今回は、あるSNSでの投稿を基に
ロシアンルーレット社会の闇と
それとの付き合い方について語ります。
まず、ロシアンルーレット社会とは
どういうものでしょうか。
人生一寸先は闇、入った企業がブラック
だったり、ブラックでなくても上司ガチャ
に失敗すればキャリアが詰んでしまう。
日本は、一旦ドロップアウトした人間には
際限なく冷たいもの。これを滑り台社会と
言う人が居ます。
心身を損ね、長期間就労できないでいると
社会はブラック人材のレッテルを貼って
来ます。
もはやこれは滑り台なんて生易しいもの
ではなく、もはやロシアンルーレット。
誰にでも降りかかる可能性がある。
そんなロシアンルーレット社会の狭間で
生きていくには、自分の努力だけでは
どうしようもない要素もあるのです。
どんな優秀な人であっても、ドロップ
アウトする可能性がある。
以下はSNSの投稿です。
直近の前職、他の役所で公務員を
していた頃の話です。
当時いた部署では2人1組で仕事を
していたのですが、私はOさんという
再任用のおじさんとコンビを組んでいました。
彼は驚くほど仕事をやりたがらない方で、
常に「出来ない」「やらない」理由を
探している人でした。
そんなOさんの口癖は、
「この仕事は、現役のことにやらなかった
もんだから、私には分かりませんよ」
といったところです。
なんと、当時1年目だった私に殆どの仕事を
押しつけ、毎日さっさと定時で帰っていました。
誰からも仕事を教えてもらえず、マニュアル&
前例と格闘したのは、今では良い思い出です。
さてさて、では、Oさんは若い頃から
ずっとそうだったのでしょうか?
聞くところによると、若い頃のOさんは、
財務畑のエースとしてバリバリ活躍していた。
一橋大学法学部を殆ど首席で卒業し、
その役所にはトップ入庁しています。
4カ国語も使いこなせる向学心の塊でした。
しかし、あるとき、激務部署での
パワハラでポッキリ折れてしまい、
そんな風になっちゃったとか。
それを知ってから、「望むと望まないとに
関わらず、消極的に存在せざるを得ない
生き方」
といった観念のことを私は、「Oさん」と
呼んでいます。
人間は、誰の心の中にも小さい「Oさん」が
いると、私はそう思いますよ。
それが大きいか小さいかなんです。
人の「Oさん」を嗤(わら)う人は、
いつか誰かに自らの「Oさん」を嗤われる
ことが想像出来てない。といったものでした。
なぜ僕がこれを引用したかと言えば、
前職で気持ちを折られ、不本意な形で
警備員にならざるを得なかった人がいる。
かくいう僕もそうでした。前出のOさん
のように、優秀なわけではありません
でしたが。
前職をドロップアウトし、警備業に就業
するのは、恥でもなんでもありません。
世間の偏見があるだけです。
誰だって気持ちを折られれば、消極的に
存在せざるを得ない生き方にシフトして
いくもの。それのどこが悪いのか。
心無い人は、楽な仕事ばかりしやがって
なんて言ってくるでしょう。それなら
僕は東京で死ねばよかったのか。
脱線してすみません。詳しくはカテゴリ
「番外編〜僕が警備員をはじめた理由」を
どうぞ。
警備はあくまでも通過点で、自分の野望を
実現する手段と言う人は、本ブログの主旨
に合わないので来ないでしょう。
一方警備で仲間に恵まれ、天職と思うなら
続けるのも、やぶさかではありません。
僕のように、警備業界で一旦認められても
業界の在り方が嫌になってしまったら、
別の「居場所」を見つけましょう。
本ブログの主旨は、警備員から転職しようが
そうでなかろうが、緩く生き延びることに
あります。転職は居場所を見つける手段です。
この乱世ともいえる世の中では、生き延びた
人間が最後に笑う、と僕は観ています。
警備でも生き延びることに資すれば利用する。
そうでなければ、別の手段を使って生き延びる。
皆さん、世間の常識に囚われず緩く生き延び
ましょう。勝ち負けの二元論で、人間の価値が
決まる時代は終わりになりつつあります。
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