「まずバイワイヤリング対応スピーカーをバイアンプ接続で鳴らしてみましょう」
「次はデジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク機能をオンにして鳴らしてみましょう」
「いかがでしたか。違いはお分かりになったでしょうか」
7回予定の「aVACホームシアター大商談会2012サマー」詳細レポートの第2回目は「12:00〜13:00 ONKYO TX-NR818(B):堀切氏」だ。オンキヨーの最新AVアンプの音質に期待して立ち見で参加した。
機器構成は7.1ch対応AVレシーバー TX-NR818(B)、スピーカー JBL4319×4本、フロントハイトスピーカーJBL4312MII×2本、サブウーファーJBL L8400PBK、BDプレーヤー不明、三菱LVP-HC7800Dだ。
試聴曲は次の3曲だ。
1) (曲名不明)
2) 南博トリオ/Live at ARISTOHALLより(DSD1bit)
3) チャイコフスキー弦楽セレナード(ドルビーTrue HD)
堀切氏は「オンキヨーのAVアンプは音楽のネットワーク再生にも力を入れていて新モデルTX-NR818ではDSDとドルビー TrueHDに対応しました。e-onkyo musicで配信されている2曲を聴いてみましょう」と紹介した。
視聴ブルーレイの前半3作品は2Dで、後半2作品はメガネが貸し出されて3D上映を行った。
1)トゥルー・グリット:エピローグ
2)ブレードランナー:チャプター2
3)シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム:拷問シーン
4)センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 3D:水没からの脱出シーン
5)ジェフ・ベック ライヴ・アット・イリディウム〜レス・ポール・トリビュート(3D変換)
堀切氏は「トゥルー・グリットでは環境音とエピローグの様式美を味わって下さい。」
「秋には『ブレードランナー』音声リマスター版が出ます。」
「3D映画にはフロントハイトはmustです。画面に奥行き感が出ます。」と話しながら次々と上映して行った。
堀切氏は次の講演があり5分ほど早めにデモを終えて次のルームに向かった。
AVアンプが「バイアンプ接続対応」したら次はやっぱりこれでしょうという「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」機能を搭載したのは巧みなセールスポイントだ。一番後で立ち見していた私にはオン/オフ聴き比べは難問だった。(冷汗)
こうして詳細版を書きながら思い出そうとしていたが、「ブレードランナー」でフロントハイトの有無で確かにスピナーの移動音の位置関係が変わることを実感したことが印象に残っているものの、肝心の音質に関しては試聴位置が悪かったこともあり不満無く楽しんだことしか記憶に残っていない。(汗)
Apple LosslessだけではなくDSDとドルビー TrueHDに対応したのはLINN DS/DSMへの差別化となるだけではなくアップルを見習い垂直統合的なエコシステム構築を見据えているのだろう。DVD-Aの衰退の後サラウンド音楽ソフト発売が減少しているだけにe-onkyo musicの品揃えに期待したい。
【関連リンク】
『e-onkyo music』
http://music.e-onkyo.com/
『TX-NR818(B) 7.1ch対応AVレシーバー』
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/hometheater/txnr818/index.htm
『三菱LVP-HC7800D』
http://www.mitsubishielectric.co.jp/projector/home/products/lvp_hc7800d/index.html
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