリアを生かすといった控えめなもの。まあ元がTV用ステレオ音源なので仕方ないがお馴染みの名曲がサラウンドで流れるだけでも聴く価値はある。(笑)
英語吹き替えで観てみたがよくぞ声質の似ている俳優を探してきたと感心する程違和感がない。春原陽平、春原芽衣、伊吹風子と言ったアニメ声優ならではのキャラクターもその個性的な声で英語を話している。(笑) ディズニーアニメは各国の吹き替え版製作に相当な手間とコストを掛けていると聞くが、この作品も名キャスティングだ。
私は大した英語力はないが、聞いていると日本語の台詞通りの意味になっているようだし、英語的な言い回しも使われているから実に自然な英会話になっている。口の動きも不思議な程合っている。Subtitle script & Timings: Janice Williamsとクレジットされているが、英語版の脚本を書いた人は日本語と英語に精通しているだけではなく日本のアニメにも造詣が深いのだろうと思わされる仕事内容だ。
必死に英会話を聴きとろうとするものだから作品への没入感が日本語より深くなると言う思いがけない効果もある。こうなると英語字幕が無いことが残念だ。「とんかつ」「ゴールデンウィーク」「発声練習」等英語圏では分からないと思われる言葉には左上に英語で注訳が入るので勉強になる。
OP/EDには英語訳(奇数話)と日本語ローマ字(偶数話)字幕が交互に入る。「だんご大家族」は”Big Dango family”なのかと色々発見があって実に面白い。
日本語英語字幕で観てみると「影二つ」が流れるシーンでは1)歌詞英訳 2)歌詞ローマ字 3)台詞 と字幕が3つも表示されて画面上が大変なことになる。(笑)
唯一の不満は予告の後に毎回日本語版と英語版のスタッフロールが90秒ほど流れること。せっかく次のエピソードを観たいと気持ちが盛り上がっているところに水を差され冷めてしまう。(苦笑)
最後に”This story is a work of fiction. Any resemblance to actual people, groups, etc. is entirely coincidental.”というお約束の免責事項も入っている。
この内容でこの低価格。日本のアニメBDは高過ぎると実感させられる。よく高価な理由として市場が日本だけで本数が出ないからと言われているが、実際北米でも販売されているのだからディスクの共通化等コスト削減の企業努力を考えて欲しいと思う。
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