「メガシティ大発光 空から見た東京夜景」も8K収録だが、夜間発光物を撮影した番組は8K/4K HDR収録の効果が分かり易く、視聴しているとその臨場感に見入ってしまう。
「青森ねぶた祭2015」もその期待を裏切らず8K/4K HDRの魅力を満喫出来る。しかも22.2ch音声を5.1ch化しての放送なので太鼓の低音とリアから聞こえる観光客の歓声が部屋を祭りの現場に変えてくれる。4Kなのに非可逆圧縮音声AACと完全に画質に音質が負けているが、しっかりミキシングされているのでなかなか聴き応えがある。
これを聴くと「紅白歌合戦」がリアルタイム放送で、音質を追い込めないのがもったいない。一度音声リミックス版紅白を観てみたいものだ。
ねぶたに立体感があり、3D映画の様に飛び出して見えるのは4Kの解像度だけではなく、影を巧みに描いた絵が立体的に見えるのを同じ原理で、HDRによる陰影のリアルさが影響しているのだろう。
ねぶたは色鮮やかで造形は美術品の様で見事な出来栄え。BT.2020の広色域の威力も実感出来て、本当にこの番組はBS4Kの魅力を伝える「東京夜景」と並ぶリファレンスと言える。
映画を観るには2時間枠を取らなくてはならないから休日までお預けになってしまうが、テレビ番組だと30分と簡単に時間が取れるので平日でも視聴出来る。BS4Kのお陰でVPL-VW255の稼働率は高まりそうだ。
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