P029:目指せ!3D−左右の広がり+前後の奥行き感を出すセッティング
付録CDは11トラック40:47ありその内容は次の通りだ。収録レベルは低めで-15.0dBまでボリュームを上げて聴いた。
[独奏で楽器位置のチェック]
1)スポットマイク
2)デッカツリー
トラック2から録音会場の「かながわアートホール」の響きの良さが聞き取れる。
[合奏で定位、奥行きのチェック]
3)スポットマイク
4)ワンポイント(近)
5)ワンポイント(遠)
6)デッカツリー
トラック4を聴くとワンポイントマイクでここまで良い雰囲気で音楽録音出来るのかと参考になる。トラック6はCD作成時のマイク配置とのことでお馴染みの音像が味わえる。
[大編成曲で定位チェック]
7)モーツアルト:交響曲第41番「ジュピター」第3楽章
8)プロコフィエフ:交響曲第5番第1楽章
定位と解像度が優れているS-1EXは交響曲も得意だ。頭の中で楽器の位置を想像しておいてオーケストラの配置図を見てその正誤を確認するのも面白い。8トラック後半でウッドブロックが2回鳴り響くのでその位置に注目だ。
[左右のつながりチェック]
9)教会の鐘と馬車(ウィーン)
10)SL追分構内入替9600
11)SL紅葉山駅発車D51
トラック9を聴くとウィーンの教会前で鐘を見上げている気分が味わえる。記載は無いが録音マイクの高さは1m前後と低めではないか。ハイヒールの音や馬の鼻息が迫力を伴い迫ってくる。
トラック10,11は機関車の移動音をしっかり捉えている。もう少し周囲の環境音が入っていれば季節や場所が分かり旅情が味わえるだろう。
P053:2011年のベスト5ディスク
11/11/07(月)のTIASレポートの試聴ディスクにあった「いすずかなえ:ときのまにまに」の正しいタイトル名が判明した。「井筒香奈江:時のまにまに」だった。やはり聞き間違えていた。(冷汗) ”いつづ”だと気付けば簡単に見つかった訳だ。村井裕弥先生と福田雅光先生がBEST5 DICKに選んでいる。
http://kanae-5.com/news.html
P30に「音像定位とは」と解説があり頭部伝達関数(HRTF)が説明されている。ヘッドフォンリスリニング派も今回のCDを聴いてスピーカー試聴に興味を持ってくれるのではないかと感じる良い企画だ。
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