ハードはAVアンプDENON AVR-X7200WA、BDプレーヤーパイオニアBDP-LX88、プロジェクターEH-LS10000、スクリーン スチュアート140インチ、スピーカーB&W CM9 S2、CM Centre 2 S2、CM6 S2、サブウーファー ヤマハNS-SW1000、トップスピーカーUnisonic Plata AHT-40Rという5.1.4chシステム構成となる。
担当者から以下の様な話が聞けた。
AVアンプの開発は”ピュアvsヴァーチャル”の葛藤だった。それは”(2ch)ステレオvs(マルチチャンネル)サラウンド”と言い換えることが出来る。音質を追求したいがサラウンドでは音場補正をしなくてはならず、その落としどころが難しい。
BD登場でロスレス音声となり各社がハイエンドAVアンプを発売したのは、それが大きな転換点になると判断したからだ。今回アトモスに音場補正を任せられる様になったことも大きな転換点で、このタイミングでフラグシップモデルを発売出来るのはデノンが今日まで音質を追及してきたからだ。
DACを旭化成製に変更したのは多彩なモードとエネルギッシュな音を評価してとのことだ。今回DAC用に基盤を分けたのことで音質が向上した。DSPにはデカップリングコンデンサーを組み合せてノイズ対策を施している。デジタル回路用のスイッチング電源のノイズを可聴対域外に追いやったことで大きく音質が向上した。
カスタムモードでバイアンプ設定等が可能だがコストが掛かる機能なのでフラグシップモデルにしか搭載していない。UHD-BDに採用予定のHDCP2.2、HDR、BT.2020に対応し、DTS:X対応予定と今一番安心して買えるフラグシップモデルだ。
試聴曲は以下の1曲
1) The Rose/ベット・ミドラー(2ch/5.1.4ch比較試聴)
視聴ディスクは以下の通り。「ジュピター」はフライングブーツと言うアイテムの使い方と戦闘時のサラウンドが大変面白かった。
1)ATMOS:ゼロ・グラビティ
2)ATMOS:ジュピター
3)キングダム・オブ・ヘブン
4)ATMOS:ミュータント・タートルズ
5)ロック・オブ・エイジズ
確かにこの夏AVアンプを買う必要に迫られているのであればAVR-X7200WAを選ぶだろうが、どうせならあと5ヶ月待ってDTS:XとUHD-BD対応モデルが各社から発売された時点で悩みたいところ。まったくこの夏商戦は微妙なタイミングすぎる。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image