7月開始のアニメの中で最終回を迎え予想外に面白かった3作品をレビューしたい。
最初は『夏雪ランデブー』でレディースコミック原作のアニメ化だが亡くなった夫が執着地縛霊となって花屋に住み着いているという設定に意外性があり、三角関係の三者三様の想いから目が離せなくなった。切ないラブストーリーだが最終回は泣かせるのではなく爽やかに終わって少し驚いた。
2本目の『人類は衰退しました』第1〜2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」を観たときには首なし裸チキンが走り回っているシュールな絵と設定の分からなさに退いたものの3話以降からそのダークさと毒にやられて毎週放送が楽しみになった。時系列に放送してくれればもっと理解し易く楽しめただろうにと思う。
こうなったらBDを買って時系列順に見直すしかないかも…と思いつつ、光の明暗の描き方が直線的な記号調になっていることが気になって仕方ない。(苦笑)
まずはOP曲nano.RIPEの『リアルワールド(初回限定盤)(DVD付)』とED曲の伊藤真澄『ユメのなかノわたしのユメ』は買い妖精さんワールドを楽しんでいる。(笑)
最後の『恋と選挙とチョコレート』はよくあるハーレム萌えアニメに学園選挙というエッセンスを加えた作品と思い観ていたが、萌え要素は抑え目で選挙活動を通し主人公大島 裕樹(おおじま ゆうき)が成長していくのが心地よく最後までストーリー展開を楽しんだ。どう選挙を戦い、勝つために票を集めるのかといった戦術的な要素も良いスパイスになっていた。
今回この記事を書く動機になったのがSecret 特務員の扇橋香奈(おうぎばし かな)が撮影した治安部と生徒会総務部癒着の証拠写真の行方だ。本当なら「第1話 廃部!」見直したいところだがHDDの空きを作るため観終わり即削除してしまったのでそれは叶わない。以降記憶で書いていくので勘違いがあるかもしれない。その時のご指摘はお手柔らかにお願いします。
香奈は車に撥ねられデジタル一眼レフカメラのメモリーカードは何者かに抜き取られてしまう。ところが意識を取り戻した香奈はデータがまだある様なことを言う。ここで私は、デジイチならダブルスロット仕様だから先に1枚自分で抜いてどこかに隠していた、と予想した。ところが正解はデジイチ撮影と同時にWi-Fiで自分のスマホにデータをコピーしており、そのスマホにはパスワードを掛けてあったので気付かれず無事だったと言う話だ。
さすがスパイ活動女子はデジタルガジェットに強い!と感心すると同時に疑問が湧いた。Wi-Fi内蔵デジタル一眼レフカメラはキヤノンEOS 6Dが初で12月上旬発売予定だ。となるとオプションでワイヤレスモバイルアダプターやワイヤレスファイルトランスミッターを付けていたのか。だがアニメではカメラ端子にそんなオプションが付いているように見えなかった。
となるとWi-Fi内蔵メモリーカード「Eye-Fi Pro X2」等を使っていたことになる。この場合犯人が盗んだメモリーカードを確認した際にEye-Fi製と気付き画像ファイルがスマホにコピーされていた可能性があると気付き見逃すとは思えない。
どちらにしろデジイチばかりに気を取られカメラ内蔵スマホを見逃す犯人のマヌケさに助けられたという話だ。香奈もスマホへのコピーだけで安心せずスマホのデータ接続(3G回線)を使いクラウド上へアップロードしておかないと毛利 夜雲(もうり やくも)に「まだまだだね。」と言われてしまうだろう。(笑)
そういえばカメラマンがコスプレイヤーさんにiPadで見せていたのは「Eye-Fi」で飛ばした今撮ったばかりの写真だったのかと今更ながら気付いたりする。(汗)
残念ながらBDに焼いただけでまったく観る時間が取れないので番外だが『TARI TARI』はワンフェスで生の2人バージョン「心の旋律」と5人バージョン「潮風のハーモニー」に感動しただけに期待している。『ミュージックアルバム〜歌ったり、奏でたり〜』のdisk2にはその(#2ED Ver.)と(5人Ver.)が収録されていてライヴには敵わないものの、あの時の感動が蘇りお勧めだ。
【関連リンク】
『アイファイ』
http://eyefi.co.jp/
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