8/22(水)で取り上げた通り11/23(金)に「アバター 3Dブルーレイ&DVDセット<2枚組>」が発売される。11/11/28(月)のレポートで本田雅一氏は「パナ盤は100インチ視聴を想定していますが、特別編は家庭用に視差角を調整しています。」と言っていた。本当に視差角が変わっているのか是非確認してみたい。
まずはプロジェクターと目、というより脳を3D視聴に慣らす為『タイタニック 3D』DISC2本編からタイタニック号沈没シーンを観る。台風17号の暴風雨で外はうるさいから気兼ねなく大音響で楽しめる。噂通り見事に3D化されていて驚いた。“書き割り”感が少なく自然な立体感が楽しめる。唯一気になるのは肩越しに相手の表情を映すシーンだ。元が2D映画だからこんな絵コンテを切ったのだろうが別に肩が飛び出してくる必要性はないので目障りだ。(苦笑)
さて十分プロジェクターと脳が温まったので『3D体験コンテンツ:ハイライト映像〜アバター』を観る。「ジェイク・サリーがイクラン(マウンテン・バンシー)を捕まえネイティリと一緒の飛行で上空から魂の木を見るシーン」までノーカットでたっぷりと収録されている。色々なAV機器のイベントでもお馴染みのシーンだ。
かなり立体感が強くなったというのが第一印象だ。そこでパナソニック盤『アバター3D』で同じシーンを観る。チャプター15後半から16前半に掛けてのシーンとなる。確かにパナ盤の方が3D効果は大人しいと感じる。それでも『タイタニック 3D』に比べるとこんなに飛び出し感があったのかと再確認する出来栄えだ。
もう一度『ハイライト映像〜アバター』そしてパナ盤と見比べてみる。やはり視差角はTV画面に用に調整されて立体感が強調されているようだ。もっともそう感じるのは最初のうちだけで観続けていると脳が慣れてしまい違いが分からなくなる。(苦笑)。今後のデモではこちらのバージョンが主流で使われることになりそうだ。
DISC3には他に「パロディ短編集」として
1)MTV:続編のアイディア
2)サタデー・ナント・ライブ:もうひとつのエンディング
3)30秒で分かる『タイタニック』:アニメダイジェスト
の3本が収録されている。
こんなパロディを収録してしまうジェームズ・キャメロン監督の懐の深さに感心してしまう。続編はまだしも「もうひとつのエンディング」は感動的なラストをぶち壊しているのだからよく許可したものだ。30秒アニメも気の抜けたBGMといいツッコみどころが多い。少なくとも本編を本気で楽しもうと思っている時には見てはいけない特典映像であることだけは間違いない。(笑)
【関連リンク】
『進化する「2D-3D変換」が3D映画の世界を変える』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20111201_494247.html
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