ハードはプロジェクターがエプソンEH-LS10000、スクリーンがスチュアート140インチ、AVアンプがRX-A3040とCX-A5000+MX-A5000、BDプレーヤーはパイオニアBDP-LX88に交換された。他は前回同様スピーカーキャバスJAVA×2本、CABRERA×1本、MINORCA×2本、サブウーファー ヤマハNS-SW1000だがフロントハイトとバックハイトにB&W CM1×4本が追加され9.1chというシステム構成だ。アトモスのデモは無くトップスピーカーUnisonic Plata AHT-40Rは使用しなかった。
視聴ディスクは以下の通り。「断頭台への行進」をリファレンス曲としてRX-A3040単体、プリRX-A3040+パワーMX-A5000、CX-A5000+MX-A5000の3種類の組み合わせで視聴した。
RX-A3040
1) 『「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ』から「断頭台への行進」
2) 『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』より漂流コンテナとの衝突シーン
RX-A3040(プリ部)+MX-A5000(パワーアンプ)
3) 『「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ』から「断頭台への行進」
4) 『9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜』
CX-A5000+MX-A5000
5) 『「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ』から「断頭台への行進」
6) 『鑑定士と顔のない依頼人』から「雷雨の中暴漢に襲われる」シーン
7) 『Million Dollar Piano /Elton John』から『Your Song』
この「幻想交響曲」は自宅で何度も観ているの比較には最適だ。まずRX-A3040とCabasse(キャバス)の組み合わせでSC-LX90+S-1EXに迫るスケール感のあるオーケストラサウンドを聴くことが出来るパフォーマンスの高さに驚いた。パワーMX-A5000となると力強さが増し、CX-A5000に交換すると音に深みが出る感じがする。セパレートの優位性、特にプリアンプの重要性を実感出来るデモだった。
AVアンプの内部はデジタルノイズまみれになることからDSP-Z11以上の音質を求めるにはセパレート化しかないとCX-A5000とMX-A5000が開発されたそうだ。『9<ナイン>』はこの時のリファレンスディスクとして使用していたと言う。
CX-A5000は開発時「SABRE32 Ultra DAC ES9016」の機能を使ったウルトラロージッターPLLモードを搭載する企画があったがコストアップに繋がると上司から反対されたそうだ。ところが開発者はこっそり搭載してしまいファームウェアアップデートで現在利用出来るようになっているとのこと。
ところが最も低ジッターのレベル3で視聴し始めたところ音飛びしてしまい結局レベル1での視聴となった。BDプレーヤーとの相性や再生ディスクの精度などレベル3はマニアックな設定になっていると説明があった。
アトモス音声でないソフトの試聴にはシネマDSPをお使い下さいとの説明だったがCX-A5000のアトモス、DTS:X対応の話はまったく出てこなかった。5年保証が付いていてもアップグレードしてもらえないのでは結局プリアンプは2年ほどで買替と言うAVアンプの困った現状を再認識させられた。
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