1.アリストクラト訪問
スピーカー:TRIO+6BASSHORN avantgarde ドイツ製 1,890万円
ターンテーブル:ARTUS FMD Transrotor ドイツ製 約1,820万円(一式2,200万円)
スピーカー:KEF MUON KEF 英国製 1,995万円
が紹介されケーブル込みのセットで合計8,000万のシステムを聴いた。
視聴曲は次の2曲。
1)フルトヴェングラー ベートーヴェン交響曲第7番より第2楽章(モノラルLP)
KEF MUONについて森本氏は「ドイツの山に登った時に雲が追いかけてきたようにドイツ人の感性を感じる」と言い、加山氏は「分離が良い。澄んでいる」と評した。
TRIO+6BASSHORNについて森本氏は「高音が切ない。暗い情念が深いところにある」と評したところ、そんな彼を加山氏は「ちょっと変」と笑っていた。
2)イーグルス Hell Freezes Overより6. Hotel California
TRIO+6BASSHORNについて森本氏は「低域が弱いがツイーターがチャーミング」と語りKEF MUONは「ギターの音が安い。地べたを震わせる低域感がいい」と感動したところ加山氏は「彼の前でギターが弾けないな」とおどけていた。
2.オーディオ流行の歴史
日本オーディオ協会を訪ねて加山氏の芸能活動に合わせて製品紹介が行われた。
3.こだわりの電柱男
壁バッフルスピーカー:Klangfilm Eurodyn ドイツ製1960年頃
低域用アンプ:V69a Telefunken ドイツ製1956年
中域用アンプ:TL/12 LEAK イギリス製1949年
高域用アンプ:Z140 UHER ドイツ製1980年
Speaker/room calibration processor:HDP-3 オーストラリア製2008年
と真空管アンプに拘っている老人はマイ電柱を立ててしまった。「夜中の2時を過ぎると音が良くなる」という点に関しては加山森本両名とも意見が一致した。
4.伝説の真空管マスター
千葉県館山市のレストランコンコルドのオーナーが趣味で真空管アンプを自作して全国から来店があると紹介された。オーナーは「自分が聴きたいと思う音楽に対する執念が必要」と語っていた。
5.走るオーディオルーム
「ジャズタクシー」と一部で有名な個人タクシーが紹介された。トランクに真空管アンプ6BQ5 AB1PUSH PULL ロシア製(耐震管)を積み音に拘っている。予約観光案内のみの営業だそうだ。
6.スピーカーケーブル視聴
森本氏が「コードで浮かび上がる音が変わる」と言ったことに加山氏が「おかしい」と返したことでアリストクラトにてケーブル試聴が行われた。
スピーカー:Diamond Light Lumenwhite オーストラリア製 約1,312万円を使い「枯葉/イヴ・モンタン」を試聴した。
1)Evidence SP AET 約113万円(1ペア2.7m)を森本氏は「無音の瞬間の音が良い。歌が祈りになっている。(音が)きっちり出ている。」と評価すれば加山氏は「言葉に斜が掛からない」と認めた。
2)ODIN Nordost 400万円(1ペア4m)を加山氏は「喋りは変わらない。100万で十分」と判断したが森本氏は「口の響きがリアル。素晴らしい。買ってしまうかもしれない」と絶賛していた。
森本氏が「B級アンプのスイッチング歪」について説明したり「遺伝子に眠っている夢を揺り動かすからスイングと言うんだ」と語ったりするのを見て本当にマニアだと感心した。(笑)
歴史に関しては「2011年ネットワークオーディオ登場」と説明されこの分野の開拓者のリンを無視しているところはさすが”日本”オーディオ協会だと苦笑した。
「オーディオは一番小さなタイムマシン」と熱く語る森本氏を見て自分が何を求めてオーディオを趣味としているのか、ちゃんと音楽と対峙して聴いているのか反省してしまう番組だった。(汗)
【関連リンク】
『アリストクラト』
http://acrat.jp/
『アトリエde加山 オーディオと若大将』ゲスト:森本レオ
http://www.bsfuji.tv/top/pub/atelier.html
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image