会社でお付き合いのある保険代理店の店長が来社したので仕事の話が終わり雑談をしている時に質問してみた。
「火災保険に入っている人が、うっかり鍋の空焚きをして火事を起こしてしまい144楝が焼損したらどうなりますか?」
「重大な過失が無い限り保険金は出ます。寝タバコでもお金が出るので鍋の空焚きも同様でしょう。」
店長は若い時、1976年10月の山形県「酒田大火」現場へ被害状況を調べに行ったこともあるベテランだ。火災保険について色々と興味深い話を聞くことが出来たので簡単にまとめてみよう。
・保険会社には出火原因を調査する部署があり、疑わしい場合放火でないか調べる。放火にはタイマーを使うことが多いので、犯行は間違いなくばれてしまう。保険者が放火した場合、当然保険金は出ない。
・火災保険金の中には瓦礫撤去費用が含まれているのでお金に悩む必要は無い。
・自宅両隣の隣人には保険から10万円程度の見舞い金が出る。
・延焼で自宅が焼失した場合は、持ち主が入っている火災保険から保険金が支払われる。
・防火壁の家でも窓ガラスは炎の高熱で割れてしまい、そこから室内に燃え移ってしまう。ワイヤー入りの窓ガラスであれば割れ落ちないので延焼を免れる可能性が高い。
・延焼を免れて家が残ったとしても火に焙られたり放水を浴びたりしていると室内が痛んでおり住めなくなることがある。その場合でも建物が残っているので保険金は全額出ないことになる。
それにしても火事は怖い。財産も思い出の品も一瞬で失ってしまう。火の取り扱いに今一度注意したいと思う。
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