5回予定の「2011東京インターナショナルオーディオショウ」詳細レポートの第2回目は「15:00〜16:00 G602:エソテリック 三浦孝仁氏」だ。ハイエンドショウ秋で聴くことの出来なかったハイエンド セパレートプレーヤーシステムの音に期待して席に着いた。
機器構成はTANNOY KINGDOM ROYAL(ペア税込577.5万)+P-02(税込147万)+D-02(税込147万)+C-03(税込84万)+A-02(税込126万)+PS1500(税込63万)という新製品3台を含むラインナップだ。「エソテリックはワードシンク機能を付けたりとマニア心を理解している技術者が開発していてくれる数少ない会社です。」と褒めていた。
試聴曲は次の通り6曲。
1)SACD男性ボーカル:モーツアルトの曲(曲名聞き取れず)
2)CDジャニス・イアン:再会よりブレイキング・サイレンス
3)SACDカンターテ・ドミノよりChrist is born the Child Divine
「10曲目は教会で収録しており外の道を走る車のノイズも録音されていることで有名です。ここで外部クロックを使って聴き比べてみましょう」とG-0Rb(税込141.8万)を接続して176.4kHzルビジウム発振器に同期させて10曲目の冒頭を再生した。三浦氏は「この音の違いを私たち評論家はまるで天と地ほどの差があったかのように書いてオーディオ・ファイルの皆様を鼓舞する訳です」と言って笑いを取っていた。
4)SACD角田健一ビッグバンド:BIG BAND SOUND甦るビッグバンドステージ(赤盤)よりワーリー・バード
5)SHM-SACD田部京子, カルミナ四重奏団:シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》
6)CD手嶌葵:虹の歌集より虹
7)CDいすずかなえ:ときのまにまに より ウーマン
(注:マイナーレーベルのCDとの話だが検索しても見つからなかったの聞き間違えの可能性あり)
ティアックという会社の歴史とエソテリックというブランドの話や外部クロックの効果聴き比べ等非常に充実した講演だった。ここまでTANNOY KINGDOM ROYALを魅力的に鳴らしているのを聴いたこと無く足元のセッティングの追い込みやエソテリックの音との相性が良かったのだろう。低音の歯切れが良くスピード感のある音楽が楽しめた。
さて帰宅したら早速SACDカンターテ・ドミノ10曲目を-10dBのボリュームで聴いてみた。アカペラだからこそ出せる音量だ。(汗) さすがにG-0Rbで聴いた時の様に車の大きさやアクセルを踏んだタイミングまで分かるような解像度ではなかったものの、音像表現が得意なS-1EXだけにまるで我が家が幹線道路沿いに引っ越したのかと勘違いするような環境ノイズの臨場感を得られた。これだからオーディオは止められない!(笑)
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