1)トランスフォーマー ロストエイジ
「CH14:宇宙船からの脱出」ではケーブルを伝って脱出を計る3人の上を通る戦闘機の音の位置がはっきりと認識出来る。その後の摩天楼でのトランスフォーマー戦闘機同士の空中戦のシーンと続くが、期待したほど180度サラウンド空間を戦闘機が飛び回ることはなかった。
「CH20:巨大宇宙船の香港襲撃」では上空の巨大宇宙船の磁力により船舶や自動車が空中に吸い上げられるシーンに注目したが音が遠ざかるから効果はイマイチ。船舶等が降ってくるシーンは自動車で逃げ回っているためか明確に頭上から何かが降ってくると言った効果は薄く雰囲気だけになっているのが残念。
2)ジュピター
「CH3後半:フライングブーツによる小型戦闘機との空中戦」は途中で敵の戦闘機を奪い戦闘機同士の空中戦と『トランスフォーマー』に似たシーンが繰り広げられる。でもこの作品の方が180度サラウンド空間を戦闘機が飛び回りアトモスサラウンドが大変面白い。接客用デモディスクならこちらの方が良さそうだ。
3)アメリカン・スナイパー
「CH10:狙撃手を狙う狙撃手」のシーンを観た。メーカーデモでは銃弾が発射されたシーンで終わるのだが、その銃声で敵に気付かれ攻撃を受けるが砂嵐に紛れて脱出するシーンと続くことが分かった。アトモスサラウンドでは砂嵐に巻き込まれる音や銃撃戦で建物の上から下の敵を撃つシーン等アトモスならではの180度サラウンド空間が楽しめる後半の方がデモに最適と感じた。
折角なので『ゼロ・グラビティ』の別チャプターも観てみよう。
4)ゼロ・グラビティ
「CH10:神舟の大気圏突入」も前半は振動と騒音に包まれ脱出カプセルに搭乗している雰囲気を味わうことが出来る。後半は湖に沈んだカプセルから脱出する水中の音、岸に上がった時の虫の羽音等何気ない環境音がリアリティを感じさせてくれる。なるほどヤマハの開発者がアトモスのリファレンス作品と評する理由が分かった気がした。
こうして4作品を視聴してみると一般人でも経験したり想像し易かったりする音場をアトモスで再現している作品の評価が高い結果となった。SF作品の派手な戦闘シーンは音数が多過ぎて雰囲気を伝えるだけになっている様な気がする。
さて次はどの作品を買って視聴しようか…。
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